午後の実践発表では,面白い題材の授業実践を聞く事ができた。
京都の若い男性教師の実践である。
「動き出せ名画!」という6年生の題材。
小学校5・6年生(下)教科書に「名画の中に入ってみたら」という題材がある。
私は実践した事はないのだが、同じサークル仲間の北ちゃんが指導した
子どもの作品を見せてもらった事はある。
立体化する事で、距離感や物体の大きさ、絵に表れていない部分も
絵を見つめ直して想像し、付け加えていくという学習である。
そのときも仲間と題材研究をする時、小型カメラ等で名画立体の中に潜入すると、
さらに名画の中に入る気分を味わえるということを話し合ったのを覚えている。

さて、今回報告された題材は、その「名画の中に入ってみたら」をさらに一歩進め、立体化した名画の一部を,仕組みを使って動かしてみようという画期的な題材。
ミレーの「落ち穂拾い」や、ドガの「踊り子」など数々の名画の一部が丁寧なクランクやカムでうまく動くように工夫されていた。
動画資料で見せていただき、その面白さは一目瞭然だった。
また、学校全体で工作に取り組んでいる事、
図工を通して学校づくりを進めるという校長先生の話し等
授業だけでない話を聞かせてもらえた事も収穫だった。

名画制作を
○動く仕組みのクランク題材と関連させるのか、
○これまで学んだ工作技能の発展とするのか
で、また学習の進め方や構想は変わってくる。
初めてするならば、仕組みをクランク等に固定した方がよいが、
実践者の学校は系統的な工作能力育成や一度クランクの学習をしていた
ことを考えると、この方は、さらに多様な仕組みを駆使した(選択でも)
作品づくりに取り組めそうである。
私等は、クランクへの取り組みが多少壁に当たっている気がしていたので、
これはいい実践を紹介してもらったという気がしている。
動く名画は一度試してみたい題材である。ただし、
・なぜ名画を動かすのか(鑑賞と表現をつなげる意味)
・どこをどのように動かしたいのか(関心・意欲と発想・構想力の育成)
・どうやって動かすのか(身につける創造的技能)
・さらにできた作品をどうするのか(さらに鑑賞への発展)
を事前に綿密に検討しなければならない。
実践報告が終わって発表者に挨拶をした所,映像データをいただいた。
参考作品として使えるのでありがたい。
ぜひ画像(映像)を紹介したい所だが、他校の児童作品であり
許可もないので残念だが見せられない。
いずれ自分で実践して紹介したいと思う。
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