カテゴリ:4年図工授業( 201 )

音を感じて5「モスクワの広場」

鑑賞「音を感じて」の3つ目(最終作品)は
「モスクワの広場」(カンディンスキー)
きょうかしょ1Pに大きく掲載されている作品
c0052304_06491054.jpg
完全な抽象画ではないとはいえ、子どもにとっては
具体性が少なく何を描いているか考えづらい作品ではある。
しかし前の2枚で、形や色から音が想像できることを体験的に学んだ子どもたちは
想像力を膨らませて、いろいろな音を思い浮かべる。そして対話をする。
「ここって光みたいだよね。ほら色が薄くなってる」
「ピカーン」
「黒い鳥がいるよ。」
「カラスかな。だったらカアカアだよね。」
「これ人間?そんな形してる」
「男と女?ピンクのスカート履いてない?」
「デートしてるかも。」
「じゃあ笑ってるよきっと。ウフフ・・・とか」
「町みたい。ビルかな。」
「二人の下にあるのは川?白いのは水?あわ?」
「青と赤があるのは川じゃないよね。道かな」
「これは雲の上の町かも」
「どこかに国にこんな建物があった・・えっとえっと」
c0052304_06514764.jpg
c0052304_06521987.jpg
c0052304_06544102.jpg


作品名を教える 「モスクワの広場」
「あ〜」の声
でもそれは知識豊富な子ども。多くは何の呼び名かわからない。
だから「モスクワ」の写真を見せる。
「あ!」の声。町の写真に、絵の中にあった建物があったのだ。

作家名を教える 「カンディンスキー」
「言いにくいな〜」の声。繰り返すが正確には言えない。
ロシア人であることを言うと、また、「あ〜」
わかってるのかな?
代表的な抽象画を見せると、「定規みたいだ!」「宇宙だ」

振り返って鑑賞の授業は終了。



[PR]
by saibikan | 2017-11-16 06:53 | 4年図工授業 | Trackback | Comments(0)

音を感じて4「漣」の鑑賞

4年図画工作 「音を感じて」の鑑賞
「華々」の後に、テレビで「漣」を提示する。

これも教科書の中に紹介されている作品である。
ここで「漣」について解説しておく。

 種類  絹本着色(157×184cm)1932年 
 作家  福田平八郎

 リンクしておくので絵を詳しく見たい場合は上の作品名をクリック

華々に比べたら、そう簡単にはわからないかもと思ったが、
多くの子ども達から、水に関する自然の音が聞こえて来ていることから、
作者が表しているものに近いイメージは持ったよう。
サー スー ジャバーン ジャリジャリ フー ザーザー
(海 川 砂浜 波 など。中には風の音が聞こえるという者も)
青い色や細い線、波打つ線からやはりそのようなものを感じると。
近付いて絵をみたいという子どもも現れた。
2つのクラスの実践で似たような反応だった。
作品は紙でも印刷し、板書用に使った。

作品名は漣(さざなみ)と教えた時、イメージできない子どももいた。
そこで、静かな波の映像(音入り)で見せると、「あ〜」と思わず声が出た。
c0052304_05361695.png
これは時間をあまり取らなかった。
それはこの鑑賞の時間のメインが最後のもう一枚だからだった。
その作品は、カンディンスキーの作品(続く)

[PR]
by saibikan | 2017-11-14 05:40 | 4年図工授業 | Trackback | Comments(0)

音を感じて3「華々」の鑑賞

「華々」(吹田文明)を最初に鑑賞をしたのは隣の学級の子ども達である。担任にお願いして授業をさせてもらった。「音を感じて」と言う題材の導入で使った。
c0052304_07255190.jpg
10分程度の予定だったが、子ども達からどんどん意見が出て、予定の倍近く時間がかかった。でもこの時、子どもは「自分が音を感じているのは、絵の形や色からなんだな」ということを学んだ。部分から聞こえたり、全体から感じたりするということに気づいていく。そして人によって感じ方は違うんだ、違っていいんだと言うことに、安心感を覚えていく。

このクラスで出た意見から、多くの子どもには「花火」と見えていることがわかる。感じる音やその根拠(形・色)を出し合った後に「この絵は何を表しているんだろう?」と私が問うたら「祭り」「花火大会」と答えが返ってきた。それはある子どもが「下に描いているのが人っぽい」と発言して「ああ、ほんとだ!」と反応があり、この絵が花火一つの絵と言うより、人々が賑わう場を表現していると思ったのだ。そう思って見ていると、本当に花火が打ち上がり、鮮やかな色の華が広がり、どーんと音がすると同時に「おお〜」と声が聞こえてきそうである。

これが木版画で表されている。素晴らしい作品。のちに教科書を開いてこの作品が載っていることを確認し、作品名や作家名も目にするのだが、やはり黒板にきちんとそれらも明記するべきだったと言うのが反省である。自分の学級の授業でもそこは足らなかった。しかし、初めての題材の授業は楽しいものだった。
c0052304_06540908.jpg

[PR]
by saibikan | 2017-11-12 06:59 | 4年図工授業 | Trackback | Comments(0)

音を感じて2 華々

4年図画工作教科書の「音を感じて」のページに行くつかの美術作品がある。
その中の一つ「華々」(吹田文明)という木版画を題材にした。
シンプルで美しく子供の興味を引きわかりやすいと感じたから。
音を想像しやすいだろうと。

さて、皆さんは、どういう音が聞こえるだろうか?
どの部分から聞こえるだろうか?
c0052304_06431059.png

(この作品については、知人の元美術館学芸員の方の計らいで、作家の方に連絡をしていただき、使用の許可を得ました。感謝の意を込めてここでも紹介します。心より感謝します。)


[PR]
by saibikan | 2017-11-11 06:44 | 4年図工授業 | Trackback | Comments(0)

音を感じて1 小4図画工作

小学校4年図画工作の表紙の裏に「音を感じて」というページがある。
様々な美術作品が掲載されている。
その中から3つの作品を選び、鑑賞教材として取り上げ、授業を行った。
それに合わせて教材を作った。
iBooksAuthorを使ってみた。
1ページ目は、純粋に「音」に関心を抱かせるページ。作品は全く出てこない。



絵の写真は載せられるか検討中です。

c0052304_20001424.jpg


[PR]
by saibikan | 2017-10-29 20:02 | 4年図工授業 | Trackback | Comments(0)

トントンつないで 作品編

図工4年 トントンつないで 作品スライドショー

キット教材を使っているので、アイデア的には物足らないと感じる方もいらっしゃるでしょう。限られた枠の中で子ども達が精一杯考え表現し、楽しんだ作品群です。
 
   ↓上の画面をクリック

作品公開については、4月の時点で、各家庭にお願いをし了承済みです。


[PR]
by saibikan | 2017-07-09 23:22 | 4年図工授業 | Trackback | Comments(0)

制作の過程を鑑賞すること

製作の途中段階でも作品を掲示しておくと、互いに見合う。これも一つの鑑賞だろう。
もちろん、視点を持って見ること、共通してそのような場を与えないと、学習活動の一つとはなり得ないが、作りながら作品を見るという習慣をつけるのは良いことだ。
c0052304_15345872.jpg
さて、「製作の過程を鑑賞」は、小学校学習指導要領解説書図画工作編に以下のように述べてある。

*学習指導要領解説 図画工作編
3・4学年の目標と内容 の 2内容B鑑賞 

(1) 身近にある作品などを鑑賞する活動を通して,次の事項を指導する。

 ア 自分たちの作品や身近な美術作品や製作の過程などを鑑賞して,よさや面白さを感じ取ること。
 イ 感じたことや思ったことを話したり,友人と話し合ったりするなどして,いろいろな表し方や材料による感じの違いなどが分かること。



アについては、さらに以下のように述べられている。

 「自分たちの作品や身近な美術作品や製作の過程など」は,身近にある作品などのことであり,児童の関心の広がりに対応した対象を示している。「自分たちの作品」は,前学年同様,自分や友人の作品や材料などのことである。「身近な美術作品」は,表現に関連がある作品や日用品,伝統的な玩具,地域の美術館の作品など,生活の中で児童が身近に感じられるもののことである。

「製作の過程」とは,自分たちの表現の過程,人が体全体でものをつくっている姿など,そこに人々の工夫やアイデアなどが込められている様子のことである。「よさや面白さを感じ取る」とは,対象を他者と共有できるよさとしてとらえたり,自分なりに面白いと思ったりすることを示している。児童は,対象を自分の見方や感じ方でとらえ,そこに新しい意味を発見することを通して,生活の中で生きて働く鑑賞の能力を伸ばすことになる。

そして、次のようなことも。

また,造形活動の際に児童が身近な材料を手にとって眺める,製作途中の作品をじっと見て材料を取り換えるなどは,表現と鑑賞が自然に進められている姿である。このような姿を取り上げたり,振り返らせたりしながら学習を充実させることも大切である。


ただし、平成29年3月31日に公示された、新しい「小学校学習指導要領 比較対照表」では、上の緑色の「鑑賞の内容」の部分は、若干変更されている。以下が新しい文章である。何が違うか考えてみよう。


(1)鑑賞の活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 身近にある作品などを鑑賞する活動を通して,自分たちの作品や身近   な美術作品,製作の過程などの造形的なよさや面白さ,表したいこと,   いろいろな表し方などについて,感じ取ったり考えたりし,自分の見方や感じ方を広げること。



[PR]
by saibikan | 2017-07-09 14:46 | 4年図工授業 | Trackback | Comments(0)

トントンつないで 鑑賞編

4年図工「トントンつないで」6時間目 鑑賞会

久しぶりに、全員の作品発表会スタイルで。
コの字型で作品を前に置き、一人一人が起立して自分の作品を持ち、
どんな作品名なのか、工夫したことなどを告げる。

それほど大きな作品ではないから、細かいところは見えない。
でも心配ない。発表をし終わったら、全員席を立って近づいて見にいくから。
c0052304_14293309.jpeg
それにね、作成途中から互いによく見ていた。対話をしながら作品をよく紹介しあっていた。
それと、制作途中段階でも廊下に置いていたからね、その時から友達の作品はよく見ている。






[PR]
by saibikan | 2017-07-09 14:10 | 4年図工授業 | Trackback | Comments(0)

トントンつないで 着色編

4年図工 トントンつないで 4・5時間目

早い者はすでに4時間目から着色に入った。
これがまた楽しそうである。

今回はノコギリや金槌の使い方を目当てにしているので
色はなくてもOKと言ったが、みんなやはり着色はしたいらしい。

デザイン的な楽しさが加わり、完成に向かう。
どの子どもも嬉しそうだ。
c0052304_07491542.jpeg

[PR]
by saibikan | 2017-07-09 07:44 | 4年図工授業 | Trackback | Comments(0)

トントンつないで 制作編

4年図工 【トントンつないで 】34時間目

完成に向けて、カナヅチ中心の製作

木片をつなぐ紙バンドを小さな釘で打ち付け
動きを見ながら作っていくのがこの題材のミソ
c0052304_07593270.jpeg
だから制作途中の子どもの様子をしっかり見ることが大事なんだな
対話をすることも

彼らの思考が手のひらや指先に現れている





[PR]
by saibikan | 2017-07-02 06:51 | 4年図工授業 | Trackback | Comments(0)


アートな授業作りに臨む日々。ICT活用や美術館活用、問題解決学習。思考力と心。基本はアナログ。ADE・ランナー・小学校教師Kanのblog。


by saibikan

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

カテゴリ

全体
キッズゲルニカ制作編
キッズゲルニカ発信編
アートマイルプロジェクト
6年海外交流ArtMile図工・総合
5年図工美術家連携プロジェクト
5年総合BOBURAドリームP
6年図工授業
5年図工授業
4年図工授業
1.2年図工授業
3年図工授業
ソーラン節
魔法プロジェクト(特別支援教育&ICT)
図工総合関連(竹ちゃん学習)
図工国語関連(やまなし)
図工サークル
図工室経営・図工美術論
図工美術全国大会/InSEA
図工美術熊本県大会2014
版画会・県市図美研・図工研発
造形展・子美術展・児美教室
美術作品・美術館・地域美術
学級づくり
総合的学習・生活科・地域
国語授業
社会授業
算数授業
理科授業
体育授業
道徳授業
外国語授業
音楽・ミュージック
自然・科学
動物(Lee/Chiro/Rufi)
スポーツ
学校行事・その他学校
情報教育(マイタウンマップ)
情報教育(ICT/情報研/JAET))
Future未来問題解決プログラム
情報(社会・news/blog/HP)
情報(番組・メディア・映画)
Macintosh
日常・旅・まち・料理
校内研究
プロフィール
我が家のアート
学習指導要領・教育施策
変わりゆく駅周辺
教師

環境エコ
I love N.Y.
教務の仕事
霧プロ
ゆげっこ同窓会
Family
小説
理科授業
熊本地震
未分類

LINK(excite以外)

ブログパーツ

お気に入りブログ

おおはしわあるど=ブログ=
図工だいすき子ども美術展
美術な目
■ 創生地 ■ そろそろ...
美術と自然と教育と
図工準備室
Hawaiian Br...
れれれさるの『学級日誌』
写真は口ほどにモノを言う 
図工室から ―図画工作の現場―
ぱれっとぺーじ
はーと&はーと 
尻別川の畔より/K9 F...
falmouth
図画工作・美術教育の大切...
“色といろいろ日記”
うつわのココロよ。
Heavenly Blue
つくること みること か...
のんびり徒然なるまま
smilecircle
街を美術館にしよう! ま...
図工大好き橋本ゼミin函館

最新の記事

音を感じて5「モスクワの広場」
at 2017-11-16 06:53
音を感じて4「漣」の鑑賞
at 2017-11-14 05:40
「情報モラルの授業」のバイブル
at 2017-11-12 20:15
音を感じて3「華々」の鑑賞
at 2017-11-12 06:59
音を感じて2 華々
at 2017-11-11 06:44

最新のコメント

毛皮のコウディーさん、コ..
by saibikan at 22:14
彩美館のブログ主様初めま..
by 毛皮のコウディー at 16:37
カギコメ様 了解です。..
by saibikan at 21:11
カギコメ様 コメントあ..
by saibikan at 21:09
Y様 こちらこそ、..
by saibikan at 17:18
「全員でゴール」たしかに..
by saibikan at 08:15
新年度、私も同じところか..
by ゆい at 08:56
西尾さんにここまで丁寧に..
by 村上 at 17:30
いじめを受けたことがある..
by saibikan at 14:02
どういたしまして。うれし..
by saibikan at 04:31

以前の記事

2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 01月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月
2004年 10月
2004年 09月
2003年 06月

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

教育・学校
先生

画像一覧