カテゴリ:社会授業( 10 )

使える!国土地理院電子地図

珍しく社会科の記事。
今回は授業で、ぜひ活用したいコンテンツを紹介する。


中心線、グリッド線、広域図などが使え、表示場所をクリックで移動できる。
写真、地図とも表示でき、過去の災害の記録情報も表示できるものがある
(例えば御嶽山噴火の写真など)。

3Dでも表示でき、回転や拡大・縮小なども可能である。
そしてなんと3Dプリンターがあれば立体としてつくることもできるのである。

これは私たちの地域を3Dで表示したものである。
子どもたちは俯瞰的にわが町を見つめ、視野が広がるだろう。

私は4年担任だ。電子地図が、目の前の子どもたちにとってどのような活用法があるかを
もっと考えてみたい。
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                                             (写真の出典:国土地理院ホームページ から)




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by saibikan | 2015-04-19 09:41 | 社会授業 | Trackback | Comments(0)

水産業の変化について調べよう

5年社会  水産業

課題 資料をもとに、日本の水産業の変化を見つけよう

教科書のこのページの資料は、グラフと地図のみ。
写真がなく、課題も前時のように具体的でない。
子どもの興味・関心もあまり高くないと考えられる。

さて、どうするか。

いつでも本年度の学校の研究を念頭に据えている。
かかわり合いー資料の活用ー特別支援教育の視点・・・

1 資料読み取りの基礎学習

まず、課題に入る前に、
「今日は資料としてグラフを使うよ。グラフの読み方知ってるかな?」

中学年での既習事項、算数におけるグラフの読み方を数分で押さえて確認。
棒グラフ3年、折れ線グラフ4年。理解していて当然のこと。
しかし、分かってない子どもが一人でもいる可能性があるときはすべき。
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縦軸、横軸が何を表しているか見ること。
横軸が時間的流れの時は、変化を見ることができること。
上に上がっていけば増加、下の下がっていけば減少と変化を見ることができるのがグラフ。


2 課題と1資料を提示し、グラフの一部を予想。

「資料をもとに、日本の水産業の変化を見つけよう。」
「最初に見てほしいのはこのグラフ。」

教科書にある資料の3つの漁業名を消したもの。
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標題と、折れ線グラフ4つが同時に表されていることを確認。
黒板に提示し、子どもには手元に。

3つの漁業名は前の日の学習の中で出てきた3つ。
   
     遠洋・沖合・沿岸

すると、子どもは変化に気をつけながら予想しだす。

「この途中までぐんと増えてる漁業はどれかな?急に下がってるのは変だけど。」
「青色はだいぶ減ってるよ。何漁業だろう?」
「これが遠洋かな?」

「とにかくカンでもいいから、あてはめてごらん。」

書き始めたが、首をひねっている子どもが・・・
「先生、○○君はきのう休んでたから、どの漁業がどんなのか知らないよ。」
「きのうのテレビもう一回見ようよ。」

そのつもりだったことを、子ども側から出してくれた。

「そうだね。休んでいた人のことを考えてやるなんて優しいね。
 すべてじゃないけど、この3つの漁業に関係あるところ。
 きっと今、みんながやってることにも役立つよ」

NHK for school 社会のトビラ 日本の漁業 
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の中の5分間を再視聴。

休んでいた子どもは、各漁業の違いを知ることができた。
ある子どもは番組の中の説明を聞き逃さず(「○○漁業が日本で水揚げ量が多い」)、
「あ。今のヒントだ!」と自分の予想に生かしていた。

その後教科書で確認してみる。

青=遠洋
紫=沖合
緑=沿岸

3 資料「水産業の変化」の折れ線グラフを見ながら、課題について調べ、
  班で話し合い、全体で発表。
 「4人班で話し合って、気付いたことを最低2つずつは発表しよう。」

・遠洋漁業が昔は一番魚が捕れていたのに、今では最低。
・沖合漁業は1985年ごろはとても多かったのに、急に減りだしている。
・沿岸漁業はあまり変化がない。
・全体的にどの漁業も生産高が減っている。
・養しょく業だけが増えてきている。

4 気付きについて、他の資料を見ながら深く、全体で考える。

「なぜ漁業の生産高が減ったのだろう?」
     →「このグラブを見ると働く人が減っています。」
      「昨日のテレビで日本人は魚を食べる人が減っていると言っていた。」
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「遠洋漁業が減ってきたわけや、沿岸漁業も一時はかなり増えたのに急に減りだしたことに関係ある資料を探してみよう」
    →「200海里!」「何?200海里って?」「ここに載ってるよ」
 
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 子どもには200海里の理解は難しかったよう。ただ地図を見て、日本の漁場と他国の200海里水域が重なってることにあれ?と思った子どももいた。時間の関係上詳しくは学べなかったが、興味ある子どもにはさらに調べてみるよう伝えた。

    「沿岸漁業はこんなに増えたのにどんどん減ってるのはどうしてかな?」
    「魚が捕れなくなったのかな?」
    「養しょくに変えたのかも。」
    「養しょくって何?」

子どもの疑問的つぶやきはまだまだあったが、時間の関係上、終了。
日本の漁業が、勢いがあった時代から、厳しい時代にになってきた現状は何となく把握し、
養しょく業への課題意識が高まって終わった感じ。


 この日の感想に、いつも集中力をかく支援の必要な子どもが
「今日の社会は分かりやすくて楽しかった。」
と書いたのを見て、ちょっぴりうれしくなった。

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このような資料も役立ちます。
  ↓
ー別資料ー
(日本の水産業と現状と未来 のサイトに以下のように述べられています)ー

 沿岸から200海里を排他的経済水域と定める国連海洋法条約の採択に向けた会議は、この年に始まりました。この年を境に、遠洋漁業の漁獲量は減少していきます。1977年には、アメリカとソ連(現在のロシア)が200海里水域における時刻の権利を宣言し、日本が操業できる漁場は、どんどん狭くなっていきました。
 その後も漁業協定などを結んで漁場を確保する努力を続けていますが、アメリカやニュージーランドとの協定では、200海里水域内に日本に割り当てる水産資源はないとされ、協定が終わってしまいました。現在では、その海域での操業は、マグロなど一部の魚を除いてはできなくなっています。
漁場の縮小にともない遠洋漁業の漁獲量は減り続け、2005年には、最盛期の15%にも満たないところまで落ち込んでいます。


1973年以降遠洋漁業の漁獲量は減少しましたが、日本の漁業全体の生産量は伸び続け、1984年に最高の生産量を記録しました。これは、マイワシやマサバなどが豊漁で、日本の200海里水域で行う沖合漁業の漁獲量が、遠洋漁業の減少分を補っていたためです。
しかしその後、マイワシやマサバなどが、急に不漁となります。この結果、1990年代に入ると、沖合漁業の生産量も急激に減ってしまいました。このように魚が極端に減ってしまった原因には、海洋環境の変化などもありますが、水産資源を適切に管理せず、乱獲を行ったことも大きな原因となっています。
1996年に国連海洋法条約を締結した日本は、自国沿岸の200海里水域の水産資源を確保するため、近海の魚の数が過去20年間と比べて、どのような状態にあるのかを調査しています。
1980年代に豊漁だったマイワシは、近年では数が激減していますが、他にも多くの魚が減っています。2006年の調査結果では、マダラやスケトウダラなど、多くの魚の群れでも、資源の減少が明らかになりました。こうした調査結果は、魚の種類ごとに漁獲量を管理するための目安として使われています。

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by saibikan | 2013-09-21 12:42 | 社会授業 | Trackback | Comments(0)

かつお漁の工夫を調べて伝え合おう

5年社会科

この時間のめあては、
「かつお漁の工夫について調べ、伝えあおう。」

「一本釣り」「巻き網漁」の二つのかつお漁について
教科書や資料集を活用して調べたり、互いに伝え合ったりしながら、
水産業に携わる人々の工夫や努力について理解し、
自分たちの食生活とのつながりについて考えることを、
ねらいとしている。

流れ

 1「一本釣り」「巻き網漁」がどういうものか、全体への教師提示の資料で漠然と知る。
 2 各班(4人G)で、「一本釣り調べペア」と(2人)「巻き網漁調べペア」(2人)に
  分かれ、教科書や資料で調べてノートに書く。
 3 班の中で互いに調べたことを伝え合い、質問や気付きを出し合う。
 4 わかったことや新たな課題を話し合い、ノートにまとめる。

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学習活動や支援の工夫

① 協同的な学び
  ◯ 1人あるいはペアによる調べ学習→班内での伝え合い学習→全体で気付き という形で
   「G小の学び」の工夫の一つである、かかわり合いを重視した学習過程で行う。
  ◯ 同グループ内に異なる課題のペアを作り、調べたことの情報交換を行う。

② 特別支援教育の視点
  ◯ 教科書と資料にある写真提示を最初に行い、それぞれの漁がどのページの資料かが
   分かるようにデジタルテレビを使って最初に示す。
  ◯ 理解の難しい児童には教師が机間移動で声をかけて指で指したり、隣の児童に一緒に
   調べるよう助言する。


資料提示・ICT活用の工夫

これは私の頭の中では、研究の中身上①②に入ってくることなのだが、
研究内容がまだ整理できていないのと、
授業でも明確にできておらず職員にも理解度が低いので、
あえて別枠で示す。

 1 教科書と資料集にある写真と図をiPadで撮影。
   画像編集アプリ「Pic PlayPost」を開く。
   2枚フレームを選択。
   カメラロールから「一本釣り」用2枚の画像を取り入れキャプチャー。
   同じように「巻き網漁」用の2画像を取り入れキャプチャー。
   社会のアルバムにそれらを置いておく。

 2 デジタルテレビにHDMI端子でつないで直で見せる。

 1は授業前の休み時間にできたこと。
 事前にするならスキャンでもっと美しくきちんと作れる。
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調べるところ、伝えあうところは予定通りできたが、
全体でそれを共有したり
深く考えて新たな課題が出るまでにはいたらなかった。

この時間で見えた課題は
・ノートのまとめ方
・伝え方と聴き方
・質問や考えの持ち方
という学びの姿であった。

また教師側としての
・共有する話し合いと板書
・資料の選び方
・資料の活用や提示の仕方
についても振り返りが必要だ。

研究授業ではない、通常の1時間の授業。


    
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by saibikan | 2013-09-16 17:55 | 社会授業 | Trackback | Comments(0)

社会5年水産業の学習

社会5年 水産業

「かつおぶし」が削られる前の画像提示  
これなんだ?

  「かつおぶし!」
  
ほとんど知っていた。予想外。

  「だって3年生のとき町探検で見た!」

あーそうか、この町には、通りに小さいけど鰹節専門店があった。
 

かつおぶしができて乗せて食べるまでの写真提示。  

   こうやって鰹節になり食べる

かつおぶしから逆戻しに考える 店← ← ← ←海

かつおはどうやって穫れるのかな????

   そう言うだけで、教科書を見始めた・・・一本釣り、まき網料

それぞれどんなんだろうねえ〜

    わかるわかる

詳しくは今度勉強しよう


水産業も楽しく勉強できそうだ
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by saibikan | 2013-09-09 06:22 | 社会授業 | Trackback | Comments(0)

「わたしたちの食料生産」の2時

5年社会科です。

カレーライスの材料の産地。
子ども達が持ってきたチラシや袋を切り抜いて地図に貼った。
地元熊本は当然多いから、別にまとめて。
また地名でなく、国産という表示もあった。
海外からも来ていると知った。
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「気付いたこと」「思ったこと」を当然最後に書いて終了。
次からは、米作りの学習へ。
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by saibikan | 2013-06-22 21:39 | 社会授業 | Trackback | Comments(0)

「わたしたちの食料生産」の1時

9年ぶりにやっている5年社会科。
最初に、地理的なことが出てきて、国名や海洋名、国内の県名や山地名等知識理解が必要な部分があったからだろうか、子どもが苦手意識を持ち始めた。「これはいかんな〜」自分の教材研究不足を反省し、子どもたちに申し訳ない気持ちに。

次単元「わたしたちの食料生産」は、「もう少しどがんかせんといかん。」と思い、教科書指導書を読んで考えた。そして、
「カレーライスの材料はどこから来るのか」を主発問で授業を組み立ててみることにした。

よくあるパターンかもしれませんが・・・

1次 1時 導入 カレーライスの写真を。画像でどんと提示。
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  これだけでまず盛り上がる。
 「何カレーだろうね?」
  ビーフカレー、インドカレー、何が入っているの?肉でしょ。タマネギ。にんじん。
  じゃがいも。うちはブロッコリー入れるよ、えー!ネギも・・・え!?だってほら
  野菜カレーってあるじゃん。この前トマトカレー食べた。なんだそれ!
  カレーにトマトなんて合わないだろ!そんなのいれないでしょ。
  え?おいしいんだよ。流行ってるって、お店にもある。うちはりんご。すっていれる。
  かくしあじかあー、はちみつとかね。うちはチョコ入れる。ええええ!甘くなるの?
  コーヒーをちょっと使う・・・・きのこ、ほたて・・・

  まあ様々なカレーライスがあると分かった。で、日本のカレーの主な材料は
  「米・肉・にんじん・じゃがいも・タマネギ」
  が基本かな?ということにまとまった。そこで私が

 『それらのカレー材料はどこからくるのかな?』
  すると
   店、畑、米屋さん、わたしのおばあちゃんち 思わず苦笑い 
  「お店で米ができるの?」「畑ってどこの?」
   お米はね菊池、うちのは阿蘇、熊本のどこかの田んぼ、確かコシヒカリで新潟?
   にんじんは・・・たしか袋の紙に書いてあったような気がする?紙?ほらあれ
   ピッでするやつ、ああバーコード。そうその横に。
  ということで、カレーの材料がどこから来るのか、ちょっと調べてみることに。

  「材料がどこからくるか、何でわかる?」
    すぐ、インターネット、パソコンという子どもたち。だが、中には
    米や野菜ふくろ、トレイについてるシール、チラシ、と身近なアナログのものを
    答える子どももいた。

  「じゃあ次の授業までにカレーの材料の産地が分かるそれらのものを集めておこう。」

 で終了(続く)
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by saibikan | 2013-06-22 09:20 | 社会授業 | Trackback | Comments(0)

週6日制に賛成?反対? 2

賛成派、反対派に分かれ、まず数名意見を言いたい人に発言してもらった。
その後、各派で自分たちの考えを深める協議。
その後再び全体で、討論という流れ。

子どもなりによく考えているものだと思った。
それぞれの発言を聴いていると、
その子どもが、どこからそういう考えを持つかが
ある程度見えてくる。

自分の体験や欲求から。
親や身近な大人からの言葉やそこでの関わりから。
学校での生活や学びから。
塾や地域での学びや関わりの中から。
テレビや新聞、インターネット等の情報から。

話し方も様々

とにかくどんどん発言する。
へえー、そう、知らんかった、と相づちや短い反応だけする。
ほとんどしゃべらず聴いているだけ。
ある情報を鵜呑みにして、あるいはそれを絶対的なもののように話す。
いろいろな情報を自分なりに咀嚼して自分の考えを織り交ぜて話す。
相手の考えの矛盾をつこうと、攻めるように話す。
相手の考えを尊重しながらも、筋を通して話そうとする。

個性が見える。

結局結論が出るものではない議題である。
1学期の国語のように判定者がいる討論でもない。
どこかに収束する話し合いではないのだが、話し合いの中で思考が成長していく。
最終的に「あなたの考えは?」に対して、基本的には「変えない。」と
判断した子どもがほとんど。ただし「ちょっと中間ぐらいかな。」とか
「両方とも納得できるとこはあるんだけど・・・」などというつぶやきは生まれた。
中には、「討論自体は好きじゃないんだ。終わったとき心がちくちくするから。」
と言った子どももいた。
考えが変化したり深まったりしながら、表現も若干変わっていったようだ。

思ったよりいろいろな意見が出て盛り上がった。
それらを私が真ん中から書きなぐっていった板書を載せておく。
これまたあまり計画的な授業でなかったので、不備のある板書で申しわけない。

でもなかなか楽しい授業だった。
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by saibikan | 2013-01-28 21:19 | 社会授業 | Trackback | Comments(0)

週6日制に賛成?反対? 1

約10日前、ニュースで流れ、新聞にも掲載された。
「学校週6日制導入を検討 」
早速これを授業のネタに活用

記事を子供達に見せます。
「見た見た」
「嫌だなあー」
「これ本当?」
「決まったわけじゃないでしょう?」

これを言った大臣は?

「安部総理大臣?」

確かに総理の考えではあるが実務的に行う国務大臣は?

「文部科学大臣」

ああ、そうだね。新聞にもそう載っていた。
文部科学相という書き方で載っている。

さっきだれかがいったよう決まっているわけじゃない、 検討するといっている。
「検討」
「どうなるの?」

今から意見を言い合うんだよ。内閣とか国会とかでね。

「ふーん」

みんなもとりあえず大臣であり国会議員だから、ここいらで意見をいいあってみよう。
しかも現実には小学生で義務教育を受けてる身だから、直接関係ある話題でしょう。

というわけで、取り敢えず、自由な立場で賛成反対を明確にしてもらった。

我がクラスの6年生24人の意見はー

週6日制に 賛成11人 反対13人 だった。

思ったより拮抗

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by saibikan | 2013-01-27 22:11 | 社会授業 | Trackback | Comments(0)

6年社会 江戸末期から明治への学習課題づくり

前々回投稿した記事ー社会科授業参観の翌日の社会科授業です。

前日の社会科授業の板書を見せて、江戸時代の寺子屋と明治の学校の違いを、振り返らせる。
子どもの様子であったり、教師の姿であったり、部屋の様子であったり。
そしてラストに20〜30年でこれだけ変化したとまとめたことも。

今日の学習課題
「昨日の学習を振り返って、感じたこと・思ったこと(!)や
 疑問・調べてみたいこと(?)を考え、学習課題を見つけよう。」

実際ならば、前時の最後に学習課題づくりのためにするところであるが、
別メニューを入れたためにできなかったので、この日の前半でやってしまう。
残りの時間は、別にすることがある。

子どもたちから出たのは次のようなこと。


江戸時代の寺子屋があのようにのどかだったのはなぜか、もう一度調べたい。
江戸と明治で学習していた内容をもっと詳しく知りたい。
昔の教科書(江戸や明治)と、今の教科書と比べてみたい。

明治の学校は全部あのように立派だったのか?
明治時代は金持ちだけが学校に行っていたのではないだろうか?
なぜこんなに学校が大きく変化したのだろう?

わずか20〜30年の間に日本に何が起きたのだろう?
江戸から明治にかけて活躍した人は誰だろう?
明治の人たちのくらしはどうだったのだろう?


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「既に学んだ寺子屋については、個人で復習を兼ねて調べてください。江戸と明治の学校の比較も,各個人で詳しい資料をさがして調べましょう。明治の学校への疑問は、これからの時代を学ぶ中でヒントがあるでしょう。

ということで、全体の課題としてはラストの3つですね。これらのことを頭において、次からの約10ページを読んでみましょうか。」




江戸から明治にかけて起きた出来事ーそこで活躍した人々ーそして明治の人の暮らしぶり

きっとそれらはつながってくる。

もうここまでくれば、子どもたちは、教科書を読みながら、あるいはめくりながら課題意識を持って読む。

ああ、黒船が来たんだ。ペリーだ。すごい顔のペリーがいるよ、なんで?
西郷隆盛。ああこのころだったのか、西郷さん。総合で地域を調べたとき出て来たよね。
服装が変わるんだ。洋服になってるよ、ほら。頭もちがう。あれ?これは江戸?明治?


つぶやきながらが自ら学習を始めていた・・・
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by saibikan | 2012-10-07 15:40 | 社会授業 | Trackback | Comments(0)

寺子屋と学校ー授業参観で社会の歴史

数年ぶりに授業参観で社会科の授業をした。
6年生なので歴史。
主な学習内容は,江戸から明治への移り変わりの時代の導入。
ただし授業参観用に,前後に別メニューを付け加えた。

1 歴史人物クイズ                       10分
2 明治の国づくりを進めた人々(導入=子どもの様子を題材に)  30分
3 学級の歴史の一つ                       5分

1では、歴史上の人物の肖像画をスクリーンに出しながら,人物名を当てるという単純なクイズ。
    結構盛り上がった

2がメインの学習。
 本時のめあて:絵や図を比べながら明治時代になって,子どものくらしの様子が
        どのように変わったか,考えよう。


東京書籍の社会教科書のP100−101の図や写真をスキャンして分割する。
それらを1〜2枚ずつ提示して考えさせていく方法。

(1)この2枚の写真に共通することは何だろう?
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左は・・・「小屋?わらぶき屋根の家。昔の建物。」
右は・・・「鹿鳴館?」「豪華だなあ」

共通することって・・・「建物だよね。」「屋根の形。」「門がある。」
           「同じ場所にある、とか・・」「うーーん??」

そのとき,ある女の子が小さくつぶやいた。「学校?」

『そうですね。どちらも子どもが勉強するのに使われて学校のようなところ。
 両方とも現在重要文化財として残っている建物。
 左は江戸時代寺子屋として使われていた住宅、右は明治時代の小学校。』

本来なら、ここできちんと名称も教えるべきだった。
高麗家住宅(埼玉県)と旧開智学校(長野県)

(2)それぞれの場所で勉強していた子どもたちの絵があります。
   比べて,違いを見つけましょう。

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この時点で教科書・ノートを開かせる。

「寺子屋は服装が地味で、明治の学校は華やかだなあ。」

 少し意見を出させた後,個人でノートに書く→グループで→全体で発表

 その他いろいろ出たが、意見は板書の中に。
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(3)江戸時代から明治になってどう変わったのでしょう。
   「新しくなった。きれい。」
   「まじめな感じ。子どもも先生もきちんと学習している。」

  『ちなみにみんなはどっちに近い?』
  「寺子屋かなあー、ふざけが多いから」(笑い)

ここで左と右の絵の時代の差は、わずか20〜30年ぐらいであると伝えると
「へえーたったそれぐらいでこんなに変わったんだ。」
と答えた。

本来ならここでもうちょっと深めて課題作りまでいきたかったが、
他のことも予定にあったので,今日はここまで。続きは明日。


3は、学級の歴史の一つとしての学習。

『もう1枚の写真はいつの時代の子どもたちでしょう』

と言って提示したのは,一昨日に写した自分たちの学級写真。
お楽しみ会で自作の劇をしたあとの楽しい集合写真。どっと笑いが出た。

(このあと、どうしたかは、次回に)   


 歴史としての深まりはちょっと足りませんでしたが、なかなか楽しい授業参観でした。
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by saibikan | 2012-10-04 05:34 | 社会授業 | Trackback | Comments(0)


アートな授業作りに臨む日々。ICT活用や美術館活用、問題解決学習。思考力と心。基本アナログ。ADEでランナーでもあるさいびかんのblog。


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