カテゴリ:魔法プロジェクト(特別支援教育&ICT)( 8 )

スキルを活用して描いた写生画

(内容的には、前回の 描画力をつけるための動画活用 の続きである。魔法プロジェクトで報告した内容の、ほんの1部について詳しく述べている。)

欠席の1時間を取り戻して、B4の画用紙に校内のエノキを2時間で描いたA君。
みんなのエノキと並べて鑑賞し、満足げだった。

そして翌週は、4年生のスケッチ大会。
地域の由緒ある境内の広い神社へ出かけた。
みんなで一通り境内を見て回り、自分がスケッチするものを選ぶ。
そして今度は描く範囲や角度を決め、描く場所を決めて座る。
あとは各人で描き始めるのみ。B3サイズの大きな画用紙。
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ここからは子供のいる範囲も広く、対象物も異なる。
私も、教室で子ども一人一人に関わるようにはいかない。
子どもは、ほとんど自分の力で描いていくことになる。
前回のスキル的な学習(エノキのスケッチ)が生かされるように。

A君は、階段下にある社務所前に陣取った。
拝殿などの御社殿に向かう階段を見上げ、境内にある大木を描き始めた。
この場では、ペンによるスケッチのみである。
本来なら色ぬりをさせたいが、水の関係上それができない。

終わったら、学校へ戻って色ぬりをし、完成。
そうやって描いたAくんの絵。
まだまだ写実的に形を捉えられないながらも
色ぬりには学びが生かされている。

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by saibikan | 2016-07-28 10:40 | 魔法プロジェクト(特別支援教育&ICT) | Trackback | Comments(0)

描画力をつけるための動画活用

魔法プロジェクトで報告した活動内容3 図画工作の描画力の向上(主に着色指導)


今回は1児童の取り組みである。
仮にAくんとしよう。

心を培いながら、絵を描くスキルも養うことがねらいである。

1時間目
A君は数分で線描のスケッチを数分で終わった・・・と。
もう少し描くように促したが、小枝や落ち葉を拾って並べ始めた。
これは面白い!
思わず写したが、本当はもうちょっと葉っぱとかよく見て書けないかなあ〜が教師側の希望。彼の中では、形をとらえることは終了。今回はこのあと色ぬりへと進む。

2時間目
担任がiMovieで作成した着色指導の動画を、全員にテレビで見せたあと色ぬりへ。
ただしこの時Aくんは欠席。みんな半分ほど色を塗った。

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3時間目
A君に、手元でタブレットで「水彩絵の具の使い方」を見せながら着色の指導。
彼はそれを参考に塗る。なんとか完成。ちょっと満足げ。他の児童ももちろん完成。
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by saibikan | 2016-07-27 19:47 | 魔法プロジェクト(特別支援教育&ICT) | Trackback | Comments(0)

魔法プロジェクト関西セミナー

本年度も魔法プロジェクトに参加している。
参加校の条件として夏休みにどこかのセミナーに必ず参加の義務あり。
どうにか今週の関西セミナーに参加できた。
会場は、神戸芸術センター。
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ところがだ。発表依頼があった。
しかし今年の実践はまだまだ出来ていない。
だから去年の内容を発表。
1度話しているとはいえ、やはり練習をしないと話せるわけはない。

しかも今度は20分も時間があるらしい。
去年の倍、中身は増やさず、膨らます。
ゆっくり話す。
エピソードを入れる。

終業式が終わってからわずか二日の練習。
家ではずっと振り返って思い出し、前の発表を見直し。
新幹線では再度イヤホンで去年の自分の台詞を聞きなおしながら
プレゼンもやや作り直し。
ホテルではほぼプレゼン練習。
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その合間に ポケモンGOをやってみる(教材研究である)。

本番は120名の参加者の前で。
まあまあの出来。
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それよりも今年の実践をどうにかせねば。
研究協力者がいるからこそ成り立っている。
自分はまだ何にもできとらん・・・

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by saibikan | 2016-07-26 22:48 | 魔法プロジェクト(特別支援教育&ICT) | Trackback | Comments(0)

ディスクレシアの読み書き

先日の記事(「学習におけるデコーディング」)に、知人である先生(特別支援教育の専門家)からメッセージをいただいた。それによると以下のようなことがわかった。

**************************

読み書き障害で「デコーディング」「エンコーディング」といった場合は、もう少し狭義で使うことが多いよう。

デコーディングは、「文字を見て音に変換する機能」

エンコーディングは、「音を聞いて形(文字)に変換する機能」               

文字を介しての意味理解以前の問題。

先生の身近におられるディスレクシアの成人当事者は、デコーディングが壊滅的だが、日本語の漢字は意味文字なので、「音韻として正しく読めなくても意味がわかる」ものは多いということである。つまり「音読だと、文字を音に変えることで精一杯になり意味が入ってこない。」「黙読だと、音的な読み方は間違っているかもしれないがおおよその意味が入る。」というタイプ。

分かりにくいがそのような該当者は多いそうだ。

**************************

こういうことを知ると、

子どもが何度音読してもうまく読めない、内容を理解できない時

「なんで、なんども読んでるのに読めないんだ?練習が足らない」 

「内容を考えてしっかり声を出して読め!」

などと子どもに怒鳴ることは、いかに自分が無知かと省みるべき

だと思う。

この先生から紹介していただいた ディスクレシアとは(発達ディスクレシア協会) のページの記事は、とてもよかった。

・ディスクレシアとは

・「読み」とは

「発達性ディスレクシア(発達性読み書き障害)」

「発達性ディスレクシアの定義」

それぞれの項目が分かりやすく述べられている。


そしてここから、私が図画工作という分野に携わる一人として考えるべきは次のようなことか。

言葉を理解できなかったり、言葉でうまく表現できない子どもの中には、絵や造形物だからこそ自分の思いを表現できる子どももいるだろうということ。

また、形をうまく捉えられない、あるいは表現できない子どもの中には、鍛えれば描けるようになるというスキル的な活動は必ずしも通用するとは限らないということ。

身の回りには様々な子どもがいる。表面だけにとらわれず、一人一人の子どもの持つ特性を深く見つめなくてはいけない。



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by saibikan | 2015-06-08 05:12 | 魔法プロジェクト(特別支援教育&ICT) | Trackback | Comments(0)

ボイス・オブ・デイジー

魔法のプロジェクトの中で何度か耳にした「デイジー」。
先日、通級の先生と話してた時も「デイジー」の言葉が出てきた。
アプリのようである。

特別支援教育の世界では当たり前のアプリなのだろうか?
調べてみた。

デイジー録音図書の再生アプリだった。iPad, iPhone対応(iOS版)。
Android版もある。
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デイジーは、視覚障害者やディスレクシアなど、
通常の印刷物による読書が困難な方のための電子書籍の国際標準規格。

デイジー録音図書にはテキストと朗読の音声の両方が入っている。
ボイスオブデイジーは読み上げ箇所を違う色で強調しながら録音を再生する。

詳しくは下記に。
ボイス オブ デイジーfor ios版

価格が・・うーん、3100円!個人ではちょっと厳しいなあ。
試しに無料お試し版をダウンロード。

新美南吉の「ごん狐」があったのでDLして本棚にストック。
ちょうど4年生で学ぶ教材。
早速視聴。なかなかいいなあ。お試しなので120秒の制限。

これで救われる子供達もきっとたくさんいる。

デジタル教科書と違ってすぐにできる。やはりこれからタブレットだよ。
そういう思いも強くなるアプリ。



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by saibikan | 2015-05-28 10:27 | 魔法プロジェクト(特別支援教育&ICT) | Trackback | Comments(0)

学習におけるデコーディング

デコーディングという言葉が良く出てきた。それは何?というのが素朴な疑問。
ということで調べてみて、何となくわかったのは次のようなこと。

「デコーディングは記号解読などと訳される。送り手が作成した記号の意味を情報の受け手が読み解く過程をさす。」
「その逆に位置するのがエンコーディング。エンコーディングは記号化。情報の送り手が、伝えたいメッセージ内容を受け手に届く記号の形に変換することを意味する。」

デコーディングやエンコーディングは、工学理論で用いられてきた言葉のようだ。通信理論やコミュニケーション理論で従来から一般的に用いられてきた用語。

そこで学習として「デコ−ディング」を使ってる場合、子どもが、文字や数字を見て、意味を捉えるころ、と考えて良いのかな。

自分でちょっと考える。対象者を4年生として。
極端に考えることで理解しよう。

「りんご」   この言葉を見たら赤い丸い果物を想像することができる。
「3×5=15」 この式を見たらかけ算の問いと答えだとわかる。
     もし、それが困難なのは、デコーディングができないということか。
     発達段階に応じてその量や範囲は増えるが、壁がある場合、なんらかの手立てが必要。

「曖昧」この文字を見て4年生に意味を理解はできないだろう。
    読める児童は少ないだろうし、意味をわからなくてはいけない必然性はない。

実態ー発達段階ー学習内容 を捉えることが大事だな。その先に  目標ー手立てー実行ー評価

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by saibikan | 2015-05-28 09:40 | 魔法プロジェクト(特別支援教育&ICT) | Trackback | Comments(0)

レポートへの学びの記録庫

今日は、運動会振り替え休日のための休み。締め切り迫るレポートのための学びを記録する場として、ブログを活用する。ただしレポートの中身というより、それを書くのに必要な情報をストックする場としての使い方。今日はそういうことで記事に残す。

facebookに書き込んでいくことで、閉じられた空間に自分の考えをまとめていく方法もある。実際時々そうやっている。知人にだけ内容を知らせて評価を得ながらより良いものを作り上げていく時はそうだ。ただ、時系列で流れていくfbはかなり時間が経ってから見直す時が使いづらい。レポートの修正を重ねて重ねて出来上がってしまえば記事は不要なので、そういう使い方なら良い。

ただ、今後も活用する大切な言葉やそこで学びその後も活用したい知識はいつでも取り出せるようにしておきたい。そういう意味でブログは効果的だ。ノートに書いておけば良い、ファイルとして持っておけばよいという考え方もある。だが、他者にも伝えることで表現についてもずいぶん考えるし、時々意見をいただくことで、学びの場ともなる。さらに、カテゴリーに分けておけば、関係あることころから必要な情報も取り出せる。いつでもどこでも開いて中身を見られるネットの活用は、今の時代には必須だ。

自分のブログが発信するものであるとともに、自分の記録庫として存在していることにいつしか気付いた。だからカテゴリー分けもなるべく自分の使いやすいようにしている。しかも最近は記事ごとに非公開にできるなどの設定もできるので、使い勝手が良くなった。

このブログを始めてすでに10年ほどになる。ある意味、このブログは、私にとって、自分の過去の実践を今に生かすことのできるクラウドなのだ。
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by saibikan | 2015-05-28 08:54 | 魔法プロジェクト(特別支援教育&ICT) | Trackback | Comments(0)

魔法プロジェクトへの参加

「魔法のプロジェクト」というウエブサイトがある。そこには、「障がいを持つ子どものためのモバイル端末活用事例研究」とサブタイトルがつけられている。2009年から、東京大学先端科学技術センターとソフトバンクグループが提携して取り組んでいるものだ。大学の先生や企業の方、現場の研究協力校の先生たちの熱い想いや中身の濃い実践が多く綴られている。
                    ↓クリック
私がこのプロジェクトの存在を知ったのは、もう2年ほど前。2013年ADEの場で、初めて出会ったIS先生やIT先生から、その取り組みについて教えてもらった。そのときは、どちらかといえばICTの立場からこの話を聞いた。今回は特別支援教育の立場からこのプロジェクトの話を聞いたというか、まさにその中に飛び込んだと言っていい。2015年の魔法プロジェクト「魔法の宿題」へ参加することになった。

特別支援教育とICTはどっちがどっちということでなく、子どもを中心に据え、互いに重なり合うものだ。これまで自分が、まるごと子どもを中において育ててきた教育と同じである。二つの視点を持つ研究という側面は、これまでも自分が行ってきたことの中にもある。ただ、子ども一人一人の多様性の広さ、ある子どもに対する深化という点が、まだ自分が現場で直には経験していない分野である。

私が通常学級の担任であることは今年もなんら変わりはない。しかし、教育の視点と子どもや周囲の大人への自分の関わり方が変わってくるだろう。今年の自分には、かなり手ごわい集団をどう育て上げるか、という使命がある。だが、その中において個々にもっと目を向け、新たな支援をしていくことで、すべての子どもが育っていけるようにしていきたい。

しかも私は決して、このプロジェクトばかりやるわけではない。どちらかといえば、図画工作の執筆という大きなプロジェクトが先にスタートしているので、自分の時間は主にそちらに使うつもりだ。魔法のプロジェクトは学校の中での日常の授業や教育活動の中で意識しながら実践し、このプロジェクトにまず慣れるという感覚だ。いやそういうつもりだった。

だが今回、セミナーに初めて参加し、少し自分の計画の修正が必要となった。良い意味で。やはり全国の人と会い、話を聞き、考えを伝え合ったことは、大きな成果があった。見通しが出てきて、新たな意欲も湧いてきた。しかもFBでやりとりとなれば、どうしても夜や朝の自分の時間も使う必要があるので、時間の使い方を再考しなければならないと感じた。まずは、時間の魔法使いにならなきゃいけないなあ〜



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by saibikan | 2015-05-18 05:45 | 魔法プロジェクト(特別支援教育&ICT) | Trackback | Comments(0)


アートな授業作りに臨む日々。ICT活用や美術館活用、問題解決学習。思考力と心。基本はアナログ。ADE・ランナー・小学校教師Kanのblog。


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