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Happyターンの精神で

「Happyターンの精神」

それは今年担任している子どもたちがクラスの名前を決めた時に生まれた。
みんなから賛同を得た、ある子どもの発言。

「誰かが人にやさしくしたりすると幸せになれる。つまりハッピーな気分に。
 するとその人は相手にも優しくして、幸せが戻ってくる。
 それがずっと繰り返すようなこと。だからハッピーターン。
 そんなクラスがいいと思う。」

この精神が行動化・具体化されていくことで、一人一人が成長し、クラスの質も高まる。
子どもたちがこの精神のよさを実感し,自ら動けるようになるまでは、
担任が手助けしていかなくてはならないだろう。

互いにいいところを褒め合うー実はそれはこれまでもいろいろとやっている。
例えば、学習においては、対話をしながら相手がよくできたら拍手する、良かった所を言う。
誰かがいい意見を言ったら「いい考えです。」と言う。「おおすばらしい」と拍手する。
帰りの会で友達のいい所を発表する。
前回述べた、鑑賞授業の付箋紙等もそう。
これまでも日常の授業で結構やってることの中にそれはたくさんあった。

だから、さらにそれを広げよう。さらに増やそう。そう思った。

ふと7年ほど前に6年生担任をしたときのことを思い出した。
卒業間際に、全員が全員に褒め言葉を付箋紙に書いて渡すという取り組みをした。
あのとき、子どもたちはとても嬉しそうだった。友達に褒め言葉を贈るという活動と
友達から褒め言葉をもらうという活動が合体し、いい雰囲気がクラス内に生まれた。
c0052304_6474920.jpg同級生からの付箋紙でいっぱいになった色画用紙を大事に持って帰ったり、タイムカプセルにそっと入れる姿が今でも脳裏に焼き付いている。ただしあのときは、卒業前で多少バタバタした。他の取り組みをしながらで、私も子ども一人一人の画用紙にあった言葉一つ一つをじっくり見られなかったし、もらったときの気持ちや思いを全員で十分に共有できなかった。



よし、今回は早くからやってみよう。それぞれが全員に褒め言葉を贈るという活動を
一度にでなく、少しずつ、長期的にやってみよう。するときっとクラスの中に
温かさと優しさと絆が生まれてくるに違いない・・・一学期の終わり頃からそういう
構想が思い浮かんでいた。
それが「ハッピーターン・タイム」であり「ハッピーターン・カード」である。

c0052304_6265367.jpgそんな時、「褒め言葉のシャワー」の著者、菊池省三氏の学級経営をNHKの番組(「プロフェッショナル」)で視聴した。2ヶ月ほど前だ。ああこの方が菊池先生かーお名前は以前から知っていた。学習ゲームの本も持っている。図工サークル仲間の松さんから、2年前だったか(?),学級経営上とても勉強になるよ、と授業に誘われたこともあった。
テレビを見ながら、ああこれは,自分がやっていることに生かせる所が多くあるなあーと感じた。
同じ6年担任で今年は日記も活用していること、クラスの状況、運動会での取り組みー似通ったところがあった。
番組の中にこれから自分がやろうとしていることの改善に、大きなヒントが散りばめられていた。



「書く」ことに「話す」ことも加えた取り組みができそうだ。
そんなことを思いながら、2学期になり「Happyターンの精神」は実働し始めた。
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by saibikan | 2012-09-28 06:48 | 学級づくり | Trackback | Comments(0)

付箋紙を活用する授業

私は授業でよく付箋紙を使う。
国語辞典の調べた言葉のページに。
総合的な学習の時間の導入で課題作りのときに。
社会や理科での気付きや疑問の出し合いのときに。
ほか、
様々な教科のブレーンストーミングで。

そして最も使うのは、図画工作の鑑賞。

こでいう鑑賞は「独立した鑑賞」の授業ではなく、
表現した互いの作品を鑑賞する学習のときである。

それぞれの作品を机の上に並べておき、まずは隣の人と場所を変わり、
相手の作品のよさを付箋紙に書き,絵の下に貼る。そして次はまた
座る場所を変えて・・・・

そこで考慮するのは、付箋紙の枚数を偏らないようにすること。
目的は、好きな絵を選ぶことではなく、
どれが一番子どもの心に残るかを探すことでもない。
作品を鑑賞する力を身につけること、と、友達からほめてもらって喜びを得ること。
だから自分で書く付箋紙はある程度枚数制限をする。

あるいは、事前にそれぞれの作品に決まった枚数だけ何も書いてない付箋紙を貼っておき、
書き手が移動して決められた枚数だけコメントを入れる。
好きな場所を自由に選んでコメントを書くのではないということ。
変わり方をある程度決めてコメントする、あるいは、動いてよいところを見つけ言葉を添える。

ほめられ言葉を書いてもらってうれしくないはずはない。
このような表現の鑑賞を時々取り入れる。
もう十数年前からやっている実践。

もちろん子どもの中には「あの人に褒め言葉を送りたい」という子どもが出てくる。
そうかあ、それも大事だね,といいながら、そのときは、授業が終わって個人的に
付箋紙を書いてわたしたり、直接褒め言葉を伝えたりするように言う。

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そして付箋紙活用は、学習(教科等の授業)だけでなく、学級作りの取り組みでも役立つ。
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by saibikan | 2012-09-26 23:58 | 図工室経営・図工美術論 | Trackback | Comments(0)

特別支援教育の視点に立ってー黒板とその周辺

3回の情報研報告記事を終えて、またしばらくは、学級作りや研究の内容に戻ります。

私の勤務する学校では、校内研究のテーマは「かかわり合い」を中心として、
豊かな学びや心を培うという文言だが、内容の中に「特別支援教育の視点」を取り入れている。
校長先生や養護教諭の先生、通級指導の先生方からの提案や情報提供が多いが、
今年研究主任になった私も、当然学び始め、実践化を進めている。
夏期休業中には、講師の先生をお迎えし、学校全体でも、特別支援教育の視点に立った
授業作りや学級作りについてみんなで勉強した。誰かのためだけでなく、一人のためが
みんなのためになるというユニバーサルデザイン的な考え方で進めることにした。
特に新たに担任となった我がクラスではこの視点を大切にしたいと考えている。
そこには、これまで自分が培ってきた学級作りの方法と異なる手法もあり、
葛藤もあるが、根本の目の前の一人一人の子どもを大切にしたいという思いは変わらない。

2学期になって「黒板や黒板周りをできるだけすっきりしよう」と共通理解を図った。
これまでも、養護教諭はたびたび訴えていたことである。研究主任の私からも、具体的な
取り組みとして,改めて全担任に呼びかけた。どの程度にするかは、学級の実態もあろう。
私は思い切って以下のようにした。既に3週間。
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by saibikan | 2012-09-22 07:03 | 校内研究 | Trackback | Comments(1)

2012熊大情報研 夏の一日講座(3)

それぞれのデジタルストーリーテリング

事前に以下のような例が示された。
(1)自分史(生まれてから今までの自分〜これからの自分)
(2)教師になってからの自分史(教師人生の振り返り)
(3)家族のこと(自分と自分を取り囲む家族のこと)
(4)趣味と私(自分の趣味と楽しみ、自分の成長)
(5)学校の出来事(子どもたちとの自分の成長)
(6)研究会と私(研究会で成長してきた自分自身)
(7)熊大情報研の仲間たちから学んだこと(熊大情報研で学んだこと)

例にはない、仕事で使えるものをと学校のことや世の中のことで作った仲間もいた。
だが、全体的には(2)や(3)が多かったかな。
(4)もまあまあ入ってきていた。そしてそこには必ずと言っていいほど、(1)が絡んでいた。

c0052304_6211892.png「自分」はそれぞれが持っている人生で,他者にはないものだから、やはり後者の方が面白い。
これまで知らなかった仲間の歩んできた軌跡というものを知り、その人の人柄を知り絆も深まった気がした。

例えば私が同じグループだったNOさんは小さい頃から機械や科学に興味あったからこそ
今もこんなにICTに詳しいのか,と分かった。
NAさんは旅行好きで海外の面白い情報を伝えてくれて私も旅しているような楽しい気分になった。
私は自分の父のことを題材にしながら、自分自身というものを見つめるいい機会になった。
それぞれのことを題材にして、私たちは自分のことを語り合っていることに気がついた。
そしてそれをより分かりやすくより楽しく伝えるためには、どのような写真を使うか,
どう並べるか,どう見せるか、つまりどのような構成にしたらよいかを
互いにアドバイスし合った。
c0052304_623207.pngそれは結構楽しいひとときだった。

だがそこに、作品化するという課題が、大きく迫ってくると、苦しい時間となってきた。最終的に他者に見せるものに仕上げなければならない。それを考えると,時間とともにプレッシャーがますます強くなり、笑いが消えていく。
音楽をどれにするかまでは、グループで協力し合っていたが、ナレーションを考え録音する段階になると、それぞれの活動に没頭し始めた、なにしろ、最後に作品に注入するのは自分の声なのである。人がいないところか雑音のないところへ行って、PCに向かって語らなければならなかった。

2時から3時にかけては、多くの大人がMacを抱え、部屋の隅っこや壁際でMacを抱えて、
Macに向かってつぶやいたり話し掛けている姿は、ある意味異様(笑)だったとも言える。
私たちは必死だったが、外から見たら滑稽だったかもしれない。

しかしそうやってできあがった皆さんの作品は見応えがあった。
あまりにも個人的なものなので作品紹介はできないが、本当にすばらしかった。
全員が自分の作品を発表し、それぞれがコメントを入れる役もする。
賞などなくても面白いし,楽しい。
そして、短時間でそれぞれが作ってしまう研究会の一人一人の力と協同して活動する力が
培われていることを感じた。それに加え,自分自身の心を見つめ、互いの心がつながる
よき時間だった。

ん〜〜根底にあるのは、学校で自分がやっていることみたい。
子どもたちを育てていることとつながるなあ。

単なるICT活用の研究会でも,授業技術の習得や開発だけではない、面白さがある。
だから、ここから離れられないのだろう。
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by saibikan | 2012-09-22 06:23 | 情報教育(ICT/情報研/JAET)) | Trackback | Comments(0)

2012熊大情報研 夏の一日講座(2)

11時過ぎからワークショップ「デジタルストーリーテリングの制作」に入った。
(昼食をはさんで)

デジタルストーリーテリングとは
 写真や絵・文字などの映像に音楽と自分の声(ナレーション)使って電子紙芝居をつくる
 ということ。 
 
ストーリーテリングの題材は
 今回は、テーマを自分あるいは自分と関わる人や自分をとりまく人々と提示された。
 つまり自分史を作ると言ってよい。これはなかなか難しいーと誰もが感じた。つまり
 自分あるいは自分の関わる人々の写真などを活用しながら、自分の声で,自分の
 「内面」を語らなくてはならない。今まで仕事仲間、研究仲間として,自分の仕事や
 趣味を多く伝え合っていたとはいえ、さらに自分をさらけ出す必要がある。
 自分の子ども時代や青春時代、あるいは若き教師時代など自分の人生の一部、あるいは
 家族に対する思い、友人のことなど、これまであまり語らなかった面へ焦点を当てること
 になる。内面を語ることに慣れていない日本人には結構難しい課題だ。
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WSで製作するための条件
 一人で自分の作品を作る。時間は、2分前後(1分以上3分以内)の作品。
 音楽の長さに左右されるので、時間はあえてきっちりとは制限しない。
 「写真」は事前に各自で準備。「音楽」は著作権フリーのもの。
 ナレーションは,自分の声。自分で録音する。
 ただし、4人組を作ってそれぞれの作品にかかわりながら、製作を進める。
 自分のアイデア(ストーリー、音楽、ナレーション)を紹介し合い、
 アドバイスをしたり,仲間のよさを取り入れたりして、自分の作品をよりよくし、
 全体の質を高めていくこと。つまり、対話をしながら自分の作品を作る。
 自分の思いを仲間に語りながら明確にしていくのである。

これをわずか3時間半程度で作り上げ、発表までこぎ着けるのは・・・容易ではなかった。
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by saibikan | 2012-09-19 05:51 | 情報教育(ICT/情報研/JAET)) | Trackback | Comments(0)

2012熊大情報研 夏の一日講座(1)

熊本大学教育学部情報研 夏の一日講座 2012 年8月25日
(D-Project九州共催)

「学び合い・協同学習とデジタルストーリーテリング」
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 年に2回、楽しみにしている、私たちの研究会の1日講座。今回も参加できました。
 今回の内容は、Mac+iPadで、デジタルストーリーテリングを作成しようというもの。写真や絵に音楽とナレーションを使って作品づくりをし発表します。自分のものを作成するのですが、他者のアイデアを聞きながら、アドバイスし合い、また製作の中で機器の使い方も学ぶという新たな協同学習のスタイルと言えましょう。
 やってみると、かなりハイレベルで、精神的にハードなものでしたが、最後は全員が完成し、発表会もできました。いつもながらの、エネルギーを十二分に使い果たしてくたびれながらも充実感を味わった研修となりました。

 遅まきながら文章記録係として報告します。
 全く主観的な報告でありますが・・・

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まず前半は、レクチャーや情報提供、実践報告である。
私も今回は、授業レポートをさせていただいた。

9:00   会長挨拶 (塚本 会長)
9:05  自己紹介   今回の参加は約30名
9:30  日程説明 (前田康 先生)
9:30 「新OS マウンテンライオン」とは何か (山口修 先生)
     1700円で購入できるOS。ぼくの場合は新Macを買っていたので、
     無料でできた。
     師匠によると新たに200ぐらいの新機能があるという。
     宝の持ちぐされにならないようにしたい。
9:50  休憩
10:00 「学び合い・協同学習について」 (前田康 先生)
     協同学習については、市の教育センター「授業作りセミナー」で4回続けて学び、
     前日にも半日学んだので、ぼくは、多少のことは理解できていた。

10:10  授業レポート1:(坂本 先生) 
10:30  授業レポート2:(Saibi-Kan)

c0052304_172979.jpg  国語の「パンフレットづくり」を題材にした協同学習を報告した。くしくも授業レポート1の坂本先生も同じ6年生で同じパンフレット作りの内容を報告。私としては、やりにくいというようなことはなく、ああこういう視点があったかと、とても勉強になった。データをグラフ化して子どもの学びの変容を示されたので説得力があった。さすがだなあ、と感心した。私の学びもきっと別の視点で皆さんに学んでいただけたことがあったはず。こうやって互いに学び合うこと自体が自分たちの力となり、子どもへ帰っていくはずである。


このあと休憩をして、ようやくメインイベントのワークショップに入った。(続く)
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by saibikan | 2012-09-17 17:23 | 情報教育(ICT/情報研/JAET)) | Trackback | Comments(0)

20年ぶりの「誕生日おめでとう」

数日前、FB上で、ある人物が誕生日だと知った。
単純に「おめでとう」と書いて、はっとした。
彼にその言葉を言うのは20年ぶりだと気付いた。
いや、もっと言うならば、彼らは卒業して20年なんだと分かった。
そう20年前に私のクラスにいた人物の誕生日だった。
つまり私が担任したあるクラスの卒業20周年!
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なぜそんなことを思ったのか。
それは最近、私が常に心に留めていることが以下のようだから。
「私は常に、未来に生きる人間を育てるためにこの仕事をしている。
 私の関わった子どもたちが、
 20年後に、自分の目標を持って、自分で力を発揮して強く生きている、
 20年後に、社会のために役立つ人間としてしっかり生きている、
 20年後に、人として思いやりがあり優しい心を持って生きている、
 そうあってほしいから。それが自分のやるべきことだから」
最近それをことあるごとに口にし、目の前の子どもにも保護者にも伝えている。

もちろん、自分との出会いは、子どもの人生の通過点の一つにすぎないことは
分かっている。だが、彼らの生きる力に少しでも役立てるよう、関わったはず。

そして今32歳の彼らが、私の言う20年後の大人の姿。
縁あってか、彼らの何名かは、大人になってから出会い、今もこうやって
交流が続いている。それはクラスの4分の1程度だが、それでも、一人一人が
自分の道を歩んでいることをひしひしと感じる。

ただし、彼らの担任のときは私も若造で、そんなことを思ってはいなかった。
目の前のことで精一杯だった。なんとかしっかりとしたクラスにしたい、
しっかりした6年生で卒業させたい、中学校に行って迷惑かけないようにしておきたい、
おそらくその程度だっただろう。

それでも、一生懸命だったな。体と心でぶつかっていたな、そう思う。
たぶん担任として不十分な点も山ほどあったと思う。申し訳なさも脳裏に思い浮かぶ。

そんな彼らに私が1年間(5年生のとき)やり続けたことがある。それは
「クラスの一人一人の誕生日を祝うこと」
だった。
学級開きの日、私は花束を手にして教室に入った。
そして「5年1組誕生おめでとう!」と声を上げ、花瓶に花を生けたのが始まり。
その後、クラスの子どもの誕生日が来るたび、学校の近所にある花屋さんで
毎回1輪だけ花を買い、その子にプレゼントした。(もちろんポケットマネー)
そして笑顔の写真を撮った。
つまり子どもにとって、1年間に1度は主役になる日があった。それを教師がお祝いした。
6年生になったときは、バースデー係を作り、お祝いも係に譲った。
そして誕生祝いと称して、毎月みんなで何かをして遊んだっけ。懐かしい思い出だ。

その中の最もやんちゃだった彼に、FBで20年ぶりに「おめでとう」を言うなんて
思ってもみなかった。彼からの返事の中にあったのは「いつ飲みます?」の言葉。
ああ、成人式以来、会ったことはあるが、飲んだりしたことはないかな?いや,あった,
途中で1度集まったな。

よし、久々、集まりをやるか?でごいちクラス


 余談だが、やんちゃなそいつと中学校のとき友達だった、ってやつが今同僚にいる。
 人生とは面白い。
 
 そして自分のこれまでの経験は、今、目の前にいる子どもたちの教育にも役立っている。


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by saibikan | 2012-09-16 22:20 | 学級づくり | Trackback | Comments(0)

夏休み思い出の海と2学期目標の空(2)

自校は、豊かな心の育成をベースにした研究に取り組んでいる。
ただしそれは道徳教育のみにとどまらず、いやむしろ道徳以外の
教科・総合・特活の中でも育成されるべきものであり、
そこでどう培われるかを全職員で模索していると言ってよい。
だから「豊かな学び」という文言がある。

教科は、全校では共通して、国語科を中心に行っている。
総合は、地域教材の単元と並行しながら重なるように心学習が設定されている。
特別活動は、縦割り活動や児童会活動と言った側面で迫りながらも、今年は
学級活動も大事にしようというスタンスである。

それに加えて教育課程外の「心スキルタイム」なるものを特設している。
月1回。内容は、心部会主任であり養護教諭のS女史が提案する。
子ども同士の関わり合いを促進し、豊かな心の育成を図る。
ゲーム的要素を加えたり、協同学習を取り入れたりしながら推進している。

今月の提案は2学期が始まって数日後ータイトルは忘れたが内容はこんなもの。
「夏休みの思い出を、できるだけ短い言葉にし、それを教師がカードに書き、
シャッフルして誰が書いたかを当てるゲーム。時間があれば目標も同様に。」
私は、提案されたものを自分流にちょっとアレンジすることにした。
学級の実態に合わせて多少の変更はかまわないし、私はそういうのは得意だから。

私が子どもたちに言ったのは、
 「思い出も目標も、たくさんあっても一つ選んで、一言の単語に凝縮しよう。」
 「それをカードに書いて先生に出してください。どれが誰のか当てっこしましょう。」
 「思い出は海の生き物の枠をつくりなさい。あとで『思い出の海』として掲示します。」
 「目標は空を飛ぶものの形で枠を作ってね。あとで『目標の空』とします。」
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結構これは盛り上がった。実は始業式当日に、全体で思い出発表会はしていただけに、
それをしっかり聞いていたか、記憶にあるかをを確かめる場にもなった。意外な子どもが
よく人の話を心に留めていることを発見した。
そしてどんな思い出でも、普段とは違う経験だとよかったねえ、と楽しんだ。

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目標は各個人で作文に書かせていたから、それをぐっと縮めるという作業に
苦労している子どもがいた。だが、うまくできない子どもには近くの子どもが
その子の作文を読み、「一番何をしたいの?短くでいいんだよ。この言葉を書けばいい」
等と声をかけてくれた。全体では当てっこだから、本来は自分だけでするのだが、
書けない子どもへ自ら関わっていく子どもがいる姿は、微笑ましかった。
そしてこれも、この目標は誰だろう?と考えながら見ていき、感心したり、
意外性に驚いたり、笑いが出たり、楽しい時間だった。
そして教室にこのように掲示している。
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by saibikan | 2012-09-15 23:40 | 学級づくり | Trackback | Comments(0)

グランド・ゼロの地の過去へ

世界貿易センタービルの前にやってきた。
二十数年前の話。
第1ビルと第2ビルの間で写真撮影。
このあと最上階まで上ったのだ。
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そして現在この地は「グランド・ゼロ」と呼ばれる地になった。

「グランド・ゼロ」
 元々広島と長崎への原爆投下爆心地や、ネバダ砂漠での世界初の核兵器実験場跡地、また核保有国で行われた地上核実験での爆心地を「グラウンド・ゼロ」と呼ぶのが一般的であった。だが、アメリカのマスコミが、テロの標的となったニューヨークのワールドトレードセンターが倒壊した跡地を、広島の原爆爆心地を連想させるという理由から、「グラウンド・ゼロ」と呼んだ。それからはグランド・ゼロと言えば、現在は、NewYorkの2001年9月11日以後の場所のことと定着している。
 だが、本来の意味を忘れずに、そう呼ぶことが大切である。

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by saibikan | 2012-09-14 05:55 | 国語授業 | Trackback | Comments(2)

6年国語「平和について考える」導入は9月11日

6年国語

自分の考えを明確に伝えよう
「平和」について考える
 『平和のとりでを築く』

単元導入の日が9月11日

読む前に「平和について思うこと、考えること、知っていること」などを
ノートに書かせた。クラスの中の一人が「今日は同時多発テロの日」と
書いていた。驚いた。知っているのだなあーと。しかもその子は2001年とまで。
そうである。
World trade centerが崩れ落ちた日。あの日のことは忘れない。
映像から目を覆いたいほどの惨事だった。悲しみを大きく感じた日。

通称双子ビル。101階と102階の世界貿易センタービル。

実は行ったことがある。もう20年以上前。
自分の唯一の海外旅行。気ままな旅。NewYork旅行。

そのとき世界貿易センタービルの屋上まで上った。
揺れていた。空から見るような景色だった。
今も脳裏に焼き付いている。

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by saibikan | 2012-09-13 22:58 | 国語授業 | Trackback | Comments(0)


アートな授業作りに臨む日々。ICT活用や美術館活用、問題解決学習。思考力と心。基本はアナログ。ADE・ランナー・小学校教師さいびKanのblog。


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