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自分たちで作る1/2成人式

自分たちで作る、と言っても4年生だ。
できることは限られている。それでもやる。

どれだけ出来るのかな。それは未知数。
でもここまではやれる、という見通しはある。
そうでなきゃやらない。

未だに集団行動に関して声をかけなきゃいけないし、協力して何かをやることが、何と難しいことか。だが、パワーはある。やるときはやる。出来ないことはできないと言う。正直なんだよね、彼らは。そして甘ちゃんだ。僕から言わせたら。だからいつもそう言っている。君らは甘えん坊だ、と。だから少し成長しろ、と常に言ってきた。そして少しずつ前に進んでいる。

2分の1成人式。自分のところでは、4年生の総合的な学習の時間の計画の中に位置付けられている。例年、授業参観で4年生はこれ、となっている。
2分の1成人式のあり方については、世の中でいろいろ意見はあるのは承知だが、自分は自分なりに意味付けをして取り組む。

どういう形式で行われているかとか、前年度にどういう形で行われたかなどは、自分はあまり気にしないので、やると決めたものについては、目の前の子どもにとって意味のある、子どもの力になる内容にしたいと常に考えて行う。

総合や国語、学級活動の学習である。彼らに主体性と創造力と表現力をつけること。そしてチームワーク力を高めること。相手のことを考える思いやりを培うこと。そして今の生活をより良くしていくこと。
言葉だけで伝えるだけでなく成長した姿を親にも実感させることが、本当に親に対しても意味のある活動だと思う。

目の前の子どもに必要なことからのスタート。
校長さんにも、話をした。
「多分、今まで本校でやってきている2分の1成人式とは違う形になると思います。感動させる、御涙頂戴みたいな式にはならないでしょう。でも彼らにとって今必要なことです。だから、保護者の方はあれ?って思われるかもしれませんが、こいう方法でやりますので。」
思う存分やってください、と言葉をいただいた。

「自分たちの力で作る2分の1成人式」
2月9日に子ども達にはそれを伝えた。そしてこう言った。
「2分の1成人式は、みんなの成長をみんなの力で親に伝える式にします。方法も内容も、みんなで考えましょう。2月26日の授業参観で行います。もうあと3週間もありません。これからみんなで話し合って計画を立ててやるだけです。」
これができれば、自分で自分を祝うこともできるだろうという思いから。

それでも
「何をするのですか?」
素直な質問。
「2分の1成人という大人の半分になったのだから、それを祝うというのがもともとの式の意味。でもね、みんなは2分の1成人というだけの力がついてるだろうか?みんなは随分成長したと思うけど、まだまだのところもある。だから、今回は是非とも、みんなに自分の力でやり遂げて欲しいんだよ。」

「ふーん。」
「はい、いいです。」
「なんか面白そう。」
「面倒くさい」
「結局何するの?わからん」
「どうでもいい」
それぞれの反応。
この時点でもなんというか、バラバラというか、未だに騒々しい彼らである。

でも4月と比べれば確実に成長している。それを自分たちで振り返り見つめさせたい。
「生まれてからこれまで、いろいろなことがあっただろう?4年生になってもあったねえ。みんなは確実に成長している。だからその自分たちの成長を親に伝えようや。それを自分たちでやる。それが2分の1成人式。名付けて2分の1成人プロジェクト。」
そのあと、総合的な学習の時間としてのねらいを伝え、そういう学習なんだよ、と言った。

テーマは「成長」だと再確認し、まず全体に呼びかける。
T:「何を伝えたい?」
 C:4年生になって成長したこと。
   1年生から今までの成長
T:「どうやって伝える?」
 C:劇(いいね〜)
 C:歌
 C:写真を何枚か見せる(スライドショーだろ?)
 C:劇がいいなあ(さんセーイ)
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T「じゃあ、班でもう少し具体的に話し合ってみよう。
  成長って言っても、何がどう変わったのか?
  劇が多いけど、具体的にどういう感じにするのか」
 C:なんだろう?喧嘩が減った?
 C: 掃除だよ!無言掃除。
C:言葉は?
C:成長しとらんし。
 C:どんな風にする?
 C:ビュフォーアフターでするとか。
 C:音楽とか流すと面白い。
C:ライザップ!

この日は各班で話し合ってホワイトボードに書くまで。
でも結構楽しそう。

そこからスタート。
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by saibikan | 2016-02-28 23:55 | 総合的学習・生活科・地域 | Trackback | Comments(0)

「学級開きネタ集」の本が出版

「学級開き」とは?

新年度の4月になり、多くの小中学校では、新たな学級で(学級編制がなくクラス
メートは変わらない場合はあるが、学年は上がる)初日を迎える。

子どもたちは、
「新しい学年になったので、目標を持って1年間頑張りたい。」
「新たな教室で楽しく過ごしたいな。みんなと上手くやれるかな。
「担任の先生はどんな先生なのかな?自分のことをわかってくれるかな?」
といった期待と不安を持って学級のスタートの瞬間を待つだろう。


教師は、
「新しい学級で、子ども達の心や学力をしっかり育てたい。」
「仲間意識を高めて、素晴らしい学級を作りたい。」
「子どもとよい関係を築き、楽しく1年を過ごしたい。」
といった強い決意をもって、教室のドアを開けるだろう。

そして教室で、初めて担任と子どもたちが出会う瞬間が訪れる。これから担任と学級
の子どもが共に過ごす学校生活の、スタートとなる1時間。これが「学級開き」であ
る。

「学級開き」では、少なくとも教師が自己紹介をし、担任としての抱負を話すことは
あるだろう。だが、これを担任がダラダラと1時間話しっぱなしで、子どもがずっと
それを聞き続けるだけの状況では、せっかくの子どものやる気や楽しみがしぼんでし
まう。教師の自己紹介や抱負の伝え方に一工夫するだけでも、出会いが楽しいものに
なるし、子どものモチベーションも上がるものだ。

さらに、教師と子どものやり取りができる場、子ども同士がコミュニケーションを図
る場を設定することで、学級全体が楽しい雰囲気となる。出会いによって、子どもた
ちが、
「楽しい学級で今年も過ごせそうだ!」
「担任の先生とも上手くやっていけそう!頑張りたい。」
と言う気持ちを持たせるようにしたい。

このような「学級開き」は、担任を持った者なら誰でも最初に行うことだ。従って内
容は千差万別いろいろある。他者の実践を見聞きしながらそれを真似したりアレンジ
したりしたりするのもよし。自分なりに「学級開き」の内容を考えるのもよし。要は、
担任にとっても子どもにとっても、良き1時間となることが大切なのである。

===以上 日刊中高メールマガジン投稿記事(子どもたちのわくわくアート113号より抜粋======

そのような学級開きの事例が20も綴られた書籍が刊行された。
「THE 学級開き ネタ集」(堀裕嗣 編:「THE 教師力委員会」著:明治図書)である。
小学校低学年・中学年・高学年・中学校別に約6Pずつ20例紹介されている。
c0052304_22095680.jpg

私も、小学校中学年の事例を1つ執筆させていただいた。わずか7Pの実践紹介。
それでも何を書こうかと一生懸命に考え、書いたページは
「心がはずむミニゲームと折句自己紹介」
シンプル・スマイル・ソーシャルスキルの3Sの観点で紹介した。
それは、約5年前に書いたこの記事が元になっている。

私の学級開きでは、折句自己紹介が定番なので、これを外すわけにはいかなかった。
このブログのページでは私の本名ではない(ただし並び替えると・・・という謎解きがある)が、本では本名で折句を使っている。もうバレバレだな。

この本は販売が始まったばかりだが、インターネット上で明治図書オンラインのサイトを見ると、新刊書籍ですでに「総合ランキング30位」と出ていることに驚いた。先生方の「学級開き」に対する興味・関心の高さが伺える。


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by saibikan | 2016-02-15 22:12 | 学級づくり | Trackback | Comments(0)

「明日の神話」に立ち止まる

1月24日 渋谷の京王井の頭線渋谷駅とJR渋谷駅を結ぶ連絡通路にて偶然出会った。
ああ、この場所だったか。岡本太郎の「明日の神話」
都会の人にはあるべきところにある、日常の当たり前の風景。
だから誰も立ち止まらないし、見向きもしない。
でも滅多に見ないこの実物の絵を(多分ずいぶん昔1度見た)目の前に、
田舎人の私は当然足を止めてじっくり見た。

縦5.5メートル、横30メートルの巨大壁画。1969年作。
アスベスト製の板に一部コンクリートを盛り付けてアクリル系塗料で
描かれていると言われている。
c0052304_06270188.jpg
「すごい迫力だなあ。こんな大きい絵をどうやって描いたのか・・・」と眺めながら、
絵から滲み出てくるテーマ性にのめり込まずにはいられなかった。
第五福竜丸が被爆した際の水爆の炸裂の瞬間をテーマにしている絵。
全てを覆い尽くす火柱の凄さと、可愛く描かれた表情のある船の対比が
なんとも言えない。
だがこの絵は、悲惨さだけでなく、むしろそのような体験を乗り越えて
再生する人々のたくましさを描いたとされる絵である。傑作だ。

2年前に授業で「燃える人」の鑑賞をしたことを思い出した。
またやってみたいな。


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by saibikan | 2016-02-15 06:27 | 美術作品・美術館・地域美術 | Trackback | Comments(0)


アートな授業作りに臨む日々。ICT活用や美術館活用、問題解決学習。思考力と心。基本アナログ。ADEでランナーでもあるさいびかんのblog。


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