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音を感じて5「モスクワの広場」

鑑賞「音を感じて」の3つ目(最終作品)は
「モスクワの広場」(カンディンスキー)
きょうかしょ1Pに大きく掲載されている作品
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完全な抽象画ではないとはいえ、子どもにとっては
具体性が少なく何を描いているか考えづらい作品ではある。
しかし前の2枚で、形や色から音が想像できることを体験的に学んだ子どもたちは
想像力を膨らませて、いろいろな音を思い浮かべる。そして対話をする。
「ここって光みたいだよね。ほら色が薄くなってる」
「ピカーン」
「黒い鳥がいるよ。」
「カラスかな。だったらカアカアだよね。」
「これ人間?そんな形してる」
「男と女?ピンクのスカート履いてない?」
「デートしてるかも。」
「じゃあ笑ってるよきっと。ウフフ・・・とか」
「町みたい。ビルかな。」
「二人の下にあるのは川?白いのは水?あわ?」
「青と赤があるのは川じゃないよね。道かな」
「これは雲の上の町かも」
「どこかに国にこんな建物があった・・えっとえっと」
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作品名を教える 「モスクワの広場」
「あ〜」の声
でもそれは知識豊富な子ども。多くは何の呼び名かわからない。
だから「モスクワ」の写真を見せる。
「あ!」の声。町の写真に、絵の中にあった建物があったのだ。

作家名を教える 「カンディンスキー」
「言いにくいな〜」の声。繰り返すが正確には言えない。
ロシア人であることを言うと、また、「あ〜」
わかってるのかな?
代表的な抽象画を見せると、「定規みたいだ!」「宇宙だ」

振り返って鑑賞の授業は終了。



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by saibikan | 2017-11-16 06:53 | 4年図工授業 | Trackback | Comments(0)

音を感じて4「漣」の鑑賞

4年図画工作 「音を感じて」の鑑賞
「華々」の後に、テレビで「漣」を提示する。

これも教科書の中に紹介されている作品である。
ここで「漣」について解説しておく。

 種類  絹本着色(157×184cm)1932年 
 作家  福田平八郎

 リンクしておくので絵を詳しく見たい場合は上の作品名をクリック

華々に比べたら、そう簡単にはわからないかもと思ったが、
多くの子ども達から、水に関する自然の音が聞こえて来ていることから、
作者が表しているものに近いイメージは持ったよう。
サー スー ジャバーン ジャリジャリ フー ザーザー
(海 川 砂浜 波 など。中には風の音が聞こえるという者も)
青い色や細い線、波打つ線からやはりそのようなものを感じると。
近付いて絵をみたいという子どもも現れた。
2つのクラスの実践で似たような反応だった。
作品は紙でも印刷し、板書用に使った。

作品名は漣(さざなみ)と教えた時、イメージできない子どももいた。
そこで、静かな波の映像(音入り)で見せると、「あ〜」と思わず声が出た。
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これは時間をあまり取らなかった。
それはこの鑑賞の時間のメインが最後のもう一枚だからだった。
その作品は、カンディンスキーの作品(続く)

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by saibikan | 2017-11-14 05:40 | 4年図工授業 | Trackback | Comments(0)

「情報モラルの授業」のバイブル


昨今、情報モラルの授業は大きな課題となっている。小学校にもスマホ世代が多く存在するようになり、「『危険回避するための啓発教育』だけでなく『よりよい情報の使い手となるポジティブな学び』の必要性」を、指導者である我々も認識しなくてはならない時代。そういう意味で、とても時代にあった内容の本がある。


「スマホ世代の子どものための主体的・対話的で深い学びにむかう情報モラルの授業」

    今度珠美・稲垣俊介(著) 前田康裕・原克彦(監修)

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現場で即役立つ内容である。なぜそう言えるかといえば、著者である今度先生の講座を受け、実感したからである。今度先生の講座は、著書の内容に沿って進んだ。午前中は、「ネットの文字によるコミュニケーションを考える」というワークショップで中学生の「LINE」のやりとりが提示された。もし自分が、その中学女子の立場だったら?と問いかけられた場面は、深く考えた。そして参加者同士で意見を交換することで、より悩んだ。きっと子どもたちもこのように迷うだろうな、と。


午後は「アプリの利用と個人情報」「ネット依存とルール」など小学生でも直面している問題を取り上げてレクチャーをしてくださった。これも著書に詳しく載っている。そして最も大事にされていたのが「アンケートによる実態調査の重視」である。実態あってこその授業であり資料。そして「集計よりも相関」という考え方が心に残っている。個々を大切にする考え方だ。


鳥取県の情報モラル教育アドバイザーとして、全国の小中高等学校で年間150を超える学校で「情報モラル教育」「メディアリテラシー」などの授業を行っておられる今度先生。鳥取県のいじめ問題スーパーバイザー、人権擁護委員会(法務省)など多くの活動をされている方である。しかし、多くの固い肩書きがありながら、その人柄は明るく気さくで楽しい方。前日に懇親会でご一緒したが、私たちの地域のことを大変気にかけてくださる気遣いの方だった。そして我々の郷土の文化や食に関心を持たれるとともに、細い体ながら次々と地酒や焼酎の杯を開けていく豪快さも持ち合わせていらっしゃった。さらに、何と言っても情報モラルや本のことになると熱く語り始める熱血女子だった。


ちなみに講座が行われたのは、熊本大学教育学部情報教育研究会11月例会である。

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by saibikan | 2017-11-12 20:15 | 情報教育(ICT/情報研/JAET)) | Trackback | Comments(0)

音を感じて3「華々」の鑑賞

「華々」(吹田文明)を最初に鑑賞をしたのは隣の学級の子ども達である。担任にお願いして授業をさせてもらった。「音を感じて」と言う題材の導入で使った。
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10分程度の予定だったが、子ども達からどんどん意見が出て、予定の倍近く時間がかかった。でもこの時、子どもは「自分が音を感じているのは、絵の形や色からなんだな」ということを学んだ。部分から聞こえたり、全体から感じたりするということに気づいていく。そして人によって感じ方は違うんだ、違っていいんだと言うことに、安心感を覚えていく。

このクラスで出た意見から、多くの子どもには「花火」と見えていることがわかる。感じる音やその根拠(形・色)を出し合った後に「この絵は何を表しているんだろう?」と私が問うたら「祭り」「花火大会」と答えが返ってきた。それはある子どもが「下に描いているのが人っぽい」と発言して「ああ、ほんとだ!」と反応があり、この絵が花火一つの絵と言うより、人々が賑わう場を表現していると思ったのだ。そう思って見ていると、本当に花火が打ち上がり、鮮やかな色の華が広がり、どーんと音がすると同時に「おお〜」と声が聞こえてきそうである。

これが木版画で表されている。素晴らしい作品。のちに教科書を開いてこの作品が載っていることを確認し、作品名や作家名も目にするのだが、やはり黒板にきちんとそれらも明記するべきだったと言うのが反省である。自分の学級の授業でもそこは足らなかった。しかし、初めての題材の授業は楽しいものだった。
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by saibikan | 2017-11-12 06:59 | 4年図工授業 | Trackback | Comments(0)

音を感じて2 華々

4年図画工作教科書の「音を感じて」のページに行くつかの美術作品がある。
その中の一つ「華々」(吹田文明)という木版画を題材にした。
シンプルで美しく子供の興味を引きわかりやすいと感じたから。
音を想像しやすいだろうと。

さて、皆さんは、どういう音が聞こえるだろうか?
どの部分から聞こえるだろうか?
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(この作品については、知人の元美術館学芸員の方の計らいで、作家の方に連絡をしていただき、使用の許可を得ました。感謝の意を込めてここでも紹介します。心より感謝します。)


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by saibikan | 2017-11-11 06:44 | 4年図工授業 | Trackback | Comments(0)


アートな授業作りに臨む日々。ICT活用や美術館活用、問題解決学習。思考力と心。基本はアナログ。ADE・ランナー・小学校教師Kanのblog。


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