思い出やお気に入りの場所6 着色の映像

6年図工
【題材名:思い出の場所・お気に入りの場所】 (8時間扱い:11月〜12月)

5時〜  着色 「水彩絵具の使い方」

図画工作スケッチも色ぬりに入った。着色の最初には、いつも教室で映像を見せる。
今回見せる映像も、1学期に1度視聴させている。
約3分のコンパクトな内容。
実は今回はデータが手元になかったので、モバイルからネットに繋いで「水彩絵の具の使い方」を見せた。
さすがに2回目ともなると「これ先生の声やん」と言う。別に誤魔化す必要もないので、
「そうだよ。先生が作ったんだよ」
と答えた。
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映像終了後、画面がシュッと縮んで横にyoutubeのマークが出た。これに子どもが多く反応。
「え?先生、youtubeに動画アップしてると?」
「ああ、この水彩絵の具の使い方は、誰でも見られるようにしている」
「えーー!」
この反応が、(先生がyoutube?)的な反応だったので、
「あのね、youtubeには学習に役立つ映像がいっぱいあるんだよ」
「うそー」
「文部科学省からは体育の実技なんかも出てるんだから」
「そうなんだ」
「でも自分たちだけでインターネットを見過ぎないように。」

「何と検索したらいいの?」
「ん?」
「先生のyoutube」
「水彩絵の具の使い方」
「youtubeでの名前は?」
「水彩絵の具の使い方」
「先生の名前だよ。アカウント。youtubeでニックネームとかあるでしょ」
「スイサイエノグノツカイカタ」
「もう・・・、じゃあ名前で検索しよう」
「スイサイエノグノツカイカタで検索してね」
「○○○(本名)で検索したらいっぱい出るけん」
「何が」
「映画を3本も撮ってるって」
「なんじゃい、もうネット検索して調べたことあるのか。そりゃあ、同姓同名の別人の○○○だよ」
「え?そうなの。」
「当たり前じゃ・・・」
普段は授業になかなか集中しない者も、ずっと食いついてきた。
(ああ、多分普段youtubeばっか、みてんだな・・・)
と思った。

気を取り直して
「この映像は1学期も見たよね。これはあくまで、絵の具の使い方の基本。
このことを忘れずに、色ぬりに入りましょう。
ただし、それぞれ、これまで学んだことを生かして工夫して塗ろうね。
なぜ、そこを描いているのか思いを忘れずに」

全員が絵の具に手を伸ばし始めた。(続く)


☆===余談====

 次の日、朝から子ども同士で会話をしていた。
耳をすましていると、こんなことを話していた。

「先生の名前はsaibikanだった。」
(早いなあ〜関心あったんだな)

「俺も見た。やっぱり先生の声だった。絵の具の使い方は、9000回もアクセスされてた」
「すげー。コメントは?」
「全然書いてなかった」
「かわいそー」
(おいおい・・コメントは基本、受け付けないんだよ)

「他にもキャンプファイヤーの映像とかあった。」
「ソーラン節も出せばいいのに」
(これはいい方に捉えていいのか?)

「先生はユーチューバーだった。」
(あのね・・・それだけでそう判断すんなって・・・それと、勉強をそれぐらい意欲的にやれよ・・)

個人情報をすぐ探そうとするネットユーザーたちの姿を、小学生の中にも見た気がした。youtubeでの公開は、ほぼ図工教材としてなので何も隠さなくてもいいけど、ネット公開はかなり用心しなきゃいけない時代だと再確認。


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# by saibikan | 2017-01-14 23:15 | 6年図工授業 | Trackback | Comments(0)

思い出やお気に入りの場所5「絵になる」と「思い」

6年図工
【題材名:思い出の場所・お気に入りの場所】 (8時間扱い:11月〜12月)

「絵になる」という言葉を私たち教員仲間はよく使う。
あるいはよく耳にする。
この言葉の意味するところはなんだろう?

「この場所は人が認める絵になりやすい」
「ここからこう見て描くとよい絵になる」

題材として良い?
芸術として面白い?
美的な作品ができやすい?

鑑賞者から見てアートな作品が生まれる場所?
表現者から見てアートな作品が作れる場所?

あるいはコンクールに入りやすい素材?

アーチストであればそれも全てイエスであろう。
図画工作でも、表現する際に考える要素の一つとはなるだろう。

だが、度がすぎると、やがて子どもは絵を描きながらこう言う。
「どうやればコンクールに入りますか?」
「今年は誰の絵が入賞しますか」
「どうせ私は入賞しないもん。だって絵は下手だから。」
これは初任の時、初めて図工で絵を描く指導をした時、教室の子どもたちから実際に出た言葉。
驚いた。「この子達は、何のために絵を描くのだろう。図工って何?」
しばらくはずっと心に引っかかっていた。
初任である自分は、どう指導したらいいのだろうと悩んだ。

今は、子どもが図画工作で絵を描く時、根底にあるのは
「絵を描くことが、おもしろい、楽しいと感じるようになること」
「自分の思いを自分なりに工夫して絵に表せるようになること」
が大切だということを思いながら、絵を描く子どもと向き合っている。

さて、今回の授業。4時間目の線描(計画より1時間オーバー)

自分でラフスケッチをした場所から、どちらかを決めて、大きな画用紙に線描をする。
どっちにするか決めるときは、「描きやすい」「絵になる」ことも考えて良い。
しかし「ここをどうしても描きたい」という、自分の思いを優先する。

ラフスケッチを見ながら教室で描いて良いし、再度その場所に行ってじっくり描いても良い。
それは鉛筆でもペンでも描いても良い。
描き方の工夫は、全体で再度1時で気づいたことを思い出させ、後は個別に対応する。

その場でのスケッチは、校内であっても、車が通る場所でないかなど、安全上の配慮をする。
授業で入れない場所をもう一度見たいという子どもには、タブレットで撮影した画像を参考にさせた。
そろそろ一生懸命さが見えてきた。
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# by saibikan | 2017-01-12 06:38 | 6年図工授業 | Trackback | Comments(0)

思い出やお気に入りの場所4 試し描き


6年図工
【題材名:思い出の場所・お気に入りの場所】 (8時間扱い:11月〜12月)  

4 発想・構想 (第2・3時)

「自分の思い出や気に入った場所を2ヶ所見つけて、試しに描いてみよう」
これが今回、私が子供に発した「発想・構想」の時間の指示である。

発想・構想の時間なのに「描いてみよう?」
と思われた方もいるかもしれない。でも、図画工作ってもともと頭の中だけで考える教科じゃない。やってみて、出会ってってみて、試行錯誤しながら考えること。それにより、発想や構想がグーンと湧いてくるもの。絵画だってそうなんだな。特に、スケッチはその場に行って、場所に自分を置いて見て、思いを膨らませながら、試しに描くことで、何らかの工夫も思いつくものなのだ。

さあ、子どもたちをこの時から解き放ったので、もう全員の頭の中はわからない、掴めない。学校中に一人一人が散らばっていて、私はその姿を見つけて回るが、すべての場所を回れない。
なんとか出会ったこどももたちには「なぜこここを描いてるの?」「何を描いてるの?」とは聞くけど「どう工夫して描くの?」なんて聞かない。それは子どもたちの下絵(ラフスケッチ)から、私が見抜かねばならないのである。そのためには子どもとの対話が欠かせない。その場での子どもとの対話もあるが、教室に戻ってきてからの対話もある。

運動場にいたある子どものスケッチはこれである。
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そして対話。
「なぜここを描きたいと思ったの?」
と聞かなくても大体はわかる。サッカーの好きな子どもだ。サッカー部所属。休み時間はサッカーをよくやっている。この子にとって、サッカー場が思い出であり、お気に入りなのは、ある程度は理解できる。
「おお、これは、ふかん的だなあ〜。よくこんな方向から描けたね」
「ふかん?」
「空を飛ぶ鳥から見たように描くことだよ。だって普段は運動場から、今もそうだけど、こんな風にサッカー場を見てないよね。っていうか見えないでしょ。それを鳥になったつもりで描いてるから素晴らしいなーと。サッカーコート全体が見える。」
「あ、そうですか、へへ」(ぽりぽり)
ひょっとしたら、3回教室から見た記憶がそう描かせたのかもしれないが、それは言わなかった。
「でも人が見えないのは残念だな。」
「人はかけません。棒人形でいいなら描けるけど。っていうか、場所だから、人はなくてもいいでしょ?」
「まあ、それはそうだけどね。あ、この線すごいきっちりしてるね。定規で測ったみたいに・・・あ。まさか定規使って線を引いた??」
「え、あ、使ったらいけませんか?」
「デザインじゃないからね。それにコートの線って、ラインカーで引くとまっすぐじゃないでしょ。ゴールだって近くで見ればデコボコしてるし。」
「ああ・・。」
「それに・・・以前も、スケッチして描く絵では定規は使わないって言わなかった?」
しばらくして少年は困ったように
「そうでした。」
そんな少年に最後に一言言った。
「でもこっちとこっちのゴールラインの幅が違うのは、いいね。向こうが遠くてこっちが近い感じがするよ。」

他のこどもたちも、色々なスケッチをしていた。
こう描いたら面白いかもという発想があった。
こう描きたいなという構想が見えた。
どう描こうかと、迷いが表れているものもあった。
思う通りにできないという困り感を感じるスケッチもあった。
あまり考えず、ただ見て詳しく描いているので全然進んでいないと思われる画もあった。


どんな思いなのかーなぜこれを描いたのかー特に何を描きたいのかーどのように描こうとしているのかーーーそして未完成な絵はなぜそうなのかー色々考えてこれらの下絵(ラフなスケッチ)を見てみたい


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# by saibikan | 2017-01-10 21:39 | 6年図工授業 | Trackback | Comments(0)

思い出やお気に入りの場所 3導入後半

6年図工
【題材名:思い出の場所・お気に入りの場所】 (8時間扱い:11月〜12月)  

3 導入での鑑賞

第一時では、題材名から子どもがイメージを持つことと、造形活動の方向性を持つことの2点がある。この2つで関心・意欲を持たせることが大事なのだ。前者は、前回の記事で述べたので、今回は後者について述べる。

「思い出の場所・お気に入りの場所」を表すときに、教科書の作品の鑑賞は参考になる。子ども全員が持っていること、いつでも見直せること、表現に悩むときに参考になること、などがその理由である。

表現の手法は子どもにとって参考になれど、まったく同じ絵にはならない。なぜならば、描いている場所は、教科書の絵の作者と同じ場所ではないからだ。学級の描き手の描く対象は、あくまで自分の身近な場所であり、そこへの思いは自分しか持っていない。
むしろ、同じ学校の先輩の絵の方が、親しみがあるものの実際に同じ場所であるということや、場所に対する思いが近すぎて、模倣的になる恐れはある。それはそれで、その学校の作風というものが産まれて伝統的になるという面白さもあろうが、個人の表現ということから考えれば、やはり教科書作品の方がいい。

さて、教科書には見開き2ページとはいえ、情報が満載である。それはそうだ。単なる参考作品の紹介だけでなく、ねらいや道筋、発想や構想の仕方、手法、評価など多くの内容が詰め込まれているからだ。図画工作の場合、題材(他教科で言えば単元)の学習の流れが、わずか1〜2Pに広がっているのである。教師はこれをじっくりと事前に見る(読む)ことが大事である。学習の流れが一望でき、考えられるのだから。自分も題材を試してみると、それがさらに工夫ある教材研究へと進む。

子ども側からすると、鮮やかで賑やかで楽しい教科書。ずっと眺めていて見ていて飽きない様子もうかがえる。だがここで忘れてならないのは、めあてを持った1時間の授業の時は、教科書は、子どもたちにとっては「情報過多」でもあるということ。

そこで、特別支援教育の視点(一つ一つの意味が十分わからない子どもへの配慮)、桂氏の提唱しているUDの視点(焦点化、視覚化、共有化)を考えた工夫を行うことが大事になった。
導入授業後半で提示したのは、これらの4つの参考となる絵のみ。
不要な情報は切り取り。
絵の具で描くことを前提としたから、それによって選んだ。
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1枚ずつ提示。子どもたちは食い入って見ていた。
良いところは見えている。

部屋に入ってくる光を表すこと、斜めの角度から見る構図、木の間から遠方の風景が見えるという奥行き、表したいものを大きく描くこと。これらは全てこの絵の良さとして感じたことであり、その後の表現に現れてくるものである。


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# by saibikan | 2017-01-09 22:33 | 6年図工授業 | Trackback | Comments(0)

思い出やお気に入りの場所 2題材名

6年図工
【題材名:思い出の場所・お気に入りの場所】 (8時間扱い:11月〜12月)  

2 題材名

 教科書の題材名は「見入つけた!お気に入りの場所」である。それを私は、ちょっと変えてみた。「思い出」を1番目に持ってきた。それはやはり、6年生という時期であり、描くところに自分の思いをしっかり重ねたい、という気持ちがあったからだ。
 「思い出の場所を描こう」」
と題材名を最初に言葉に出した時、ある子どもがこう言った。
 「先生、それって、普通、卒業間際の3学期に描くんじゃないですか?」
 「ん?何で?」
 「だって、卒業目前になってこそ、その場所への思いが湧いてくるでしょ。」
 この言葉で十分だと思った。「お気に入りの場所」だけでは感じられない、言葉の持つイメージが出てくるんだな、小学校の思い出という自分の思いを描くことを子どもなりに主体的に受け止めるんだと思った。

 でも3学期というのは、卒業間際で時間があまりないこと、造形展に向けて立体作品を作ったり卒業制作を作ったりするので精一杯であることを告げた。そしてこの題材名を描くには2学期後半がいいことを話すと、納得した。ただ、最初の子供の言葉は、今後、自分が同じ題材を行うときに時期や内容を考える道標になる。

 そして予想通りの質問があった。
 「どこを描いてもいいんですか?」
 即座に答えた。
 「ああ、いいよ。。。って答えたいけどね。さすがに熊本城やディズニーランドじゃ困る。学校の中に絞ろう。だって今回はその場所に行って見て描いて欲しいから。ね、簡単に行けないところじゃできないんだ。その代わりに学校内なら自分で決めていい」
 「えーー!教室じゃなくていいんですか?」
 「ああ、ずっとじゃないけど、せめて最初に形を描くときぐらいはその場で描こう。」
 「やった!」
 「今までそんなことはないの?外に出て描くとか?」
 「ないよね。校舎内から外を見て描いたり、写真を見て描いたりはあったけど。」
 「ふーん、そうか。でもね、自由に選ぶってことは実は制限が生まれてくる。それも考えなきゃならない。」
 「あー、授業があるとか?」
 「そう」
 「邪魔になるとか」
 「その通り。だからそれも考えて場所は選ばなきゃいけない。」

 まあ、こんな会話をすると、じゃあ、体育館や理科室はだめじゃん、とすぐ素直に受け止めちゃう子ども達なので、
 「どうしても書きたい場所があれば、なんとか1回でもその場所でかけるような工夫はするよ。」
 と話した。子どもにはそれがどういう意味かわからなかったらしく、首をひねっていた。そこで、
 ・特別教室や運動場、体育館は、時間割を見て、空いている時間を探す。
 ・天気はなるべく晴れの日に実施する。
 ・必要な場合は写真を撮る。
などを話すと「ほおー」と不思議な納得感を示した。面白い〜。

 そして導入では、教科書の絵を鑑賞することになる。参考作品を見せると、それのマネになっちゃう、って危惧する方もいるが、(確かにそれはあると思う、でも時と場合による・・・)やっぱりいい作品を見ることも大事である。ねらいを明確にするには、やはり教科書の作品を鑑賞することが1番と言える。

教科書の「見いつけた!私のお気に入りの場所」の見開き2ページはこんな感じだ。(続)
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文調は修正しました。




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# by saibikan | 2017-01-08 22:20 | 6年図工授業 | Trackback | Comments(0)

思い出の場所・お気に入りの場所 1

今年から偶数学年も新しい教科書になったのでそれぞれの題材が目新しい。
特に、私の市では教科書会社も新しくなったので、多くの先生方が図画工作の題材に対して、例年とは違うイメージを抱いているようだ。私は新たな世界の一つ一つを、実践によって味わっている。それぞれの会社の教科書には、それぞれの良さがある。図画工作の題材は、授業者の工夫がかなり認められるところが良いわけだから、どの教科書会社であろうが、私は私なりの工夫をしている。

さて6年図画工作の1学期の題材に「お気に入りの場所」がある。この題材に近いものは、これまでもよくあった。他の題材に比べてスタンダードであるが、やはり目の前の子どもの実態にあったものにしなくてはならない。

ちなみに、教科書会社の資料では以下のように述べられている。時期は1学期。
【題材名:わたしのお気に入りの場所】 A表現(2) ァ、ィ、 ゥ (絵) B鑑賞(1) ァ、ィ 
(4-6時間扱い)
○育てたい力
 造形的なものの見方や考え方、造形感覚を養う
○目標
「気に入った身近な場所のかき方をくふうする」ことを通して、形や色、方法や材料を工夫する力を培う○内容
自分にとってなじみのある身近な場所から気に入った場所を選び、改めてよく観察し、その場所への思い
を表すため、自分の感じたことを大切にして表し方を工夫して絵に表す。
〔共通事項〕との関連
自分の感覚や活動を通して、形や色、動きや奥行きなどの造形的な特徴をとらえ、これをもとに自分のイ
メージをもつ。
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私たちの学年では、これを2学期後半に持ってくることにした。秋は学校でスケッチに取り組む時期。コンクールに向けて取り組む学校も多い。風景も色づき、場所によっては季節感も表せる。1学期には、小さい画用紙で絵を描く基礎・基本を楽しく身につけさせ、それを生かして、2学期に大きな画用紙で自分の思いを絵画に一気に表現する題材に出会わせたかった。そこで以下のように考えた。

私の計画した内容は以下。教科書会社とは若干違うが、自分が考えやすいように実践しやすいように改案した。
【題材名:思い出の場所・お気に入りの場所】 (8時間扱い:11月〜12月)  
1 計画
○育てたい力
 造形的なものの見方や考え方、造形感覚。材料を生かし、形や色、方法を工夫する力。
○主な題材の目標
「思い出の場所や気に入った場所」を、身近な場所のかき方をくふうする」ことを通して、形を捉えたり色で表現したりしながら、工夫して絵に表す力を培う。
○内容
卒業を前に、自分が過ごしてきた学校の中から「自分にとって思い出のある場所や気に入った場所」を見つけて絵に表す。その際、選んだ場所をよく観察し、感じたことや自分の思いを、形や色を工夫しながら画用紙に描く。
〔共通事項〕との関連
自分の感覚や活動を通して、形や色、動きや奥行きなどの造形的な特徴をとらえ、これをもとに自分のイ
メージをもつ。
○学習計画
(1)自分にとって思い出の場所やお気に入りの場所を見つけ、題材への関心・意欲を高める。1
(2)簡単にスケッチをしながら、思いを表すためにはどう表したら良いか構想を練る。1
(3)選んだ場所で鉛筆やペンを使ってスケッチをし、思いが伝わるように形を捉える。2
(4)色の選び方、混ぜ方、使い方を工夫して、思いを大切にしながら絵に表す。3
(5)互いの絵を見て良さや思いを味わい、自分の活動を振り返る。1

次回から活動の様子を紹介する。


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# by saibikan | 2017-01-07 22:15 | 6年図工授業 | Trackback | Comments(0)

謹賀新年2017新年雑感

読者の皆様
あけましておめでとうございます
本年も「子どものアート彩美館」をよろしくお願いします

ブログ更新が一ヶ月以上滞ってしまいました。
申し訳ありません。
知人や友人から「楽しみにしています」と言われながら
ついとりかかるのができずじまいでした。

最近はどちらかといえばFBでの発信が多くなっています。
もちろん親しい人たちには、そちらでも十分発信や交流ができます。
しかし、顔を知らなくても、このブログを愛してくれる人たちがいることを
忘れてはいません。ただ、なかなか館の扉を開けられませんでした。

4月に職場が変わり、新たな場所での勤務になりました。
年齢も上がり、子どもたちとは精神的にも距離が遠くなり
何かしらうまくいかないことも多くなりました。
その点での戸惑いや疲労感があったのも事実です。

それに加えて昨年は、大地震というこれまでにない体験をしました。
身の回りの全員があの揺れや恐怖、苦しさ、大変さを経験し、
例年とは違う心の不安定さを誰もが持っていました。
子どもたちの心にも大きな揺れが影響を与えたことでしょう。

学校も結構被害を受けました。避難所にもなりました。
しかし今は日常を取り戻し、毎日できることを皆頑張っています。
我が家の被害は少なかったものの、友人や知人の中には
大変な思いをした人たちがいます。
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我らのシンボル熊本城も悲しい姿になってしまいました。
我ら熊本市民や県民は、心にも大きな痛手を受けましたが
いつまでもがっかりはしておられません。
「負けんばい、熊本」を合言葉に8ヶ月を過ごしてきました。

そして自分自身、様々な環境にあっても、できることに挑戦し
自分にとって新たな道を開拓してきました。
ある意味充実していたともいえるでしょう。
そして多くの人との出会いが生まれた年でもありました。

さて、2017年が幕を開けました。
新たな年がまたやってきました。
今年はどんな年になるのでしょうか?
それは自分次第です。

今年の抱負は?って聞かれたらなんと答えるでしょうか?

私は、まずは「健康」と答えます。
健康あっての豊かな日々。
健康あっての仕事や趣味。
自分の心身を大事にしたい、と最近は強く思います。

次に「地道に継続」
派手でなくても、一日一日大切なことを続けることが大事です。
無理はしないで良いがなるべく継続し、記録もとります。
それが大きな力となり宝となることは、これまでの地道な人生で分かりました。

最後に「感謝」
ここまで生きてこられたのは、やってこれたのは、
自分一人の力ではなく、周囲の人たちの支えがあったからです。
大人にも子どもにも同僚にも家族にも、そして大切な仲間や友人に、「ありがとう」。

もちろん自分のモットー「挑戦と開拓」は根底にありますが、
今年の3つをそこに重ねて充実した日々を送りたく思います。
そして今の社会を見ていて、世界の子供たち、世界の人々が
今より少しでも平和になること、幸せになることを願ってやみません。

子どものアート彩美館も
「アートで子どもが幸せになる館」
という側面が出せたらいいなと思っています。


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# by saibikan | 2017-01-06 09:42 | プロフィール | Trackback | Comments(0)

朝を整える100の言葉

久しぶりに本の話題です。
約3週間前に、市内の繁華街の書店で見つけた本。

「あなたの朝を迎える100の言葉
 世界中の朝日×偉人たちの名言」
 (編=いろは出版)

ふと手にとってパラパラと見て役立ちそうだと思い、その場で購入。
飲み会がその後あったにもかかわらず、無事に持って帰った。

その翌日以来、毎朝読み、1つの言葉をFBで発信中。
偉人の言葉は何処かで聞いたことがあるものが多いが
美しい朝日との組み合わせで、心に残るものになっている。

さて、今日紹介した言葉はこれ。

二十年後に失望するのは
やったことよりもやらなかったことだ。
綱を解き、
船を出し、
風で帆を捕らえよ。
探検し、
夢を見て、
発見するのだ。
 マーク・トウェイン(作家)

マーク・トウェインといえば
子どもの頃夢中になった「トム・ソーヤの冒険」が忘れられない。

20年かー今日を起点に、過去と未来を考えてみようー



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# by saibikan | 2016-11-23 16:18 | | Trackback | Comments(0)

作品名は「日常の会話」

6年図工 はさみと紙のハーモニー
2つ目の作品紹介
「日常の会話」

模様の入った紙を吹き出し風に切り抜いている。
それが丸かったり、角ばっていたり、尖っていたり。
叫んでるのかな?と感じるものもある。
色々な言葉が重なって本来なら消えてゆく会話の姿が
形となって残っている。
この子は、考えながら作ったのだろう。

題名から読み取ることができた。
題名がないとわからなかっただろう。
題名がわかってじっと見ると、楽しい作品だ。
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# by saibikan | 2016-11-21 05:35 | 6年図工授業 | Trackback | Comments(0)

作品名は「ハッピーバースデイ」

6年図工 はさみと紙のハーモニー
前回の作品が並べられた写真に
ある方から「太陽ばかり」というコメントをいただいた。
確かにそうだなあ・・・
指摘されてみると太陽が確かに多い。
低学年によくある身近な景色を描いて空に太陽を・・・というパターンに似ている。
「具象的な形ではなくて・・・」という趣旨からも大きく外れちゃってるのかなとも思うが、それが実態である。

そんな中、形と色から生まれ出るイメージを元に、自分なりに工夫した作品も存在する。
例えば以下。
右下からクラッカーのような形が広がるように並べられ、その先には音を表すような形や色のデザインが見える。踊っているかのようなメロディーやリズムも感じるデザイン。そして左上には、下になるほど長さが短くなる「響き」のようなライン。
12歳の作者が付けたタイトルは
 「ハッピーバースデイ」
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# by saibikan | 2016-11-17 22:39 | 6年図工授業 | Trackback | Comments(0)

はさみと紙のハーモニー

今年6年生で扱う教科書(K社)は、実は初めてである。
これまで私の勤める市では、ずっとN社の教科書であった。
その中にある題材「はさみと紙のハーモニー」も初めて扱う題材。

題材の目標
・「形や色の組み合わせをくふうする」ことを通して、形や色、方法や材料を工夫する力を培う。
題材の内容
・身の回りにある紙をはさみで自由に切ってコラージュすることを楽しむ。はさみの切り心地を味わい、切った紙を並べたり、組み合わせたりしながら自由に発想を広げ、その形や色の重なりや奥行きなどを生かして表現する。

教科書会社の指導計画に述べられている「最初から具象的な形に切らないようにしたい」ということを、私も思って実践した。実はそこはなかなか難しい。そもそも「具象的な形にならない」ことを子どもになんと説明するのか。小学生に「抽象」という言葉は理解できない・・・。この点について、全国の実践した先生方に、是非聞いてみたいものである。もちろん、この題材をより良いものとして発展させるためである。

私は「自由に」「好きなように」という言葉を使ったが、子ども側としては、その中に「好きな具象的な形」も含まれる。だから、そうなった場合はそれで良いとするしかないと思っている。視覚的に理解するために、教科書の作品等を見せ、「何かの絵を描こうとしなくていい。」という声かけも行った上でのことだから。「デザイン」という言葉も使っている。

それでできた作品の一部である。どうなのだろうか。多くの子どもが具象的な形をイメージしていると言える。初めてやってみた題材。しかも今年は日常の各教科等の授業自体もなかなかスムーズにいかない学級での実践である。まだまだ研究の余地あり。
だからこそ、みなさんと実践を共有したい。
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# by saibikan | 2016-11-16 22:13 | 6年図工授業 | Trackback | Comments(0)

墨画に題名をつけてみよう!

10月前半に6年図画工作の授業で行った「墨で描こう」の作品

一人2枚程度描き、1枚は教室に掲示している。
それには、作者名・作者の工夫・鑑賞者のコメントも同時に貼ってある。
残りの作品から数枚ずつを廊下・階段の掲示板に貼った。
そちらには子どもの名前も作品名もなし。
そして「題名をつけてみよう」の呼びかけ。
作品を見た者は、どれに何とつけるのだろうか?

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# by saibikan | 2016-11-16 19:06 | 6年図工授業 | Trackback | Comments(0)

平和への祈り〜千羽鶴を捧ぐ

長崎修学旅行
平和公園の平和祈念像前で平和集会。

黙祷ー誓いの言葉ー歌「折り鶴」
いつになく美しい声が出ていた。

そして千羽鶴を
「折鶴の塔」に捧げた。
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# by saibikan | 2016-11-04 19:35 | 学校行事・その他学校 | Trackback | Comments(0)

平和への祈り〜千羽鶴を折る

修学旅行 メインは平和学習。
日々学んできた戦争の悲惨さ、原爆の恐ろしさ、そして
平和の尊さ。

被爆地長崎へ向けて
平和への祈りを伝えたい。

そんな思いで、
クラス全員で千羽鶴を折る。
そしてつなげる。
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# by saibikan | 2016-11-04 19:23 | 学校行事・その他学校 | Trackback | Comments(0)

九州放送教育研究大会にて思う〜木原先生の講演を中心に〜

九州放送教育研究大会、午前の部。
午前は、出水小で公開授業の参観と授業研究会に参加。3つ同時に行われたので2年国語と5年社会を半分ずつ参観。NHK forschoolの10分番組を授業でどう活用するかを視点に授業を見た。
授業研究会では、同時進行した3つの授業合同の研究協議は難しくなるだろうと思ったが、司会の金井先生、コーディネーターの前田先生がうまく進行をされ、有意義な会となった。助言者の大阪教育大学大学院の寺嶋先生の話もわかりやすかった。

午前中の授業研究会の協議の中で、NHK for schoolの番組を活用した授業を見て、自分は以下のように思った。また類似した意見も述べた。
「研究チームにより十分に練られた内容で、プロが制作した番組だけに、コンテンツとしての価値は高い。授業のねらいに合致しさえすれば、番組自体はかなり効果的な資料である。」
一方で
「映像(動画)はやはり情報量が多い。授業者が発言されたように強く印象付けられるのも確か。でも子どもの実態が、番組で意図する点に集中していない場合がある。また、印象づけられる内容が多様化して教師の意図すること以上に多くのことが子どもに意識づけられ拡散すると、混乱し授業が焦点化しない。そう考えると、全てを見せなくてもいいのかもしれない。あるいは見せた後にどこかに絞り込んで取り上げて考えるとか、発問を工夫するとかしたほうがいい。」
会場からも似たような意見だったかなと思う。

ただそれは、実は、ICT活用の授業の中では、これまでも何度も議論され続けてきたことだ。映像(動画)を資料として使うたびに
「画像の方がよい。あるいはポイントとなる部分だけ見せればよくないか。」
何度もそういう議論はしてきた。
映像の良さと画像の効果の比較。
そして放送教育では番組を扱うことありきだから、当然そうなってしまうのかな?という浅い考えのまま、その場では自分の中で収めてしまった。

ところが、映像を活用することを前提として、それも番組自体を活用する点に、何かしら意図があるようなことも、会場校の先生方の言葉や助言者の言葉の中に含まれている気がした。「番組にはストーリーがある。」「短いクリップとは違う。」という声があった。しかし、自分には、それがどういう意味を持つか、あまり明確にはならなかった。多分研究協議でも、そこははっきりとしなかったように思う。

だが、午後の木原俊行先生(大阪教育大学教授)の講演を聞いていくうちに、自分の心の中にあったもつれのようなモヤモヤが、次第に紐解けていく。

木原先生の演題は「ICT活用におけるアクティブ・ラーニングの充実」
アクティブ・ラーニングとICT活用の接点を中心に、カリキュラムマネジメントの話まで進んだ。

ICT活用における・・・というケースを考えた場合、その前提としてICT環境整備がある程度なされていないと、様々な取り組みは充実しない。PCの一人当たりの児童生徒数は6.4人だが、私たちの市は12.7人とかなり少ない。タブレット型PCの配備については、全国的には1年で2倍以上に増加しているのに、自校は(というか我が市の小学校の多くは)なんとゼロ台である。もちろんICTとは、PCだけではないが、やはりPCは重要な位置を占める。ICT活用でアクティブにする場合において、かなり有効なツールがこれでは・・・というところから、我々の中ではスタートする話である。でも、そういう状況であっても、やっていかねばならない。
となると、その状況の中で、NHK for schoolが効果的なコンテンツとして扱える授業作りができれば、映像活用も大きな味方となる。

木原先生が「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)を、「学習者の能動的な学び」として捉え、さらに
・身体的に
・知的に
・社会的に
の3点から話をされた。特に2つ目を中心としてここでは述べたい。

「知的に」とは、「解が一つに限らない問題に接して多面的に思考し、その結果を工夫して表現する」ことであり、そこに深い学びがある。

そして知的に能動的な学習では、
「学び直しが不可欠」
であるということ。そうなると当然授業時数は増えていく。現在は「総合」ではよく行われているが、教科の学習では、全体の指導計画をどうするかということが重要になる。つまり、単元レベル、年間指導計画レベルでALの視点による授業も考えるべきだということである。
それは一つ目の「身体的に」のところで述べられた、身体的に能動的な学習(例えば実験・観察、レポート作成や論述、プレゼンテーションなど)の多様化や複線化も大きく関係してくるだろう。そしてNHK for scoolの10分番組が、自分の学びを見直すための動機付けになれば、それは教師が新たな意識を持った授業スタイルとなる。

また、知的に能動的な学習では
「多面的な検討」
が行われるようになる。そのために試行錯誤のツールの提供がなされると良い。そこではデジタルが効果的であり役立つという考え方であった。
さて、ではここで、NHKforschoolの番組(10分映像)が、どうつながるだろうか?ということを考えてみたい。
10分とはいえ映像であるから、多くの内容を含んでいる。だからこそ「ああでもない、こうでもない」という試行錯誤という視点で見ると、ある意味効果的に使えるのではないか、ということを木原先生の言葉から考え始めた。

以下は木原先生の話を聞きながら、自分なりに、「映像は情報量が多い」ことを、あえてプラス的に考えるという逆転的思考で自分なりに整理したものである。

・色々な要素を含むからこそ、ある時は「習得・活用・探求」が一気に子どもの中で始まる場合もある。番組を一つ見せることで子どもの意識が広がることがある。子どもが様々な視点から課題意識をもって子に応じた主体的な学びがスタートするかもしれない。(課題意識を持つ場合の活用)
・子どもたちの中に複数の課題があるからこそ、情報量の多い映像がむしろ功を奏し、それが能動的な学びを誘発するかもしれない。(課題を追究・解決する場合の活用)
・個々の学びを互いにつなげ、意味ある大きな課題解決のまとめとして、映像がわかりやすく子どもの中に入ってくるかもしれない。(課題の解決と学習の整理への活用)
・全員が身につけるべきことができた上で、個々の興味・関心をさらに広げ、自主的な学習へ繋げる時に役立つかもしれない。(新たな学習への個人的発展)
・映像を単元の中で効果的に使えば、時間の短縮が図られ、より深い学びができる単元指導計画や、合科的な年間指導計画を作ることができるかもしれない。(教科のクロス)

ただし、情報が多くあればいいというものでもない。分散してもいいというものでもない。最終的に、子どもの中で一つの学習の到着地点はあるだろう。新たな課題意識が生まれてそれは解決していなくても、子どもなりに収束しなくてはならない。だからこそ「ストーリー」のあるコンテンツとして制作されており、そこを大切にすべきなのかも。
c0052304_22083392.png
上のことを、この日の授業や研究協議に当てはめて、さらに具体的に、自分なりに考えてみる。
例えば2年国語。番組では
1 文章を詳しくするためには、言葉を付け加えること。
2 詳しくするためにたくさん言葉を付け加えすぎると、文章がわかりづらくなること。
という、二つの設定で作られていた。本時のねらいからすると前半の1が必要。子どもの中にすでに前半が達成しているならば後半の2も重要。であるならば、こういうコンテンツをそのまま使って学習に生かすとするなら、映像を見たあとに、それぞれの子どもが自分はどちらの課題を解決すべきなのかわかり、それに沿って場所も移動しながら(そのことが板書してある黒板の前)、解決していく。1を終えて2に行くことはあっても2から1に行くことはないので、2を達成したら友達と検討し合う、教え合う場に移って行くと良い。
これは今日の授業がそうすればいいということでなく、ねらいを変えこのように活用していくことで可能性が広がるのではないかということである。
c0052304_22085534.png
5年社会は、導入時間に番組を使うならば、子供達は様々なことに関心が向くだろう。だが、番組の中で、狩野えいこうが、「(消費者として)安くて美味しい海外の食料を食べよう」というCMを作っていることから、子どもたちはその内容やCM作りということを柱に考える。
おそらく、「狩野が言ってることはわかるけどそれじゃいけないんじゃ?」と子どもが思う内容が番組内には散りばめられている。だからこそ「食料自給率を高めるために、国産の食料を買ってもらう方法を考えよう」というめあてを再検討すべきかも?まずは、下のことをもうちょっと突っ込んで話し合うべきかな?
・食料自給率が低いのはなぜか。なぜ自給率を高くしなくてはならないのか?
・自分だったら、はたして安い外国の食料でなく高い国産のものを買うのか?

その意見を深める時に、子どもが見た番組が根拠として現れてくる。切り口は違っても、「安心・安全」のよさとその視点に沿った課題解決へ向かって行くのではなかろうか。
子どもたちは、自然とその上で、じゃあどうすべき?誰の立場で?誰に対して訴える?となってきてCM作りの意味が出てくる。CMという以上は、主張と相手意識が明確でなくてはならないはず。そして相手を行動化させるところにCMという言葉を使う意味がある。「発表のまとめのようなもの」では、CMとはちょっと違うかも。
そして1時間目にCMを作るという目標まで持たせるのは、かなり濃い授業となる。となると、わずか3時間でできる内容ではないなあ。時間をかけてうまくいくと面白そう。単元レベル、年間指導計画レベルで考える意味がここにあるのかなー。

木原先生の後半の話には「社会的に能動的な学習」だった。
タブレット端末による共同鑑賞、共同分析。
ジグゾー学習(複線化)の充実。
テレビ会議システムの活用。
ICTが時代を超えて作品を作っていく。
ああ、過去に自分がやったことを高めていけばそれのどこかにに向かえるかもしれない。そう思ったが、如何せん、自分は、今は全くそういう状況にない。やはりICT環境整備無くしてICT活用はないーその通りの現状である。
とりあえずアナログで能動的な学習、対話的に、協働的に・・・と思って取り組もうと思うが、如何せん、学級づくり・授業づくりの基本無くしてALはない。現実には、そこからのスタート。基本はいつでも大事。それができていないとジャンプどころかステップもできない。目指したいのはジャンプでも、今はまずホップ。
「それを身を以て感じてるじゃないか」
とふと笑う自分に、
「少し状況が好転し始めたかも・・だから笑って考えられる。」
と淡い期待が生まれていることに気づいた。
さあ、来週から、少しずつ前へ進もう。と、力不足の自分を叱咤する。

とにかく、とても多くのことがストンと落ちた木原先生の講演だった。

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# by saibikan | 2016-10-31 22:10 | 情報教育(ICT/情報研/JAET)) | Trackback | Comments(0)


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