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2012年 03月 04日 ( 3 )

二分の一成人式2012

今年久しぶりに四年生の担任となり、二分の一成人式を実施した。
わりと一般的になった時代だからこそ、今一度この式の意義を考えてみた。
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我が国では20歳になれば大人として認められる。
また成人としての責任感も持たねばならない。
そして社会の一員として自分なりに未来へのビジョンを持つであろう。
そのさらに十年後(30歳ごろ)には、世の中で最も元気があり社会の中で
大きな原動力を持つ世代となる。日本の,世界の未来を担っていく世代となる。

わたしたちは,そんな20年後を見据えて子どもたちを教育している。
だから10年ごとの区切りというのは、大きな意味がある。

10歳とは、20歳(成人式を迎える年)の二分の一であり、
      30歳(社会で活躍し始める年)の三分の一である。
だから未来のことを見つめた式として組み立てる必要がある。

だからといって単に「夢」を語るだけではいけない。
今からすぐやってくる未来への希望と意欲を持たせ、
すぐに実行ができるようにしておくことが大切だ。
それが10年後、20年後につながる。
そのためにも「今の自分」をしっかり見つめ「自己を肯定」し、
「自分が存在していること感謝すること」を柱にした。

つまり、私の考えた二分の一成人式のねらいは
「子ども一人一人が、自己肯定感を高め,自己の存在価値を深く認識する。
 多くの人に感謝しながら、これからの生活を主体的に前向きに過ごそうという意識を持つ。」


だから式の一時間だけでできるものではない。
  →むしろ、それまでの各教科等での取り組みが重要。
式を一つの行事とか発表会とかという視点でやるわけではない。
  →自分で自覚する、人と関わる、他者へ伝える、ための場の設定。
そのような式であると言うことを保護者にも理解をしてもらう。
  →通信、授業参観、懇談会を活用する。
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四年生を担任したときから、子どもたちには日々伝えて来た。
「君らが立派な5年生(高学年)になるために、そしてこれからの一年間が
 君たちの将来に役立つように私は、君たちが四年生の間、担任をする。
 もちろん一人一人が,今の学校生活や勉強が楽しいと感じるようにもね。」
と。
だから自分勝手なときは、それでは何も成長はない、と叱咤し、
がんばったときは、大きな成長だよ,すばらしい、ともに喜んで来た。

総合的な学習の時間に、「地域との関わり」「心学習」を通して、自分のよさや
成長を見つめる学習も長いスパンで行ってきた。これは大きなベースとなったはず。
今回の式の前には、友達の「心や態度」のよさや成長を発見し褒め合う授業も行った。
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そこから自分のよさや成長を再認識させた。
また、養護教諭よる保健授業(本校の養護教諭は自分で授業ができる資格がある)、
「私たちの体と心の成長」でも子どもたちは自己を見つめて来た。

そして、すべての教科の一時間一時間が大切な学びの時間だった。
個人に確固たる力を付け、自分で思いを伝えられる、他者とかかわり合いながら
伝え合える力も身に付けて来た。そういう場を多く設定し,授業を行って来た。
豊かな心の育成のために、週一の道徳授業も大切にした。

そういう私の教育観やビジョンは、最初の懇談会から保護者に伝えた。
そして数週間前、ラストの授業参観「二分の一成人式」は、
保護者に見せるだけの式ではないことを保護者にも事前に伝えた。授業前には
「もちろん子どもが親への感謝を深めるような取り組みはしていきます。
 ただし、第一のねらいは、子どもたちが自己肯定感を高めることです。
 そして、めあてをもって、前を向いてしっかり生活するために、行うものです。
 保護者の皆さんにもお願いがあります。お子さんのよさをおおいに認めて、
 ほめた手紙、はげます手紙を書いてください。」
とお願いした。
「その手紙の中に、子どもさんが小さいころからの様子や親の苦労や愛情もふまえて
いただくと、きっと心に伝わるでしょう。」
とも書き添えた。そして、最後に
「その手紙は、子ども以外誰も見ません、もちろん私も見ないまま子どもたちに手渡します。」
と書き足して。
数日で、封をされた全員の手紙がそろった。ありがたかった。

そして行った「二分の一成人式」プログラムは以下。

1 はじめの言葉(代表児童)
2 お祝いの言葉とエアー乾杯(担任)
3 10歳になった喜びの言葉(代表児童)と
  高学年に向けた10歳の誓い(全員一人10秒)
4 ミニ劇「ぼくが生まれた日〜ドラえもん〜」
5 自分のよさと成長の発表(全員一人30秒)
6 親からのメッセージを読む。
7 おわりの言葉(代表児童)

式と言えど,授業である。
by saibikan | 2012-03-04 10:57 | 総合的学習・生活科・地域 | Trackback | Comments(0)

「ここにいるよ、すてきな住人」4製作

構想ができた子どもから、住人の製作に。
今回の題材はあくまで鑑賞が主。
だから表現活動は、子どもがつくりやすい素材、経験のある方法ですることにした。

それは

紙粘土。それも色を練り込む方法。

この題材の前に実践した「和菓子づくり」が実はこの題材の布石。
というか、基礎・基本となる表現の学習だった。
「和菓子づくり」の時に、粘土の扱い方、色の練り込み方、つなぎ方、
配色の工夫、形の工夫などを表現活動の一つとして実践した。だから
このときは、
「各自の住人への思いが入るように、前回の学習を生かして紙粘土でつくる」
ことが表現の目標。

つくる時間は、やはり、もっとも楽しそうでしたねえ。
私はほとんど見ていただけだが、平面になりそうな子どもにはアドバイスをした。
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by saibikan | 2012-03-04 09:48 | 4年図工授業 | Trackback | Comments(0)

熊本城フルマラソン当日ラン4

練習で走っていない距離は本番では走り続けられない、
あるいは,必ずどこかで足に無理が来る。
というフルマラソン用の記事を読んだことがある。
だから練習では、歩いてでもいいから一度42kmを体験しておいた方がいい、とも。

私の体験していた練習で走り抜いた距離は23km。いよいよそれを超える距離へと突入した。
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すでに12kmのトイレ地点で順番待ちで5分間ぐらい休憩をしたが、これはまあ差し引いたとしても、中間地点を過ぎても快調だった。インフルエンザの病み上がりを自覚し、無理をしないように心がけていた。12年前の苦しかった経験もあったし。

マラソンは30kmまでが準備運動ーそこからが本番を頭に置いていた。


飽田地区に入ったら応援に熱が入っていた。
沿道の声が再び多くなり、踊りやもてなしの様子も多く目に入った。
ここでも知り合いの応援者を何人も見つけた。
「あら。あなたも走ってると!」と驚いた表情が共通していた。


飽田の町中を抜けて新港通りに入った。25km地点ほどか。
ここが勝負だなあ〜と気を引き締めた。
大きな直線道路を海側に向かって走り、冷たい向かい風が来る場所。
左右は広い田畑で、風よけもほとんどない数kmだ。
練習で、風が強く寒かったことを覚えている。
体温を奪われるのを気をつけねばならない。

ただ、この日は、まだまだ多くのランナーが固まって走っていた。
しかも右側のレーンには折り返して来た前のランナーたちが走っていて
人による風よけができていた。天候もよく、何とか二十数キロの折り返し地点
まで辿り着いた。

ここからは風も追い風,わりと調子が良くなるはず。
そう思って走っていたが、28kmあたりで、ちょっと右足太ももに異変を感じた。
ちょっとぴくぴくしてるな。
少しスピードを落とした。そして30km地点ちょっと手前。
あ、足がつりそうだー
そう思ったので、走るのを止めて歩いた。

トイレでも給水でも撮影でもなく、この日痛さで初めて歩いた。
「やはり30kmは鬼門だったなあ」
苦笑いしながらも無理はしない方がいいと悟り、ゆっくリとカメラを出した。
c0052304_6131885.jpg

30kmの札をカシャ。
「がんばってくださーい!」
緑のウインドブレーカを着たスタッフの声を聞いて。再び走り始めた。
by saibikan | 2012-03-04 06:31 | スポーツ | Trackback | Comments(0)


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