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カテゴリ:総合的学習・生活科・地域( 88 )

思春期について考え、伝えよう 5

5年総合 思春期について考え、伝えよう 〜思春期楽しみ隊~ 2013年の実践

デジタルブック「思春期楽しみたい」の完成

7つの班が、それぞれ課題を持って、自分たちなりにロイロノートを使ってまとめることができた。以下の通り。
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個人情報の視点から、スライドの紹介はできないが、タイトルはバラエティに富んでいる。(クロワッサンだけは、内容が不明ですね^^・・・これはチーム名) 短時間での調べ学習であり、思考が十分に深まった内容ではないし、タブレットの使い方もつまだ慣れておらず、表現もまだまだ稚拙である。課題も小学5年生としてどうなのかな?と思ったものもあったが、養護教諭の指導・支援や資料提供もあり、それなりに子供が追求することができた学習だった。ある範囲の中ではあるけれど、子供が主体的に、発想を生かして創造的に学びを深めていく姿を見ることができた。


by saibikan | 2018-10-05 06:11 | 総合的学習・生活科・地域 | Trackback | Comments(0)

思春期について考え伝えよう 4

5年総合 思春期について考え、伝えよう 〜思春期楽しみ隊~ 2013年の実践

第10時の流れ(指導案と実際の流れを組み合わせて)

************************

本時の目標

思春期に対する課題について集めた情報が、自分たちのデジタルブック作成に役立つかどうかを話し合いながら考え、情報を取捨選択することができる。

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本時の主な展開 

1 本時のめあてをつかむ。


・タブレットに事前に情報を集め、前時に 10枚以内に絞っておくようにする。

・チームプロジェクトのテーマも確認。

 めあて 「チームで考えて必要な情報を選ぼう」


2 本時の活動内容と情報を選ぶ視点をつかむ。

・T1がモデルプランを提示し、T2 とやり取りをしながら情報の取捨選択のポイントに気付かせる。T2が板書

 発問「なぜ、この人はこれらの情報を選んだのでしょう」

      ↓

    選ぶ理由付け、選ぶ視点の発見

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3 各チームで話し合いながら、情報を取捨選択する。

 ・児童が視点に沿って選んでいるか、教師は確認しながら机間指を行う。

 ・T1 は、全体の進行状況を把握。視点から大きくそれたチームがあれば、軌道修正の助言。かかわり合いの促進の確認。

 ・T2は、思春期に関する情報の内容への捕捉・助言。支援の必要な児童への個別指導や関わり。


発問 「なぜ、あなたたちはその情報を選んだのですか」

       ↓

    選ぶ視点の確認・情報の内容理解 

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4 代表グループが完成途中のデジタルブックを紹介する。

 ・視点を持って活動がよくできており、ある程度作成が進んでいるグループがロイロノートを使ってプレゼン形式でデジタルブックを紹介する。


 発問「このグループの内容の良いところはどんなことですか?」

 


5 本時の振り返りをする。

 ・情報を選ぶ大切さや難しさ、友達と協力しながら考えることの大切さを共有できるようにする。 ・個人の評価・振り返りと次時への意欲付、見通しを持つ。


 発問「役立つ情報を選べましたか?」

   「次の時間は完成するため、何をしますか?」


 ・T2 が活動の良かった点をほめる。

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***************************


授業とは、なかなか計画通りにはいかないし、新たな学びもある。

この日は、そもそも指導者の状況自体がトラブルだったが、子どもたちの姿から多くのことを学べた時間にもなった。iPadとロイロノートという、新たな道具を使った学習スタイルを、当時の人々に見てもらったことは、意義あることだった。

次の時間には、情報をもとに「デジタルブック」と名付けた資料が完成する。そしてそれらを、プレゼンで伝え合うという活動へと進んでいく。(続く)



PS.

そしてこの授業の目標と評価、そして学習活動を振り返って、今、課題として考えられるのは「役立つ情報であったかどうか、それを子ども自信が測る『ものさし』が必要」ということである。そのようなことを考えていると、その活動以前に、友人からプレゼントされた本(子どもの「問題解決力」がぐんぐんのびる!―じぶんの答えを見つけるための6つのステップの存在が気になった。再度読み直してみたい。



by saibikan | 2018-10-04 06:55 | 総合的学習・生活科・地域 | Trackback | Comments(0)

思春期について考え、伝えよう 3

5年総合 思春期について考え、伝えよう 〜思春期楽しみ隊~ 2013年の実践

(前回の続き)第10時 公開授業

ーまずはその日の状況を記すー

研究発表前夜、喉が痛く、声が出づらくなった。疲れと風邪がピークに達したらしい。
「明日は、研究発表で、提案もしなくちゃならないし、授業もある」
風邪薬や、喉のあれや痛みを緩和するトローチなどを購入して帰宅、翌日に備えた。

翌日早朝目覚めて、「あっ!」(心の中)声が出ないのだ。よりによって、発表当日に。仕方ない。対策を考えた。プレゼン提案の内容を話さなくてもいいように、即、テロップやテキストを挿入し、動画プレゼンに書き出した。

学校に行き職員朝会で、画用紙とマジックを用意し、大きなマスクをつけたまま挙手。
「今日は声が出ませんので、これで伝えます」と書いた紙を頭上に。
多くの人が目を丸くする。そりゃそうだろう。(今日が研究発表だよ、あんた研究主任やん、提案どうするの?授業もするやん、誰が代わりをするの?)そんな感じの視線が突き刺さった。
「プレゼンは話さなくていいように、動画にしました」「昼までは、声が復帰するかもしれません」
次々とその場で、マジックで書き出す。
「もし授業でも声が出なかったら、いざとなったら、保健の先生にT1でやってもらって、僕はT2に回ります」
養護教諭には朝から話したので、覚悟を決めてくださった。それを頼めるだけの度量も力量もある方なので、こちらは安心はしていたが、やはり周囲は不安だらけだっただろう。
「声が少しでも出るなら、これが使えるから貸しますよ」
そう言って声をかけたのは、同僚のO先生。
よく風邪をひいて使うという、携帯用のスピーカー付きマイク。声が出なきゃ使いようもないが・・・と思いつつ、ありがたく借用した。

全体会は、本当に無言で提案。
司会の教務の説明「研究主任は声が出ないので・・・動画で提案します」の後、演題に立って、頭だけ下げ、PCでプレゼンだけ流して提案。退場した。

授業時間が迫ってきた昼食ごろ、少し声が出始めた。
でもまだかすれ声。話すと苦しく、ほとんど人には聞き取れない。
しかし、この借りた機器をつけて話すと、教室内ではなんとか聞こえる。
マスクをしたまま、耳にかけたマイクを口元まで持ってきて、腰にはスピーカーをつけた。まるで、DJかアナウンサーのよう。そんな出で立ちで公開授業の場に。
観衆が数十人。知人が多かったためか、姿を見て笑ってた。(いや、心から心配していた友人もいた)

授業開始。
発言や板書をかなりT2の養護教諭にお願いしつつも、授業を進めるたびに少しずつ声が出てきたのを感じた。途中からは、マスクも機器も外して喋れるぐらい復活した。授業でやりとりしていた子どもたちから復活エネルギーをもらったのだろう。
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ーさて肝心の授業中身は次号でー(続く)




by saibikan | 2018-10-03 05:48 | 総合的学習・生活科・地域 | Trackback | Comments(0)

思春期について考え、伝えよう 2

5年総合 思春期について考え、伝えよう 〜思春期楽しみ隊~ 2013年の実践

(前回の続き)指導計画について

全18時間。けっこう時間を取っているので、トピック的、体験的な学習でないことは、お分かりだろう。思春期に対する知識や悩みを出し合うことから始め、実態から共通テーマを設定して学習がスタート。

自ら課題を見つけて、調べ解決していく課題追究型。
考えの近いものでチームを作り、追究課題を設定して、アイデアを出し合い、役割を分担しながら課題を追究する協働学習。
デジタルブック作成のために、タブレット(iPad)のプレゼンアプリ(ロイロノート)を活用して進めるICT活用の学習。
さらに本単元に入る前に、保健学習によって「心と健康」(現=「心の健康」)を学び、そこからつながる健康教育。(ちなみに「心の健康」では、兼職発令により一人でも授業ができる資格を持った養護教諭に授業をしていただいた。)
そして、その養護教諭と連携したティームティーチングを取り入れた授業スタイル。(この時は兼職発令ではないので、担任がT1として指導している)

様々な要素を含んだ学習となった。思春期の入り口にいる子どもたちが、楽しみつつも真剣に課題に取り組む姿が印象的だった。チーム課題には「思春期とおしゃれ」「親や友達と仲良くするためには」「引きこもりにならないために」「いじめ対処法」など合計7つが設定された。

資料を養護教諭の方からかなり準備していただいたがそれなりに深く考えている部分もあった。表現方法には、子ども達なりのアイデアが豊富だった。それは、やはりロイロノートの良さが生きていたのだろう。

公開授業は、10時間目であった。(3に続く)
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by saibikan | 2018-10-01 20:56 | 総合的学習・生活科・地域 | Trackback | Comments(0)

思春期について考え伝えよう(2013 ロイロ)1

5年総合 思春期について考え、伝えよう 〜思春期楽しみ隊~ 2013年の実践

5年前のロイロ実践の一つ。
この授業は指導案があり、学校の自主研究発表会で公開した授業。
養護教諭と担任のコラボで実現したもの。
実践について、他の場で紹介したことは、あまりない。

今回、学校(市内)にタブレットが導入されることを受け、
iPadとロイロを活用した事例として、参考になればとここに公開する。
指導案には、ロイロという言葉は全然出てこないが、使っている。
「プレゼンアプリ」と表記している。

すでに5年前の実践であり、時間的には古いかもしれない。
しかし、立場の違う二人の教師が、
それぞれで実践研究を積み重ねてきたことをマッチングさせ、
子供や学校の実態に合わせて、十分に議論しながら、
濃い内容の学習を創り上げた。
そのこと自体に価値がある。

また、当時の子供達が、今まさに思春期真っ只中。
今、どのように生きているのか、知る由はない。
しかし、彼らの生活に、この時の学習が役立っていることを祈る。
そんな気持ちもこめて、ここに実践の一部を公開する。

実施期間 2013年度(2014年1月〜2月)
公開授業=研究発表日(2014年2月1日)

授業者 当時の5年担任 教諭(T1) 養護教諭(T2)

資料1 指導案 単元について(年間指導計画と、展開については、次号以降で)
「総合的な学習の時間」の授業、本校の自主的な研究ということで、内容には独自性がある。

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by saibikan | 2018-09-30 04:54 | 総合的学習・生活科・地域 | Trackback | Comments(0)

自分たちで作る1/2成人式⑥

式当日は2月末の授業参観日。

自分たちで作る式である。
事前に役割分担を決めておいた。
プログラムに沿って紹介しよう。

・椅子並べ      (パイプ椅子を並べる十数人)
・司会        (会の進行2人)
1 はじめの言葉    (言葉を考えて言う2人)
2 校長先生の話    (出席とあいさつをお願いしに行く2人)
3 よびかけとスピーチ係(よびかけのセリフを言って全員スピーチに繋げる2人)
4 劇「私たちの成長   (げきの3つのチームのリーダー3人) 
    ①授業チーム②けんかチーム③掃除チーム 
5 スライドショー   (テレビ準備をする2人)
6 歌         (歌の合図をする2人)
7 手紙        (保護者からの手紙を並べて準備をする2人)
8 おわりの言葉    (言葉を考えていく2人)

みんなどれかの係をする。
だから2分の1成人式の時間は、私はほとんど保護者の前には出ず、後ろからビデオを撮っていた。
メインは4の劇である。これまで取り組んできた。
劇は、笑いあり、笑いあり、笑いあり。涙はない。
演じながら、子どもたちも自信がついたことだろう。
何度も演じながら、ああ自分たちは、前と変わってきたんだな、ということを自覚し始めた。
知らぬ間に声が大きくなり、表現力が増していた。
あの子が?とこれまで見せたことがない姿を見せる者も。
保護者もそのことに気づくとともに、
「自分たちのことをここまで客観的に見られるようになったのか」
という驚きと、それを喜ぶ温かい眼差しがあった。

他にもいろいろ心に残ることはあった。
例えば校長先生からの挨拶でお礼があった。
「今まで初めてですよ、こんな手作りの招待状をもらったのは。」
係になった子どもが自分たちで作ったのだ。素晴らしい。

司会には
「最初に自己紹介をするんだよ。そのとき名前だけでなくて、ちょっと楽しく言ってね。」
と言ったら
「いとこが○人もいる〜です」
「染物屋と宿屋の長女〜です」
と楽しい始まりだった。

いつもと違って、椅子並べもきちんとし、準備物も進んでやっていた。
テレビの準備も、その時の床に並ぶのも、なんともいい雰囲気で。
「自分たちで作る」感に溢れていた。

スライドだけは私が作った。そして流した。だから私が保護者の前に出たのはこのときだけ。
スライドを、というアイデアは、スタート時に子どもから出た。しかし、その後、彼らは劇を作り上げることにエネルギーを注ぐので精一杯。そこでスライドショーは私が作ることにした。スライドというアイデアを採用して中身は変えた。全員の幼少の頃の写真を集めておいたので音楽をバックに「スライドショー・私は誰?」を上映した。このときは子どもは親の前に座って同じ方向を向き、一緒に視聴した。これは、写真が出てくるとわかっていたので、子ども達はもちろん楽しみにしていた。可愛い写真や楽しい写真、意外な写真が大ウケで会場全体楽しんだ。

しかしスライドショーはそれだけでは終わらない。私が内緒で作った「2分の1成人式に取り組んだ18日間の成長」ムービーを見せると伝えた。子どもの中から思わず、「え?」・・・わずか5分程度だが、上手くいかない場面から次第にまとまっていく様子を撮影し、編集したものである。いわゆるメイキング映像である。子どもらは、笑いながら、思い出しながら、自分たちのやってきたことを振り返った。次第に、彼らの心に満足感や達成感、充実感が広がっていっていることがわかった。それは子どもたちの表情や目を見ていればわかる。小学校4年生なりの感動が表れていた。実はこれが私が一番ねらっていたことである。
「君たちは、この18日間で、これまでにないほど大きく成長した。最初は喧嘩して、もめて、できるか不安だっただろう?でもみんなの力で、このプロジェクトを自分たちでやり遂げたんだよ。これが君たちの1番の成長だ。おめでとう。」
それがわたしからの祝いの言葉だった。
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最後には保護者からの手紙。その場で渡してもらった。全員がご出席いただいていた。
来られない家庭があったときの対策は考えていたが、みなさんいらっしゃった。感謝。
そして、ここでは、親へのサプライズ。
子どもから親へ書いた手紙を渡して交換したのである。
静かな時間。黙って両者が読む。

ここは、さすがに涙があった。

この18日間の成長は、1年間の成長と同じくらい大きな伸びがあった。
10年間の一人一人の成長を祝うのはもちろんだが、「今、成長している」ということを実感させた取り組み。
チームチャレンジャー軍団(学級の名前)と、4年生の私という個人の成長。
密度から言えば、1年間よりも大きな成長だっただろう。

このとき、彼らと過ごすのもあと20日ほどになっていた。

もちろん、その後も、喧嘩や揉め事はある。掃除がうまくいかないことも。
授業で学習力がまだまだついてないな、と思うことも。
「言葉遣いが相変わらず悪い」と私から叱られることも。
だが、笑顔も毎日ある。

一歩一歩前に進んでいることは確かである。(終)

by saibikan | 2016-03-20 18:17 | 総合的学習・生活科・地域 | Trackback | Comments(0)

自分たちで作る1/2成人式⑤

自分たちで作る2分の1成人式で行う劇の練習もいよいよ終盤。
体育館での練習に。
場所が変わると、動きも変わる。
本番と同じ場所でどうするか考える場面も出てくる。
グループによってはなかなかまとまって活動できない。

こういう取り組みをしていて、みんなで練習に臨む雰囲気というものが以前とずいぶん変わってきたなあと感じる。十数年前までは、ある程度練習が進むと、自主性や集中力というものがかなり見られたものだが、近年は、あまり見られない。やる気のある子どもはいるが、そうでない子どもの存在も大きく、衝突したり、まとまらなかったりという場面が本番近くまで続くことが多い。

これらは、時代の違いなのか、学校の実態なのか、私がそのようなクラスを多く持つからなのか、よくわからないが、確かに何か違うのだ。ただ一つ言えるのは、昔通じた方法でやっても、必ずしもうまくいくとは限らないということ。常に教師自らが変わらなければならない。

同じようなことがあったら、若い頃は自分がそこをビシッと締めて声をかけ、あとは引っ張って演技を完成に持っていくこともできたが、最近はそう簡単にはいかない。むしろ自分は表に出ず、数人に声をかけながら子ども同士が話し合って良き方向に行くのを見守っている。その方がうまくいくからだ。そのような中で、リーダー的な子どもが出現してくると嬉しい。

今のクラスの3つのチームも、最初はどうなることかと思ったが、
やがてリーダー的な子どもが出始めた。女子も男子も。
本番での成功にたどり着くまでに不安定なところは多かったが、
良きリーダーの元でチームワークが高まってきた。
すると、個々の演技力が上達し、笑顔も増えてきたのである。

前日には、どのチームも、「明日はやれそうだ」という自信を持つまでに至った。

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ところでこの2分の1成人式では、「成長を劇に」で、主に自主性や協調性、表現力を養うことを目標にはしているが、自分史に目を向け、保護者等に対する「感謝の気持ち」を持たせる取り組みも、もう一つの柱である。

次回はそのあたりの取り組みを伝えたい。


by saibikan | 2016-03-10 23:39 | 総合的学習・生活科・地域 | Trackback | Comments(0)

自分たちで作る1/2成人式④

各チームごとに練習が進む。

もっともスピードが遅かったJチームは、とりあえずやってみるが、動きのない劇で「今一つ盛り上がらない」。そんな中に、休み時間もやろうという声が上がってきたのは立派。
逆にもっとも早いSチームは、どんどん進むが、動きが大きすぎて「やりすぎ」の感があった。野球のシーンで本気のように紙の玉を打って、ものを壊しやしないかと、演技を抑えさせる。
Kチームは相変わらず「チームワークが今一つ」で、練習中もバラバラの感じ。チャイムがなったら練習より遊びにすぐ切り替わる子どもが多い中、2人が台本うちのためPC室へ向かう姿が嬉しい。

順風満帆ではないが、確実に一歩ずつ進んでいる。

そもそも、1/2成人式で、自分たちの小学校での成長を劇で表すという取り組みは未だかつてしたことがない。この子ども達でできるという自信はないのだが、なんとかなるだろうという感覚はあるから、取り組む。これまで数十年間、いろいろな子どもたちと様々なプロジェクトをやり遂げた中で、蓄積されている経験知が私の中にある。目の前の子どもたちの動きや実態を観察・分析する中で、それが新たな思考を生み、一歩前へと進む。

とはいえ、自分の心の中には、常に、未知との遭遇に不安が蔓延しているのも事実である。そのために、子どもがゴールにしっかり向かえるよう、常に、その時に合うものを模索し取り入れていく。それが、今回は、ルーブリックである。
先日、関大初等部の研究発表会に参加した時に、S評価とA評価をその時間の冒頭に子どもと一緒に考えるという取り組みをされているのを見た。そういう形を最後は自分たちでできるように、ルーブリックについて、毎時間体験しながら理解できるようにした。それも最初は教師主導から、次第に子ども主導へと。
1時から最初の数時間は、「めあて」を私が示し、それができたら「B」。それにあった個人の評価規準的な言葉を示してBとする。そこに到達できなかった規準をCとした。さらに高まった規準を示してAだ、こんなスペシャルな場合をSとしよう、と、まずは考え方を学ばせた。

例えば第1時
・活動内容 2分の1成人式の計画を立てる。
      (げきの内容を話し合って決める。)

・めあて  クラスやチームでアイデアを出して、げきですることを考えよう。
     (げきの内容をチームに分かれて話し合おう。)

・評価  B 話し合いに参加して、考えることができた。
     C 参加しなかった。考えなかった。
           
 まで示して、「AとSを考えよう。」と全体に振り、2時ぐらいなら、子どものつぶやきを拾いながら、半ば強引にこちらで進めながら作っていく。
「あ、それいいね。もしそれができたらAにしよう。」
「Sはめったに出ないものだから、こんなことかな?」
などという調子で。

2時の 評価 A  ビュフォーとアフターの両方の意見を具体的に言えた。
      S  友達の違う考えやみんなの意見を聞いてまとめたりすることができた。

というようなことだったと思う。(シートが学校にあるのでちょっと記憶だけで書いている。)

このルーブリックを使った自己評価で、子どもは毎時間自分たちの姿を振り返り、さらに成長していった。(続く)

 
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by saibikan | 2016-03-04 06:13 | 総合的学習・生活科・地域 | Trackback | Comments(0)

自分たちで作る1/2成人式③

練習に入ったけれども、すでに各グループで進み具合に差が生まれ、意欲の温度差があった。

リーダーが生まれ、どんどん進み始めたSチーム。女子がリーダーとしてがガンガン引っ張る。強い男子もいたので、最初は衝突もあった。しかし、リーダーは家で脚本を作ってきて、指示をする。それだけのことをやっているから、周囲は、その通りやればある程度進むのである。内容に多少不満があってもやってみて、うまくいかないことを実感して改善すればよいことがわかってくる。セリフも早く覚えて、いの一番に演技練習に入った。

男子の希望が最も多かったKチーム。地でいけばいい、と思ったのだろう。セリフを覚えるより、けんかシーンを演じることをすればなんとかなる、と思ったに違いない。だが、台本なしでうまくいくはずはない。すぐにけんかシーンを演じてみるが意味がわからないシーンばかり。そのうちふざける姿になっていく。2人の女子は最初は蚊帳の外状態だった。やがて、それではいけないと思ったのか、男子2人が中心になって台本作りに入った。みんなで話しながら進めるが、もともとじっとするのが苦手な子が多いため、話し合いにならず遊び状態になることもしばしば。それでも少しずつ、少しずつ前へ進んだ。

最も動きが遅いJチーム。やや女子が多い。主導権を握って進めようとする女子が2グループに分かれて台本らしきものが2種類。男子数人は、チーム決めのとき休んでいたため希望の少なかったチームになったことに不満があり、「ここには入りたくなかった。けんかに行きたい」を連発。女子のやり方にも異を唱え、チームは分裂状態に。言い合いや涙も見られたが、まとめようとする落ち着いた女子の呼びかけで、輪になって話をし始めた。まずは話の流れを作ろうと、前向きになり、みんなで台本を作る姿が見え始めた。
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最初は教室の中を3つに分けてやっていた。だが、それぞれの練習などに集中するため、また動きをしやすいように、広いスペースやその時間に開いている特別教室を活用して、練習場所を確保。空間的にも、チーム別に活動する段階へ。
by saibikan | 2016-03-02 06:25 | 総合的学習・生活科・地域 | Trackback | Comments(0)

自分たちで作る1/2成人式②

自分たちの成長を劇に表すための計画に入った。

内容の検討とストーリー、演じ方の計画=ここがとても大事である

○「具体的に、自分たちで成長したこと、として何を伝える?」
・授業=けじめをつけ、しっかりと考え、話し合い、発表するようになった。
・けんか=もめ事も減って、先生たちに叱られてばかりだったのが、自分たちで解決できるようになった。
・掃除=無言掃除をできるようになった。

○「劇でどのように伝えるか」
・授業=1学期と2学期を比べて。国語の授業の始まりや話し合いの様子。
・けんか=各学年の移り変わりを比べて演じる。先生役が登場する。
・掃除=低学年の時、掃除中に野球をして遊んでいたけど、今はみんな無言掃除をしている。

○「具体的な脚本や役割分担は?」
グループごとに話しあって勧めた。すべて子供達で脚本を考えていく。
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過去を振り返り、笑いながら語り合い、懐かしさを覚えながらも、彼らは気付いていく。
 自分たちはきちんとやってなかったなあ。
 でも、頑張っている同級生もいたよなあ。
 注意してくれる仲間もいたなあ。
 別の意味で面白かったよなあ。

だがこれらを話し合う中でも、うまくはいかないという現実にぶち当たる。
もめて、喧嘩して、泣いて、すねて・・・
その日々が新たな成長の始まり。

未完成な脚本のまま、やがて練習に入る。
by saibikan | 2016-03-01 05:59 | 総合的学習・生活科・地域 | Trackback | Comments(0)


創造性あふれる子供のアートの魅力。それはテクノロジーの利用によって、より豊富になる。教育と日常を通して、未来を考える空間。


by saibikan

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