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カテゴリ:学級づくり・学年経営( 189 )

第2回学年集会で目標設定

始業式翌日の第1時は次のようなことをよくやる。
・学級での係決め
・1学期の目標書き
・国語の授業開き

しかし最近は、まずは学年集会を行う。理由は
・子供にも教師にも、学年としての仲間意識と、学年集団で活動する良さを味わわせる。
・子供たちに、みんなあなたたちの担任という安心感を持たせる。
・全員で意見を言い合い、目標を作る良さを感じ取らせる。
・協働的な学習の授業スタイルの良さを教師集団にも子供にも体験させる。
・偏ったクラス意識を取っ払う。

中学年の頃はゲームなどを中心にしながら、合言葉的目標を作り上げた。
今回は6年生。90人で話し合いを行う。当然全員の意見を集約するのは難しい。
最初の段階なので教師が司会をする。
いずれは学年集会を子供でできるようにするのが希望。

始業式の日にミニ学年集会を行ったので、この日は一応「第2回」とした。
テーマは
「私たちはどんなリーダーになるべきか。そのために何をしようか」
その場で4人グループを作って話し合う。あとは挙手をしてどんどん発表。
時折、それについて尋ねあったり、考えさせたりしながら書いていった。

どのような意見が出たかは板書の中でご想像を。
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電子黒板を使って思考ツール的にまとめた。
電子黒板のいいところは画面の縮小・拡大ができるところ。
意見が広がればそれを縮めてさらに外に書く。
宇宙空間的な感じ。宇宙にクラゲがいる?いや、クラゲの頭の中に世界がある?

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by saibikan | 2019-04-22 04:16 | 学級づくり・学年経営 | Trackback | Comments(0)

学級開き2019

始業式の日。大掃除が終わって教科書やプリントを配布(この中で、「はい、どうぞ」を繰り返す)。そして学級開きイベントへ。

最近は、校内でも自己紹介折句を使う人が増えてきた。就任式でもやってる方数名。
自分は持ち上がり学年だから、それは使うまい。
さて、何をやろうかな?と前日考えた。以下を準備。
①集中&協力ゲーム「そーれ、パン!」
②じゃんけんゲーム「あっち向いてホイ!」
③クイズタイムショック「さいびかん先生をもっと知ろう」

①②は、道具はなにもいらない。短時間ですぐできる。誰でもよくやっていること。
The 学級開きネタ集(明治図書)の中で、僕も担当した数ページの中で書いているネタでもある。
③は、8問ほど準備。ほぼ4択問題。ラストだけ回答多数あり問題。keynoteで作成したスライドで。こんな感じ↓
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この問題、実は個人的な私生活の点からスタートするが、最後にはこんな質問をする。
「KAN先生は、みんなにどんな6年生になってほしいと願っている?」
次々と答える子供たちに僕は「正解」を連発・・・そして
「答えが一つでないこともある」
「答えは君たちの胸の中にすでにある」

実施して 
①は、クラスみんなで揃ったパンは3回。
   何回であっても「初めてなのによくできた」と声かけ
②は、2回目から相手を探して、と言ったらみんな立ち歩いて賑やかに。
   「男女関係なく楽しくやってて笑顔が良かった」
③は、集中してテレビに食いつく。
   「たくさん答えてくれてありがとう」

by saibikan | 2019-04-21 11:55 | 学級づくり・学年経営 | Trackback | Comments(0)

平成31年度は6年担任と研究主任

平成31年度がスタートした。(始業式は4月9日)
今年度は6年担任。またまた研究主任。
学級の児童は3分の1を引き続いて。
しかし、これまでと同じく学年の子供達を担任チームで受け持ちという意識は変わらない。
他の学級担任にもそれを伝えた。
だから、教室移動をした後に軽く担任挨拶をした直後、広い部屋に集まりミニ学年集会。
担任軍団の紹介と挨拶、一人一人の思いを児童全員に述べた。
新しい担任二人は、始業式の様子の6年生の姿の良さを大いに述べてくださった。
元担としても嬉しい限り。

「令和元年」という新しい時代に最上級生となった君たち。
君たちは力がある。
やる気に溢れている。
伝統を大事にしつつ、君たちなりの新しいことをやろう。
自分たちのアイデアで、自分たちの力で、自分たちの手で。
私たちの学校に、新しい風を吹かせてほしい。

校内研究も新しいことに取り組む。それはまた後ほど。

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by saibikan | 2019-04-21 10:01 | 学級づくり・学年経営 | Trackback | Comments(0)

担任が決まってする事 2019年度版

担任が決まってすること2019年度版 作成者:西尾環

このシリーズも始めて10年以上になる。担任が決まってから、始業式までに担任がしておかなくてはならないことを思いつくまま書き出したものである。毎年4月になると、前年度の内容を見直し、改善を続けている。

最初は自分のために、やがて人のために、このブログに書き留めておくようになった。最近は、自分の職場で欲しいという声が上がり、ここ数年職員に配布している。あくまで参考。ただし1年生に限っては昨年、「小学校教育技術」で同様の内容を書いたので、1年担任には、そちらの方も知らせることにしている。

私は、3年前に職場が変わり、今の学校なりの必要なこと、不要なことが見えてきたので、さらに改善、整理した。1年目は、すぐに大地震があり、また違った面から年度始めの項目も加わっている。チェック用の枠も項目の頭に入れた。

そして昨年からの大きな変化は校務支援システムとICT機器(タブレットや電子黒板)の導入である。本市では、1年前から校務支援システムがスタートした。かなりの部分で、個人でなく学校のシステム上で簡単にできるところが出てきた。それは学年はじめの煩雑な作業を、より簡単にしてくれる。また、タブレットなどICT機器が市一斉に導入されたことで(本校はすでに9月に先行導入)この項目もかなり変化してくる。

ただ、それは限られた地域の中でのことなので、この場では今までと同じように述べておく。現任校で校務支援システムで簡略化されいる部分や、ICT関連部分んは、青(下線)で示す。

*校務支援システムとは、校務にICTを活用し、煩雑な作業を簡略化したり、データを共有化したりするシステムのことである。市単位で導入されており、慣れてくると、時間を短縮できる。働き方改革にもつながる。

《学年集団・学級担任での準備と共通理解》

1 学年主任を中心に挨拶と自己紹介(当たり前のことだが、チームとしてやっていくので互いのことを知ることは必要。特に主任は、教育の基本姿勢を伝えるべきである。また雑談の中で、それぞれの考え方や良さを心に留めておこう。)

2 担任学級児童確認(クラス替えがあっている時は、カードを整理しながら男女の人数比や名前を確認する。学校によっては一覧に綺麗にしているところもある。教頭先生や給食室とも担任レベルでも人数確認を取っておいたほうが良い。校務支援システムを活用すると、前年度末に前担任がクラス分けをした際、データとして残しているので特に紙ベースはなくても良い。

3 児童情報収集(持ち上がりなど前担任が近くにいれば直接聞く。また支援学級等との交流児童がいれば、支援学級担任との基本姿勢の共通理解を行う。通級教室へ通っている児童がいれば相手校と1度は連絡して電話ででも話す計画を立てておくべきである。年度末に管理職がすべての担任と対話をして児童の情報収集をされているところは素晴らしい。データとして残っている場合は、それを確認したり生理直したりする。最近は児童写真を含め前年度からの引き継ぎがなされる学校が多いので、中身の濃い収集が可能。

 *2・3については、情報を記入すると自動で振り分けてクラスを作るアプリもあるとも聞く。AIが発達すれば、それは当然起こりうる。

4 児童ゴム印分け(長く使っているのは目詰まりしているかも。布テープや爪楊枝でゴミをとらないと、文字がつぶれてみえない。そして並べながら、氏名を読み上げたり、試し押しをしたりしながら、名前をぶつぶつ言う。意外とこういうことで、少しずつ事前に名前が頭に入ってくる。この作業が不要な学校もあるかもしれない

5 教材決め(テストやドリル等。ノートも。複数学級なら、これを学年で話し合いながら決める。選ぶ基準は、「子どもの実態に合っているか」「学力が身につくものであるか」「低学力の児童にあった配慮がなされているか」「評価や採点がしやすいか」「テストの前や後のフォローがある内容か」などなど。どれを重視するかで、何となくそれぞれの先生の教育観や学年主任の考えが分かる。ただし、あれもやりたいこれもやりたいと、無駄に購入しないこと。

6 補助教材の届/承認願いの提出。(使用届と承認願いは種類が違う。使用届は学年によって制限額が異なる。社会副読本などは承認願いになる。これはすぐに出すこと。)

7 社会科見学旅行・修学旅行の大まかな案と予約。(日程を決め、見学先に予約を入れる。前に行ったから、という考えだけでなく、新しい学習内容、教科書を見て、それに沿ったものにすることが必要。人気のある場所は早く押えるべき。またこの日のこの時間から予約スタート、という場所もあるので事前調べは重要。貸切バスを利用する場合は旅行会社へも連絡。修学旅行などは前学年で押さえてあることが多いので引き継ぎを。)

8 名簿作成(まずは氏名だけの一般の学級名簿。場合によっては各教科の評価用も。交流学級児童がいる場合は、名簿にどう入れるか、学校ごとに違うので、共通理解を図っておく。後に、住所や生年月日も入った名簿を作成。校務支援システムでは、事前のクラス分けをもとに、並び替えるだけですぐにできる。ただし、データは一つずれると、すべて誤りになるので、担任で確認することを忘れてはならない。)

9 出席簿、健康観察簿氏名印打ち(学校によってスタイルが違うので教務主任や養護教諭の指示を確認する。特に出席簿は公簿であるので要注意。休業日の書き方など例を熟読すること。学級閉鎖の場合どうなるのか?事前に知っておくとためになる。ちなみに学級閉鎖は出席停止扱いである。校務支援システムでデータ化されたのでこの作業は不要

□10  導要録分け保健関係書類確認(要録にはとりあえず、個人情報があるので確認。前担任が転退任した時は、指導要録に書かれていることが情報源となる。もちろん前年度の担任がいれば、時折必要事項は聞いておく。様々な角度から。保健関係書類では視力などを確認していくと良い。紙媒体を分けることは校務支援システムでは不要のところもある。

□11 教室を見て掃除(現場に行けば、机椅子の数や棚の配置、掲示板、フックなど、またその教室独自の道具のある・なしが分かり、なんとなく学級経営のイメージがわく。すっきりした教室でその後の準備をしたい。)

□12  学級経営案のイメージ化(校長の方針を元に、自分の方針や目標を持つ。もちろん子どもの実態からスタートすることも忘れない。きちんと書かなくてもメモ程度は必要。学校で経営案のスタイルが分かっていれば、それに当てはめて書くこともできる。)

□13 教室の教師用机の道具を揃える(はさみ、のり、テープ、・・・教室にあるものと、事務室からもらえるもの、自分で持ってくるもの、の区別をしておく。自分のものは名前を書いておかないと後でわからなくなる。私の場合、付箋紙、クリップ、定規、スタンプなども必須。)

《教室設営》

□14 かばん棚・靴箱に名札(シールやテプラを使用。中にはビニルテープに名前を書いてカッター板で切り貼る場合もあるが、靴箱のビニルテープはやがて砂がたまって剥げる場合がある。番号のみ、あるいは貼らない学校もある。名前があると、最初から迷う子どもは少ない。また整理できていない子どもが誰か、すぐわかる。始業式の放課後一斉にする学校もある。)

□15 黒板貼付け磁石名簿(ネームプレート)づくり授業や学級活動その他で色々使える。3セットあればさらによし。テプラとラミネーターと磁石があることが理想。私は児童机用と、授業用と、学級活動用の3種類作ることが多い)

□16 教室黒板常時掲示用磁石シール作成(その日の時間割の123456とか、教科のカードとか、他に必要なもの。これは案外それぞれの先生が持ち歩いているものだ。学校によってはすでに常備されていたり、他の掲示板があったりする。)

 

□17 ぞうきんがけやフックの確認(すぐに使えるように。番号シールをつける。ぞうきん用には洗濯バサミと予備のぞうきんを準備。私は、よく並んでいる写真を、近くに貼っておく。)

□18 ホワイトボード準備(私の場合、これが重要。かなり活用する。中ぐらいのものが学校内にあるかどうか、使えるかどうか。なければディスカウントショップ、100円ショップなどで購入。あるいは白い紙をラミネートして手作りホワイトボードという手もある。少なくとも4人に1個は欲しい。タブレットと電子黒板の導入により、それほどなくてもよくなった。

□19 掲示板及び背面掲示板の活用計画(ざっとアイデアをノートに書き留めておく。特別支援教育の視点からいうと、黒板周囲にあまりベタベタ貼るのは好ましくない。必要分だけにするか、カーテンで授業中は隠せるようにするか。私は黒板の上には学級目標一つ貼るだけ。)

□20 日直の仕事表(毎日行うことを画用紙に書く。私は二人制でごく簡単なことに絞る。)

□21 給食当番表づくり(学校の実態で必要人数が違うので確認を。始業式当日はない場合もあるが意識づけのため初日から伝える。エプロンやマスクを忘れた時、どうするのか対応を最初から考え、対策も示しておく。給食時間の過ごし方も同時に考える。アレルギー対応の児童がいないか確認し、いる場合はどうするか子どもたちにも伝えておく。)

□22 掃除当番表づくり(掃除場所と道具を見ることが重要。広さと人数が合わない場合もある。学校のものだけでなく個人でもお掃除グッズを準備。トイレ掃除を徹底してがんばらせたい。どのような掃除方法にするか、現場を見て考える。合わせて掃除箱を整理いやすいように作り変える。あるいは主事さんに頼む)

□23 係活動案(子どもが来てから、子どもと話し合って、でもよいが、学年の実態に合わせてどういう係が必要かの想定はしておく。あるいは過ごしながら、こういう係が必要だと子どもと話しながら随時決めてしまう場合もある。)

《学級開きのために》

□24 学級開きの日の出会いのシナリオを考える。(子どもとの出会いの第1印象は重要。いろいろな方法がある。明るい笑顔で挨拶をして抱負や願いを述べることは忘れてはならない。そのほかに工夫してみる。私がこれまで行ったケースの例。

 ・事前に児童の氏名を覚えてしまい、顔を見ながら健康観察をした。

 ・折句自己紹介で楽しく名前を伝え、自分のも考えさせた。

 ・花束を持ってクラスの誕生日だと言ってクラスにプレゼントし飾った。

 ・集中力を高める拍手ゲームや無言1分ゲームなどでスタートした。

 ・子ども同士の関わり合いが生まれるエンカウンターなどでスタートした。

ただし子どもに受けようというのでなく、このような学級目標があるから・・と考える。)

□25 学年の教師で学年通信の名前決め。(学年で楽しく話し合う。意外と面白い)

□26 学年通信・学級通信第1号を書く。(保護者へのあいさつと第1週の時間割決定。)

《学習のために》

□27 教科書を読む。(年間の学習の見通しを)

□28 学年の年間指導計画を読む。(ここまでいくには結構道のりは遠い)

□29 研究について調べる。(研究主任に聞く。研究のまとめを読む。最初から授業に生かす)

□30 時間割作成と年間の教育カレンダー作成。(最低、まずは時間割だけでも。)

□31 家庭学習をどうするか決める。(あまり過度な宿題は出すべきではない。自学帳のみでも良い。宿題はプリント1枚程度。翌日自分で丸付けをできるようなスタイルが良い。教師が宿題の丸つけのためにプリント溜め込んでそれに追われるようでは本末転倒。支援の必要な児童は、パターン化されたものが良い。あるいは個人に合わせた宿題や家庭学習という方法も考えるべき。授業で勝負できるなら、宿題は出さなくても良い)

《その他》

□32 学年集会を開く計画。1年生を迎える会の出し物の案。(学年教師で話し合い。)

□33 家庭訪問計画(地図で子どもの家を確認。あるいは校区を歩く。早めに立て始めるが、学校で共通理解しておくことが大事である。早い者勝ちのようにならないよう。)

□34 諸費集めの計画、集金袋準備。(生活保護や準要保護家庭の確認も忘れない。)

□35 地震が起きた時の対応の仕方、避難経路 (訓練を待たずに自分で考えよ。火災避難や不審者対策も。防災頭巾も早めに持ってくるようにしたい。)

□36 教室黒板の升目書き(板書を整然と書きやすくなる。これはオススメ)

□37 机並べの印つけ(床にマジックでラインを入れる。それが難しい環境であればシール)

38 タブレット保管と数、アプリの確認アップデートするものもある。ちなみに本校で使っているものは、iPadあるアプリの中にアップデートすべきアプリがあるので、ポンとタッチ。metamojiQRコード入りカードも引き継ぐ。)

□39 電子黒板や実物投影機などの位置と活用法(教室のどこにあるのか、どこにおくのか、どのように使えるのかを確認。これは学校全体あるいは学年で協力して行った方が良い)


 とりあえず書き並べている。他者にも役立つようにという思いで書いているが、あくまで私自身に役立つことを大前提に書いているものなので、絶対的なものではない。これを参考に、先生方が、自分の学校の慣習やルールにのっとって、自分なりに準備していただければ幸いである。それは、各学級の子どもが気持ち良く新しい学校生活をスタートすることにつながる。  

 やがて担任が決まる。いやもう決まっているところもあるだろう。準備をする中で、さらに必要事項が出てくれば、改善する。先生方から、こういうのもあればいいというのがあれば、むしろ今度はこちらに教えていただきたい。ここのコメントは承認制なのですぐには見えないが、FBで私と友人の方々は、そちらに直接書いていただくとありがたい。 以上     by Saibi Kan
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*熊本市の教職員の実態に最も近い内容です。


by saibikan | 2019-04-04 04:10 | 学級づくり・学年経営 | Trackback | Comments(0)

成功させたい発表会形式の授業参観

授業参観は、基本的に
「教師が演出する場で、児童の学びの姿を親に見せる場」
であると、私は思っている。だから、教室など学習の場において、子どもが関心の高まりを見せ、課題を持ち、それに向かって考えたり悩む子どもの姿を見せたい。そして新たな発見や達成という場があり、1時間の中で一生懸命に取り組んだり、学びを通して変容したりする姿に、親も喜びを感じて欲しいと思っている。子どもがそんな姿を見せられなかったら、それは教師である自分の責任。学び直しをしなければならない。

そんなねらいの授業参観であっても、年に1回ぐらいは「発表会形式の場」を持ってくることがある。それは、すべての子どもが、短い時間でも、確実に主役的な表現者となれるからである。とはいっても、事前の取り組みなしに発表会は行えない。行事ではない授業で発表会形式を行うには、学習発表会や運動会、音楽会とは異なる工夫が必要となる。

そんな思いを「フォレスタSELECTION vo.3」(株式会社SPRIX)では、表記のタイトルで記事として書かせていただいた。そこでは、以下のような3つの工夫を述べている。

1 親にとっても子どもたちにとっても興味深いテーマにする。
2 一人一人が主役になるようスタイルを工夫する。
3 親の期待と満足感を高める事前のお知らせと、当日のちょっとした手立てを行う。

具体的には、読者の方と面と向かって話せれば最良の道だが、とりあえず本を買って読んでもらえれば分かるだろう。わずか2ページの記事。一応、一生懸命考えて書いた内容。できればこのブログでも、いずれ、かいつまんで伝えたいと思う。
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なぜ、今日、この記事を書いたか?
先日、実際に授業参観で発表会形式を行ったからである。
しかも書いてある内容とはまた違った工夫を行った。
発表会形式でも、工夫をすれば面白くなる。

逆に、何の工夫のない、子ども任せの、相手に伝える気持ちが見えない発表会は、すべきではない。

by saibikan | 2019-02-05 21:13 | 学級づくり・学年経営 | Trackback | Comments(0)

「ぼくの心を分かって〜絵を描くのは嫌いだ」おわりに

「ぼくの心を分かって〜絵を描くのは嫌いだ〜」最終回です

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おわりに
 リョウタは,実際にいる特定の子どもではありません。これまで私が出会った子どもたちの様々な特徴を併せ持った一人です。でも、こんな子どもって先生方の身近にいませんか?

 登場する教師たちは、実は、私自身のプラス面とマイナス面を強調して描いた教師像でもあります。思い通りに動かない子どもにいらいらして、つい子どもにあたってしまう。たくさんの子どもがいる学級を受け持って、個人にかまっていられないから、知らぬ間に見捨ててしまう。私にはそんな過去があったと強く反省しています。だからこそ、教職年数を多く経験した今だからこそ、目の前の子どもたち一人一人に目を向けて全力を尽くして、よりよく子どもを育てたいと考えるようになりました。

 もちろん子どもに対して厳しさも必要です。子どもの言い分を全部聞き入れることがよいとは思いません。ただ言えるのは、子どもの表面だけを見るのでなく、言葉や行動から心の中を推測して子どもにかかわることが、とても重要だという事です。「ぼくの心をわかって」と心の中で叫んでいる子どもの思いに気付きましょう。そして、特性ある子どもに対する言葉かけを変え、子どもの発言や行動の裏にある思いや考えに目を向けてみませんか?そこから子どもに学びの意欲を持たせる方法も生まれ、様々な言葉かけや手立てによって、誰もが安心して学習に臨める学級となるでしょう。さらに互いの作品を見合うような学習を取り入れることで、集団の中に学びの力と豊かな心が育ち、一人一人に自尊感情も高まるに違いありません。

 リョウタのような子どもが、「絵を描くことが好きだ!」となるためには、以上のようなことを踏まえながら、教師がまず、絵画表現や鑑賞に対する意識を変えることです。表現する楽しさを味わわせること、表したいものへの思いを引き出すことを大事にしましょう。そして「上手に」を意識させるのでなく「自分なりに考えて」「工夫して」を大切にして表現するような授業づくりを進めましょう。作品を見るときは、教師も子どもも、作者の思いがどのように表現されているか、どのように工夫されているかを考え、その良さを認め合うようにすることです。そのような手法や考え方は、他の教科でも生かせます。 

 社会や保護者、学校の状況がずいぶん変わってきて、教師もやりづらい時代になったことは実感しています。もちろん子どもの行動や心も変わってきました。様々な子どもがいて、個のニーズに対応するためには、教育環境も改善されなくてはならないし、私たち教師の考え方や取り組みも変わって行かなくてはなりません。ただし、どんな状況であれ、目の前の子どもを一人も見捨てる事なく、育てることだけは、私達の使命であるといえるでしょう。そのためには、私たち教師も学び続けなくてはなりません。仲間や社会、そして子どもの心から。

               2017.3.3    Kan

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最後まで読んでくださりありがとうございました。




by saibikan | 2018-12-31 09:47 | 学級づくり・学年経営 | Trackback | Comments(0)

「ぼくの心を分かって〜絵を描くのは嫌いだ〜」5Point

「ぼくの心を分かって〜絵を描くのは嫌いだ〜」今回は9回目。
Part5の「Point」です。
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Point5ー互いの作品を見合う事の大切さー

 Point5ー互いの作品を見合う事の大切さー

 クラスの多くの子どもたちが、自分の作品を人に見られる事をいやがる場合があります。その原因として次のようなことが考えられます。

・学級内に他者を冷やかしたり、からかったりする傾向がある。 

・「作品は上手なことがよい」というという意識がある。

・掲示する作品が大事にされていない。

 人は表現した作品が他者に認められると、表現した喜びも倍増します。子どもならなおさらでしょう。図画工作の学習の中で、人によって様々な表現があることやそれぞれの人なりの工夫があることをよさと認め、ほめ合う鑑賞学習を充実させましょう。そして、その褒め言葉も作品とともに掲示するなど視覚化しましょう。このような学習を進めると、子どもは表現することが楽しくなり、創造的な表現力が高まります。そして何より、学級内に穏やかな人間関係を生み、雰囲気も良くなります。褒められた経験が少ない子どもにとって自尊感情が高まる活動でもあります。

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*物語の各章ごとに、解説的なものを入れました。これは、図画工作の授業をする教師向けです。ただし、保護者も含めた大人全体へ、子どもの造形活動や作品の理解という視点で考えていただきたい点も意識して書いています。


*写真は、過去の別の題材授業の掲示と鑑賞のシーンです。この物語の内容とは関係ありません。

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by saibikan | 2018-12-30 21:20 | 学級づくり・学年経営 | Trackback | Comments(0)

ぼくの心を分かって〜絵を描くのは嫌いだ〜5

「ぼくの心を分かって〜絵を描くのは嫌いだ〜」今回は8回目。Part5です。

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5 ほめあい、認め合う鑑賞っていいな

  全員の絵が出来上がって黒板に貼られた。

「いいなあ。どの絵もいい」

 南田先生は、ぼくたちに半分背を向けて、つぶやいた。そして

「みんな一生懸命描いたね。どの木にも心がこもっているよ」

笑顔を見せてうれしそうにそう言った。

(どの絵もいい。心がこもっている)

ぼくは南田先生の言葉をくり返しながら、みんなの絵を見ていた。

(たしかに形も色も一人一人違うけど、同じエノキだ。面白いな。そうかあ、人によって見え方が違うのかもしれない。ぼくは葉っぱを一生懸命描いたけど、マイちゃんは枝がだんだん細くなっているのが特徴。タケオ君の絵は、空の色がきれいで木の色がこくて目立っている)

 先生はそんなぼくの心の言葉が聞こえたかのように、こう言った。

「どの人も、工夫している。一人一人、木の見え方が違うし、表し方が違う。大事なのは、自分なりに工夫できたかどうかってことだよ」

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 そしてぼくたちは、先生から配られた作品カードに、自分の絵に対する思いを書いた。ぼくは何と書いていいか最初はわからなかったけど、先生が

「リョウタ君にとって、エノキの根っこのあの場所はどんな場所?」

と訊いてきたので

「落ち着く場所」

と答えた。すると、いらいらしてエノキの根っこに座った時、葉っぱを眺めていたらその隙間から、光が見えてきれいだったことを思い出した。自分の絵の葉っぱが、その場面と一瞬重なった。

 さらに先生は、絵をみんなに戻すと、付箋紙を3枚ずつみんなに配った。そして絵の下に置くように言われた。

「これから、絵の鑑賞会をします。友達の絵を見て、いいなあと思った事を付箋紙に書いてください」

 ぼくはマイちゃんと席を交代した。マイちゃんの絵をみて、

「木が動いて見える。にぎやかです」

と書いた。本当はいっぱい思ったけど、うまく文章に書けなかった。「リョウタくんの葉っぱもにぎやかよね。形や色がいろいろあって。本当の木ってさあ、確かに11枚違うもんね」

マイちゃんの言葉に、ぼくはうれしくなって

「マイちゃんの絵はね、えだがすごいよ。くねくねしてたり、先が細くなってたり、ぼくこんなに描けないもん」

 マイちゃんも嬉しそうだった。


 その後また席を立って、他の人の絵も見に行った。それぞれの木を見るのはとても楽しかった。途中で、ハル君が、ぼくの絵の前で何か言いながら、別の友達とへらへら笑っている姿が見えた。その姿を見て、いらっとした。きっとぼくの絵を馬鹿にしているに違いないと思った。いつもならぼくは机をドンドンたたくところだけど、なぜだか今日は、みんなの絵を見ることを続けた。

 最後に自分の席へ戻るとぼくの絵の下の付箋紙に新しい言葉が書き加えられているのを発見した。


・葉っぱの色が、いろいろ出ていますね。がんばって描いたのですね。

・木の根っこが広がって、力強いです。リョウ君の場所でしょう?


 うれしかった。ほめてもらった。絵の中にぼくの心を見付けてもらった。絵を描いてこんな気持ちになったのは初めてだった。(終)


***************(Point5は次号へ)*******



by saibikan | 2018-12-30 08:48 | 学級づくり・学年経営 | Trackback | Comments(0)

ぼくの心を分かって〜絵を描くのは嫌いだ〜4

「ぼくの心を分かって〜絵を描くのは嫌いだ〜」
これは1年前に電子図書として出版した書籍です。(無料)
全29ページの短編。
10回連載(この記事について1日1〜2回)で投稿します。
今回は7回目。Part4です。

ただし写真は、ブログ用に、記事に合うものを付け加えています。

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4 自分色を作ることが大事

 次の図工があった日、ぼくは学校を休んでしまった。木に色を塗る日だったのに、朝から具合が悪くなった。お母さんは

「やっぱり図工があるからかねえ」

と言った。でも違う。だってぼくは色を塗るのをちょっと楽しみにしていたから。じゃあなぜまたお腹が痛くなったのかと言われてもぼくには分からない。ただみんなや先生が、

「また図工の日に休んで・・・」

と言うかもしれないかと思った時の方が、胃が痛んだ。


 夕方、友達が連絡帳を届けてくれた。そのとき一緒にメッセージカードが挟んであった。そこには、先生と同じ班の友達からのひとことが書いてあった。

・リョウタ君がいないとさびしいです。早く来てね。(アイ)

・先生が分かりやすい色のぬり方のビデオを見せてくれたよ。(サヤ)

・今日の図工は、みんな楽しく色をぬったよ。おもしろかった。あと1時間また色ぬりがあります。ということでリョウタ君もセーフ!(ケン)

・リョウタ君元気?よくなったら学校に来てね。待っているよ。(南田)


 友達からの言葉は何となく嬉しい。そして、ああ、やっぱり学校に行けばよかったなあ、とカードを見ながら、ぼくは思った。

 色塗りの最後の図工の日がやって来た。みんなの絵を見てびっくりした。ほとんどの人が半分以上塗っていたからだ。それもみんな違う感じの色を出していた。
「先生、みんながビデオを見たって・・・」

「リョウタ君も見るかい?」

「見る!」

 先生は、タブレットを持って来てぼくの机に置いた。目の前で映像が流れた。タイトルは「水彩絵の具の使い方」だ。

「いいなあ、リョウタ君」

 友達が騒ぐ。先生は、ぼくのためにこれを用意したの?

「みんなが見たビデオを一人で見るためのものだ。これからタブレットはこんな使い方もするんだよ。さ、ほかのみんなは自分の絵を仕上げよう」

 先生はそう言うと、色ぬりをしているみんなの席の近くを回りながら、一人一人を褒めまくっていた。ぼくはたった一人で、タブレットの中の映像を見た。

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 ビデオはとても分かりやすかった。だって、パレットの使い方や筆の洗い方など、これまで頭の中でごちゃごちゃしていたのが、とても整理されていて分かったから。でも、みんなと一緒に見たかったな。3分ほどで映像は終了。その後は実際に先生が近くで塗り方を教えてくれた。

 みんなよりも遅れていたけど、ぼくはがんばって茶色と緑と黄色をたくさん使って、少しずつ色を変えながら塗った。この前、葉っぱが少ないって先生から言われたから、たくさん葉っぱを筆で描いた。いつのまにかぼくの木は、この前よりずいぶん大きくなって,鮮やかだった。

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 先生が色を塗るとき、いろいろなやり方を教えてくれたけど、先生が言った言葉で心に残った言葉がある。

「上手に描こうなんて思わなくていい。自分色を作ることが大事なんだ。そして自分色を大切にするんだ」

 そんな言葉を聞いた事がなかった。これまでの図工では「上手に描くには」「上手に描こう」って言われ続けて来た。でも、南田先生は、違った。自分色を作ることが大事だって何度も言った。南田先生はやっぱり何か違うなあと、ぼくは思った。

 ぼくは葉っぱの色をたくさん作っている中で、黄緑よりちょっと明るい緑色がお気に入りになった。その色をたくさん使った。丁寧に大切に塗った。この柔らかい明るい色が自分色なんだろうと思った。

 最後はみんなと同じように仕上がってほっとした。たった1本の木絵だったけど絵を描くことでこんなに満足したことは初めてだった。

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Point4ー安心して学習に臨める言葉掛けと手立てー

 教師は、子どもの絵を見て「あなたは上手だね」「みんな上手に描きましょう」と声をかけがちです。実はそれが、ある子どもたちにとっては、「自分は下手だ」という劣等感を植え付けてしまうのです。大切なのは、技能的な優劣でなく、もっと子どもなりの工夫や発想・構想を、教師が見つけ褒めることです。そのためにも、絵を描き始める時、「自分色を作ろう。自分色を大切にしよう。人と違っていいんだよ。」という声かけは、効果的です。その言葉で、子どもは絵を描くときに安心感を持ちます。そしてやがては、創造的技能の高まりにつながります。

 また子どもは、学校を休んでしまうと、その分授業を受けていないので子どもは不安になります。いつのまにか先に進んでしまった、もう分からない、とパニックにさえなる子どももいます。教師は、授業の最初に復習を入れたり、個別の指導時間をとったりしますが、このようにタブレットをうまく活用する方法もあるのです。支援の必要な子どもにとって、ICTは強い味方です。

****************(Part5に続く)



by saibikan | 2018-12-29 06:30 | 学級づくり・学年経営 | Trackback | Comments(0)

ぼくの心を分かって〜絵を描くのは嫌いだ〜3(後半)

「ぼくの心を分かって〜絵を描くのは嫌いだ〜」
これは1年前に電子図書として出版した書籍です。(無料)
全29ページの短編。
10回連載(この記事について1日1〜2回)で投稿します。
今回は6回目。Part3(後半)です。

ただし写真はブログ用に付け加えています。


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「では今からすることを言います」

 そういうと先生は黒板にカードを貼り始めた。

  1 スケッチペンで線をかく練習(教室)

  2 スケッチペンでエノキを画用紙にかく本番(校庭)

  3 絵の具の点けん(教室)

 どうやら今日は、絵の具は点検だけで色は塗らないらしい。先生は、

「いろいろな線を工夫してエノキを描こう

と黒板に、今日のめあてをかいた。そして、チョークを指で挟んで

「今からね、この1本のチョークで、鉄の玉とシャボン玉を描くよ。」

と言って、黒板に大きな丸をゆっくり2つ描いた。先生は、一つは力を入れて太い線の大きな円を描き、もう一つは軽い感じで細い線の大きな円を描いたのだ。

「どっちがシャボン玉か分かる?」

 みんなうなずいて指差した。ぼくだって分かるよ。だってこっちの丸の方が、線は細いじゃん・・・。そうか、細くて弱い線で描くと軽いものが描ける!太くて強い線で描くと重いものが描けるのか!

 そして先生はあるペンを取り出した。

「これはいろいろな線が描ける魔法のペンです!」

みんながどっと笑った。

「うそだあ!」

「いや、うそじゃないよ。先が四角形になっているから、太い線も細い線も描けるんだ。誰でも工夫すればいろいろな線が描けて、絵が生き生きとしてくる魔法のペンさ。」

 びっくりしたのは先生が魔法のペンを全員分用意していたこと。ぼくも紙とペンをもらってすぐに描いてみた。すっきり線とか、ふにゅふにゃ線とか、点々線とか他にもいろいろな線があるよって教えてくれた。ぼくはうれしくなっていろいろな線を描いた。線を描くだけでこんなにおもしろいのだと思った。

「じゃあいよいよ,大切なエノキを描きに行こうね」

 先生の一言ではっと我に返った。そうだ、このあとはエノキを描きに行くのだった。

 画板に画用紙をはさみ、ペンを持って靴に履き替え、運動場に出た。エノキの下に来たら、ぼくは、この前,南田先生と話した事を思い出した。そしてまじまじとエノキを見つめた。

(こんなにエノキをじっくり見た事なかったな。ここにはこんな大きなくぼみがあったのか)

「木には重い感じがするところと軽い感じがするところがありますよ」

「木の根元と枝の先かな」

「外側の線と内側の線も太さを変えて、工夫するとよいです」

「木の体の線と葉っぱの線も変えるといいよね」

 木の下で、先生とぼくたちはそんな会話をした。その後、いっせいに描き始めた。

 5分ぐらいして

「できた!」

ぼくは先生に描いた絵を持っていった。

「おお、根元を太くしてよく描けたね。この枝の先のくるくる回っている線が面白い。ここは葉っぱかな?」

南田先生がほめてくれた!

「はい。そしてここがあのくぼんでるところ」

「おお!よく見ている。たった5分でここまで描けるなんて。でもまだ時間はたっぷりあるよ。もうちょっと見て描いてみないか?」

「先生、もう全部描いちゃったから、ぼくはもういいです」

「そう?もうちょっと葉っぱとか枝とか描くとさらによくなるよ」

 (南田先生も無理言うなあ。もう描けないよ・・)


c0052304_04174225.jpg

 ぼくは先生の言葉を無視して、みんなが描いている周辺を歩き始めた。すると、落ち葉や枯れ枝が目に入った。

「よし、こうしたらどうかな?」

 ぼくは画用紙の上に落ち葉と枝を置いてみた。ペンで描いた線と実物が重なり合って面白かった。自分でケラケラ笑ってしまった。

「リョウタ君、遊んじゃだめじゃない」

 アイちゃんの声が聞こえた。遊んでないよ、とアイちゃんの方を振り向いたとき、ぼくの行為に気付いた先生が走って来た。しまった!怒られる!と思った時、先生がこう言った。

「面白い!ちょっと写真を撮らせて。」

先生はぼくが描いた、というか作った絵を撮影すると

「アイデア賞だね。ただ実物は絵には使えない。あとは色で描こうか。葉っぱや枝を筆で書き加えると、きっと賑やかになるよ。」

 ぼくはほっとした。おこられずにすんだ。でも先生の言葉でなんとなく色塗りもできそうな気がしてきた。

c0052304_21535611.jpg

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Point3—「学びたい!」という心をもたせることー

 図画工作には様々な題材があります。絵画も、身近なものから想像上のものまで多様なものを対象にします。そのとき、子どもの中に「描きたい!」という気持ちが湧き起こることが大切です。特に絵を描くことが苦手、嫌いという子どもには、教師の工夫ある指導や支援が必要です。絵の具やパスなどの画材で表現する面白さを体験することによって、子どもは「絵を描くって面白い!」という関心が高まります。そして、描く対象物への思いを膨らませるといった活動によって、「〜を自分なりに描いてみたい」という意欲が沸き起こります。

 子どもに「学びたい!」という気持ちをもたせることは、どの教科の学習でも大切なことです。

****************************(Part4へ続く)


by saibikan | 2018-12-28 05:32 | 学級づくり・学年経営 | Trackback | Comments(0)


アートな授業作りに臨む日々。ICT活用や美術館活用、問題解決学習。思考力と心。基本はアナログ。ADE・ランナー・小学校教師Kanのblog。


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