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アニマル鉛筆立て

4年図画工作 立体 アニマル鉛筆立て
実施は何年生でも可能 

栄養ドリンクなどの小さな空き瓶が基本
紙粘土 絵の具 ニス
鉛筆を立てて使うこと
そのためのアイデアを考える
アニマル(動物&生き物)に限る

条件は以上

できた作品を数点紹介
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by saibikan | 2018-03-17 18:48 | 4年図工授業 | Trackback | Comments(0)

見方を変えて〜造形展の1コマ〜

見方を変えて〜造形展のコマから〜

体育館に全学年、全児童の作品が並ぶ校内造形展。
自分の学年は「アニマル鉛筆立て」。小さな空き瓶を利用して紙粘土で作る鉛筆立てが題材。
これを今年は校内造形展に出品。学年の数点をカメラに収めた。それぞれの工夫に着目して、全員分を写真に撮った。クラスにはカンガルーを作っている子が4人いた。その4つをあえて並べておいてみた。
寄ってきた低学年が
「わ、カンガルーがいっぱいいる」
高学年児童が
「おもしれえ、カンガルー軍団」
と言う。横から
「これがお母さん」
とつぶやく小さな女の子。
「どうしてお母さん?」
「だって赤ちゃんがいる」
「あらあ、ほんとだ。」
「他のはなんで赤ちゃんがいないのかな」
なんて会話が始まった。並べることでインパクトがあったようだ。

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ある学年の展示場にお面が並んでた。見てるだけで楽しい。
「このクラスは河童が多いですね。」
そばにいた担任に言った。バラバラではあるけど、壁のあちこちに緑色のカッパが飾ってあるのが目に飛び込んできたから。
「そうなんですよ、すぐ人の真似ばかりしちゃって。誰かが河童を作ったらすぐそれに流されちゃう。」
ああ、そんな意味で言ったんじゃないんだけど・・・と思って
「同じように見えてもそれぞれ違って面白いっす!」
と笑って話した。
その先生がうちの学級の作品群を見て
「カンガルーを固めておいてありますね。こんな並べ方もあるんだ。」
と呟いた。
「面白いなあ。わたしなんかあえて河童を散らして目立たないようにしたんですよ。並べるとどれが上手かと比べられるし。」
僕は
「でもこうやって並べるのも面白いでしょ?結構子供たちも面白がってます。こうすると共同作品みたいにも見えてきて・・・それに、全部袋があって首が取れるペンたてってのはまさに一緒でなんですけど、よ〜く顔を見たら一人一人違うんですよね。」
そんな会話だった。


確かに一人一人題材も違うのがいい。全員が独創的なアイデアでバラバラの作品が並べばそれに越したことはない。でもなかなか自分では考えられない子どももいる。隣の人のを真似てようやく作れる子どももいる。自分の考えで作っていて思うようにいかず、作品を潰したくなりながら、友達のを見て
「あ、あれなら自分も作れるかも」
と最初のアイデアと変わっていく子どももいる。そんな過程の中で造形の楽しさに触れていく子どもがいる。

似たような作品があることは、制作途中で分かる。
「お、カンガルーがいる。出来上がりが楽しみ」
と声をかけたら
「先生、〜ちゃんのもカンガルーだよ。」
と周囲から声が聞こえる。
「どれどれ、あらほんとだ、よく似てる。姉妹みたい」
と僕は返す。
「〜ちゃんのを真似したんだよ」
といかにもどちらかを否定するような声も聞こえる。
「いいじゃないか〜」
「え?」
「真似されるってことは良いことだ。手本にされてるんだから」
「そうなの?」
「それにねえ、真似しようったって全く同じにはならないよ。どんなに似ていても、その人の作り方はその人しかできないことがある。」
子どもたちは自分の作品を作りながら、僕とある児童の会話を聞いている。そして僕は、カンガルーの製作者に近づいて
「楽しそうな顔をしてるねえ、口が笑ってる」
別のカンガルー製作者には
「お、君のカンガルーは袋が深くて赤ちゃんが気持ち良さそう」

教室で展示した時にすでに僕が4つを並べて置いた。子どもたちはそれを見て笑った。
「おもしろ〜い」
「家族みたいだろ」
「確かに」
「これがママ?」
順番を勝手に並び替えたりしている。そこにはすでに誰が誰のを真似したとか、真似すんなとかいう会話はなかった。もちろん、アイデアを生み出す力は、大きく評価すべきである。僕は誰が最初にカンガルーを考えてペットボトルの蓋を袋にしたかはわかっている。製作者同士もそれをわかっている。そのことはすでに制作途中で評価している。

作品が完成した時は、その子なりの工夫ある表現を褒めたい。全ての作品にその子なりの工夫がある。そして展示の仕方をどう工夫すれば、その作品の良さが伝わるか、考えたい。それらは、やはり、制作している子どもの近くにいてこそ見えてくるものがある。完成された作品を鑑るだけでなく、活動・制作している子どもの姿を見ることが重要である。



by saibikan | 2018-03-17 15:07 | 造形展・子美術展・児美教室 | Trackback | Comments(0)


アートな授業作りに臨む日々。ICT活用や美術館活用、問題解決学習。思考力と心。基本はアナログ。ADE・ランナー・小学校教師Kanのblog。


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